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子供の習い事ってどうやって選んでる?
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子供の習い事ってどう選んでる?
親のやらせたいモノ?
子供がやりたいって言ったモノ?
それともその子の苦手な分野を強化するためのモノ?
先日ギョッとする話を聞きいたんだよね。その話をするね。
娘がお習字を習っているんだけど、そこのお教室のおばあちゃん先生の嫁さんと私が仲がいいの。
そこでそんな親いるんだ!!と思うような話を嫁さんから聞いた。おばあちゃん先生も嫁さんに言うくらいだから相当困ったんだろうなと。
冬休みになると小学校で書き初めの宿題でるでしょ?そこのお教室はその宿題を見てくれるの。すごく助かる。
その書き初めの宿題の受講が終わった数日後の事です。生徒のA君がパパとママと3人でお教室(先生の自宅兼教室)になんのアポもなしに突然現れたそうです。
A君はギャーギャー泣いていたもんだから、おばあちゃん先生がどうしたの?と聞いたんだって、そしたら……
A君が書き初めを上手く書けなくて何回も書き直したんだけど、全然納得のいく作品が書けなかったそうです。しかも納得がいかないのは本人じゃなくてママ。
もうちょっと厳しく指導してほしいという内容の事を言われようだ。そして話の流れで致し方なく特別に個別で指導する羽目になったんだって。しかも無料で。
ママの気迫に圧倒されて断れなかったみたい。おばあちゃん先生も個人経営の習字教室だから保護者と揉めたくないんだろうな。変なウワサ立てられそうだし。
パパもママの後ろで頷いて賛同してたみたいだけど、その状況を異常と思えないパパも……うん。
受講中もさぁ。おばあちゃん先生がここをもうちょっと直した方がいいよって指摘するとA君は「でも学校ではこう教わったー」と反抗的な事を言うらしい。おばあちゃん先生も「じゃあそうしたらいいんじゃない」と答えるようにしているみたい。これじゃあ指導する意味あるのか?
イヤミったらしく否定的なところはご両親そっくりだそうです。
その特別受講を終えた後日、A君のパパにおばあちゃん先生がたまたまお会いした時にこないだの書き初めの事を聞いたそうです。
そしたらやっぱりママが納得のいく作品に仕上がっていなくて、特別受講の日の夜に泣きながらまた書いたそうです。
せっかく特別に受講したのに、その時間が意味がなかったようなニュアンスの事を言われ、ガッカリしたそうです。
やっぱりパパもなんか……うん。闇深いなこの家庭。
どうやらA君のママは昔優秀な方だったみたいで、書き初めとか硬筆で選手に選ばれた事もあるレベルの実力があるらしく、自分の息子が字が汚いのはおかしいと言ってるんだって。
あろうことかA君は左利きで、左利き独特の字を書くそうです。それをママが下手くそ下手くそと言っていて、習字教室に通わせるようになったらしい。
実際私がA君の作品を見て思ったのは、別にそこまで下手ではないじゃん。上手くもないけど、そこまで罵倒されるような汚さではない。ママが完璧主義なのでは?
お教室に入会すると書道協会に登録して毎月冊子がもらえるの。それで級や段がいただけるんだけど上手い子は金賞とって冊子に写真で作品が載ったりするんです。
元々字を書くのが得意で入会した生徒さんはバンバン金賞とか銀賞とってるんだよ。学校の硬筆選手に毎年選ばれる子もたくさんいる。このおばあちゃん先生はなにげに実力派なんだよ。
実はうちの娘も字とか絵を書くのが好きで、1年生の時に硬筆の選手に選ばれたのをキッカケにお習字の門を叩いたの。本人もやりたそうだったし。良いところを伸ばそうと思って始めた。
自慢話になってしまうが、うちの娘も年に何回か金賞を取って写真に載せていただいてる。
そういう上手い子たちを横目に全く賞が取れないA君。虚しい思いをしているんだろうな。この環境じゃ自己肯定感が低くなる一方じゃん。不得意分野の教室にブッ込まれて、案の定ここじゃあ劣等生。そりゃ卑屈にもなるよな。
そしてまだ話は終わってない。A君のママが書き初め用の大きい半紙と墨汁がないのでくれないか?と言ってきたらしい。そもそも習字教室で道具の販売はしてないのに。おばあちゃん先生もさすがに何この人!?と思ったらしい。
書き初めの半紙はすでにおばあちゃん先生の所になくて諦めたらしいのですが、墨汁はおばあちゃん先生のストックがたまたまあったので、これでよければ……と言って売ったらしい。自分でホームセンターで買えやっ!!最近ではスーパーとかコンビニでも売ってるのに。
こんなことがあったからさぁ、おばあちゃん先生もA君の下のお子さんまで入ってこられたらどうしよう~とか言ってビビってるんだって。
この話を聞いて泣きながら習い事をさせる親ってどうなの?と私は思ったんだよね。本人が好きでやってるってんだったらそりゃあ、やった方がいいんだよ。
それにさあ、習字は習わなくったって上手い子はうまいの。クラスにいなかった?毎回選手に選ばれるのに習字習ってない子。
習ってたって上手く書けない子は書けない。それなりに成果はあるかもしれないけど、元々上手い子にはかなわない。本人のやる気次第だけどさぁ。
子供本人も嫌だし、おばあちゃん先生にも迷惑かけてるし、ママもイライラしてるし負のスパイラルじゃん。それに毎月お金払ってるのバカバカしくない?
ママ本人が自分の子供が選手に選ばれないのはおかしいと思ってるんだろうな。もしそうだとしたらそれ自分の私欲じゃんか。プライド高っ。
実際◯◯やらせてみたけど、本人が苦痛になってるからそろそろやめようかなって気付いてる親の方がよっぽど優秀なんだよ。見極めが上手い。
泣きながらやらされる習い事って……なんかねぇ。A君が可哀想に思える。まぁ人んちんのご家庭の事なので何も言わないけどさ。自分はそうならないように気をつけよう。
自分の子供らには習い事楽しいのか?続けたいのか?をちょこちょこ聞こうかなと思った。実際お教室に親がついていく訳じゃないから、お教室の中ではどんな感じなのかわからないからね。
それともう一つ。いつでもやめていい感じの雰囲気は作っておこうかなと。本人が罪悪感を感じながらやめるのは良くないと思う。「ママは続けろって言ったのに!!」とか絶対言っちゃダメだよな。
やめたいと言われたら「あっそう。別にいいよ」くらいラフに行こうかなと。やめるタイミングも本人の意見を聞きながらだな。
あっ。これは私の意見なので無理して賛同しなくていいからね。子どもの将来を思って習わせてるのなら、それはそれでいいんじゃない。だって私もこれが合っているのかわからないんだから。
親のやらせたいモノ?
子供がやりたいって言ったモノ?
それともその子の苦手な分野を強化するためのモノ?
先日ギョッとする話を聞きいたんだよね。その話をするね。
娘がお習字を習っているんだけど、そこのお教室のおばあちゃん先生の嫁さんと私が仲がいいの。
そこでそんな親いるんだ!!と思うような話を嫁さんから聞いた。おばあちゃん先生も嫁さんに言うくらいだから相当困ったんだろうなと。
冬休みになると小学校で書き初めの宿題でるでしょ?そこのお教室はその宿題を見てくれるの。すごく助かる。
その書き初めの宿題の受講が終わった数日後の事です。生徒のA君がパパとママと3人でお教室(先生の自宅兼教室)になんのアポもなしに突然現れたそうです。
A君はギャーギャー泣いていたもんだから、おばあちゃん先生がどうしたの?と聞いたんだって、そしたら……
A君が書き初めを上手く書けなくて何回も書き直したんだけど、全然納得のいく作品が書けなかったそうです。しかも納得がいかないのは本人じゃなくてママ。
もうちょっと厳しく指導してほしいという内容の事を言われようだ。そして話の流れで致し方なく特別に個別で指導する羽目になったんだって。しかも無料で。
ママの気迫に圧倒されて断れなかったみたい。おばあちゃん先生も個人経営の習字教室だから保護者と揉めたくないんだろうな。変なウワサ立てられそうだし。
パパもママの後ろで頷いて賛同してたみたいだけど、その状況を異常と思えないパパも……うん。
受講中もさぁ。おばあちゃん先生がここをもうちょっと直した方がいいよって指摘するとA君は「でも学校ではこう教わったー」と反抗的な事を言うらしい。おばあちゃん先生も「じゃあそうしたらいいんじゃない」と答えるようにしているみたい。これじゃあ指導する意味あるのか?
イヤミったらしく否定的なところはご両親そっくりだそうです。
その特別受講を終えた後日、A君のパパにおばあちゃん先生がたまたまお会いした時にこないだの書き初めの事を聞いたそうです。
そしたらやっぱりママが納得のいく作品に仕上がっていなくて、特別受講の日の夜に泣きながらまた書いたそうです。
せっかく特別に受講したのに、その時間が意味がなかったようなニュアンスの事を言われ、ガッカリしたそうです。
やっぱりパパもなんか……うん。闇深いなこの家庭。
どうやらA君のママは昔優秀な方だったみたいで、書き初めとか硬筆で選手に選ばれた事もあるレベルの実力があるらしく、自分の息子が字が汚いのはおかしいと言ってるんだって。
あろうことかA君は左利きで、左利き独特の字を書くそうです。それをママが下手くそ下手くそと言っていて、習字教室に通わせるようになったらしい。
実際私がA君の作品を見て思ったのは、別にそこまで下手ではないじゃん。上手くもないけど、そこまで罵倒されるような汚さではない。ママが完璧主義なのでは?
お教室に入会すると書道協会に登録して毎月冊子がもらえるの。それで級や段がいただけるんだけど上手い子は金賞とって冊子に写真で作品が載ったりするんです。
元々字を書くのが得意で入会した生徒さんはバンバン金賞とか銀賞とってるんだよ。学校の硬筆選手に毎年選ばれる子もたくさんいる。このおばあちゃん先生はなにげに実力派なんだよ。
実はうちの娘も字とか絵を書くのが好きで、1年生の時に硬筆の選手に選ばれたのをキッカケにお習字の門を叩いたの。本人もやりたそうだったし。良いところを伸ばそうと思って始めた。
自慢話になってしまうが、うちの娘も年に何回か金賞を取って写真に載せていただいてる。
そういう上手い子たちを横目に全く賞が取れないA君。虚しい思いをしているんだろうな。この環境じゃ自己肯定感が低くなる一方じゃん。不得意分野の教室にブッ込まれて、案の定ここじゃあ劣等生。そりゃ卑屈にもなるよな。
そしてまだ話は終わってない。A君のママが書き初め用の大きい半紙と墨汁がないのでくれないか?と言ってきたらしい。そもそも習字教室で道具の販売はしてないのに。おばあちゃん先生もさすがに何この人!?と思ったらしい。
書き初めの半紙はすでにおばあちゃん先生の所になくて諦めたらしいのですが、墨汁はおばあちゃん先生のストックがたまたまあったので、これでよければ……と言って売ったらしい。自分でホームセンターで買えやっ!!最近ではスーパーとかコンビニでも売ってるのに。
こんなことがあったからさぁ、おばあちゃん先生もA君の下のお子さんまで入ってこられたらどうしよう~とか言ってビビってるんだって。
この話を聞いて泣きながら習い事をさせる親ってどうなの?と私は思ったんだよね。本人が好きでやってるってんだったらそりゃあ、やった方がいいんだよ。
それにさあ、習字は習わなくったって上手い子はうまいの。クラスにいなかった?毎回選手に選ばれるのに習字習ってない子。
習ってたって上手く書けない子は書けない。それなりに成果はあるかもしれないけど、元々上手い子にはかなわない。本人のやる気次第だけどさぁ。
子供本人も嫌だし、おばあちゃん先生にも迷惑かけてるし、ママもイライラしてるし負のスパイラルじゃん。それに毎月お金払ってるのバカバカしくない?
ママ本人が自分の子供が選手に選ばれないのはおかしいと思ってるんだろうな。もしそうだとしたらそれ自分の私欲じゃんか。プライド高っ。
実際◯◯やらせてみたけど、本人が苦痛になってるからそろそろやめようかなって気付いてる親の方がよっぽど優秀なんだよ。見極めが上手い。
泣きながらやらされる習い事って……なんかねぇ。A君が可哀想に思える。まぁ人んちんのご家庭の事なので何も言わないけどさ。自分はそうならないように気をつけよう。
自分の子供らには習い事楽しいのか?続けたいのか?をちょこちょこ聞こうかなと思った。実際お教室に親がついていく訳じゃないから、お教室の中ではどんな感じなのかわからないからね。
それともう一つ。いつでもやめていい感じの雰囲気は作っておこうかなと。本人が罪悪感を感じながらやめるのは良くないと思う。「ママは続けろって言ったのに!!」とか絶対言っちゃダメだよな。
やめたいと言われたら「あっそう。別にいいよ」くらいラフに行こうかなと。やめるタイミングも本人の意見を聞きながらだな。
あっ。これは私の意見なので無理して賛同しなくていいからね。子どもの将来を思って習わせてるのなら、それはそれでいいんじゃない。だって私もこれが合っているのかわからないんだから。
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