トライアングル・マーダー

シンエネ

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中学校編

~第1話~ トライアングル測定

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 どれだけの時間が経過したのか分からないが激しい頭痛により意識が徐々に回復してきた。

 「うっ、、ここは」

 不思議とこれまでに起きたことを全て思い出すのにはそれ程時間はかからなかった。状況の把握のため混濁した頭で周囲を見回す。そこはコンクリートに囲まれた独房の様な部屋。正面には校門の扉を想起させる電子パネル付きの堅牢な扉があり扉の上部両端にはスピーカーが取り付けられている。出口の様なものは堅牢な扉以外に確認する事は出来なかった。

 「ここは一体どこなんだ。おーい!!誰か誰かいませんか」

静寂に聞き慣れた声が鳴り響いた。数秒後、扉側の壁から不協和音と女声が混じり合ったような音声が流れてきた。

 「音声認証完了しました。これからM-Dとしての能力を測定するトライアングル測定を開始いたします。命を落とす可能性がある測定なので電子パネルに表示される説明を読んでから始めてください」
 
「電子パネルってこれの事だよな?」

電子パネルに手をかざすと聞き覚えのある起動音と供に簡潔な説明文が表示された。

 『制限時間60分の間に「」10体全て殺害してください。準備が出来ましたら電子パネルを押し込み測定場に入場してください』

*培養人間とは遺伝子配合により人工的に作られた人間の事である。軍で兵士として活躍するソルジャー、医療の現場で臓器ドナーなどで活躍するメディカルなど様々な用途で有用なモデルが数多く存在している*

 「ふーんなるほど。M-DってMurDererマーダーを育成する学校ってわけね。」
 「ガッチャン。ウィーーンッバタン」

電子パネルが押し込まれて扉が奥側に向かって開いた。扉の奥の部屋は先ほどまでいた部屋を10倍ほど広くして戦闘をするのに適した構造になっている。

 「「「標的発見しました。攻撃を開始し、、、」」」

ほぼ同時に10体の培養人間達が首無を標的にし攻撃を仕掛けて来ようとした直後の出来事であった。

 「遅いよ。引き千切れ。」
 
呟いた言葉の通り培養人間達の頭が上方向に引き千切れる。筋肉と皮からこの世の音とは思えない音が部屋に反響する。千切れた頭部はデブリの様に散乱し、断面から流れ出た血液、髄液により灰色のコンクリートの部屋は鉄火の部屋へと姿を変えた。

 「トライアングル測定終了しました。測定結果「言殺」遠隔的能力KT。殺傷能力KT。希少性KT。国レベルの危険性があると判断しランクKTカタストロフィと断定します。測定した結果を基にクラス分けをいたします。教室に着くまでしばらくお待ちくださいませ。」

 どうやらこの部屋自体がエレベーターに変わる構造ようだ。様々な疲労からか扉側とは反対の壁に背中を預けるよう静かに腰を落とし深い眠りに落ちた。

「ーーーふふふ、小学生の頃よりは楽しめそうだね 」

教室に到着するまでの時間はとても長く体感時間として2時間は経過していた。



 
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