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親子の依頼人 (正大 継之介)
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俺達が訪ねた学校は『烏頭(うず)総合高校』。
数年前に普通科高校と工業高校が合併してできた、真新しい高校だった。
設立されて数年。
校舎の壁面に汚れはなく、縁をベージュで象っている。窓も外からは中の様子が見えないタイプのものを使っていた。
高校と言ったら、黄ばんだ白色で、誇りで汚れた校舎のイメージしか持っていない。『烏頭総合高校』は、俺からしたら高校というより大学のイメージに近かった。
外観だけの判断だけど。
とにかく、何故、俺達が『烏頭総合高校』を訪れたのかというと、それは三日目に遡る。
『明神興信事務所』に、一組の母子が訪ねてきたのがきっかけだった。
息子は烏頭総合高校二年生。
名前を片寄(かたよせ) 忠(ただし)。
そして、共に『明神興信事務所』にやってきた母親は片寄(かたよせ) 碧(みどり)と、それぞれ名乗った。
息子の方は品の良いお坊ちゃまのような雰囲気。寝ぐせのないサラサラの髪をマッシュ型に揃えた高校生。
母親はキツめの化粧と香水。
それに捲し立てるような話し方から、過保護の母代表と言っても過言ではない性格のように感じた。
そんな片寄親子が『明神興信事務所』にやってきた理由は、
「同級生に〈悪魔〉がいるから始末してくれ」
というものだった。
正直、こういった情報提供は珍しくない。
むしろ、多いくらいだ。それも無理はない。
高校や職場は競争社会。
蹴落とされた者が敗北の言い訳として〈悪魔〉を理由にすることがあるからだ。だからこそ、普段はしっかりと相手を調べ、尾行し、確実に尻尾を掴むまで、俺達が本格的に動くことはない。
にも、関わらず、何故、俺と公人が片寄親子の言葉を信じて、こうして『烏頭総合高校』にまで出向いたのかというと、証拠として二人はある映像を持ってきたのだ。
おぼつかない手でビデオカメラを再生しようとする母親。しかし、機械の操作は慣れていないのか、「あら……? 映らないわね」と、思い通りに動かない機器を軽く叩いた。
そんな母に対して、昔のテレビじゃないんだからと恥ずかしそうに、ビデオカメラを奪い片寄 忠が操作する。
流石は若者。
直ぐにビデオカメラの画面に映像が流れだした。
「これは、息子が取ってきた部活の映像なんですけど、とにかく、見て下さい。見れば卑劣な男の姿がばっちし映ってますから。こんな〈悪魔〉が息子と一緒に学校で生活してると思うと我慢できません。早く、今すぐ始末してくださらないかしら?」
映像の音声をかき消すように、早口で片寄 碧が言った。
流れる映像には、グラウンドを走る若者たちの姿が映し出される。どうやら、この映像は部活動を記録した映像のようだ。
これは――短距離走か……?
目の前にいる片寄 忠はスポーツなんてやっているように見えなかったが、実際に画面の中で髪を揺らして走っていた。
俺の視線の動きでなにかを察したのか、片寄 碧が咳ばらいをして俺を睨んだ。
我が子を守る母親の勘は鋭いな。
「へぇー。最近の学生は体操着で部活をやってないんだなー」
俺は母の視線から逃げるように呟いて映像に集中する。
しばらく、高校生たちが全力で駆けていくだけの光景が続いていく。そんな中、「ここです」と片寄 忠が映像を止めた。
うん?
何がおかしかったんだ?
俺は瞬きを繰り返し考えていると、公人がカメラを操作して、一人の男子生徒が映った場面で映像を止めた。
注意力散漫な俺とは違って、公人はどこに異常があったのか、一度見ただけで記憶してしまったらしい。
何一つ見抜けなかった俺に公人が言う。
「カメラに表示されてる時間と、他の生徒の経過時間を比べると――この男子生徒の脚は以上に速いんだ。そうだな……大雑把な計算しか現時点では出来ないけど、彼の速度は世界で活躍するアスリートと同等と言っていいだろう」
俺は公人の言葉を確認すべく停止していた映像を再生した。
確かに言われてみれば、映像に記録されていた幾人かの生徒よりも速いように感じる。今度は再生画面の上部に映る時間を確認しながら――と、思ったのだが、片寄 碧にビデオカメラを回収されてしまった。
どうやら、彼女は俺のことは使えない男だと判断したらしい。
その後の会話は、全て公人一人に向けられた。
……悲しいな。
「そうなんです。普通に考えればおかしいことだって分かるでしょ? 世界のアスリートと同じ成績を持つ生徒が、こんな場所にいると思います?」
「……可能性は低いけど有り得ないわけではない。昨今のスポーツは、若者の活躍が目覚ましい。高校生でも結果を残しているアスリートは数多くいると僕は考えます。……継之介はどう思う?」
公人が俺に話題を振ったことに嫌な顔をする。
露骨に嫌な顔しないでくれよ。
少なくとも息子が見てるんだからさ。
片寄 忠が母親の態度に小さく頭を下げた。
こんな嫌味な母親に育てられたのに、なんていい子なんだろうか。
俺は高校生の優しさに感動しながら公人に答えた。
「俺も公人に賛成だな。正直、これだけじゃ、信じることはできないが――否定することもできない」
完全に信じることは出来ないと伝えた俺達に、信じられないと言った表情を浮かべる片寄 碧。
だが、彼女が用意していた証拠は映像だけじゃないようだ。
今度はファイルに挟まれたA4用紙を渡してきた。
そこには部員たち全員の、公式試合での記録だという。
映像の少年を指しているのか、一人だけ黄色の蛍光ペンで、名前とタイムに線が引かれていた。
遠藤(えんどう) 旺騎(おうき)。
それが映像に映っていた彼の名前のようだ。
「ほら、これが公式試合でのデータです。どのタイムを見ても、忠よりも少し早いだけなのよ。あの子がいなければ、忠が一番なの!!」
「は、はぁ……」
その言葉に何と返せばいいのかと曖昧に頷く俺達に、息子である片寄(かたよせ) 忠(ただし)が細い声で母の言葉を補足した。
「旺騎は練習では凄い速い時があるのに、公式試合では毎回、トップの生徒にギリギリ勝つタイムなんです」
確かにファイルに記録されているタイムは、世界クラスの記録からは程遠い。
いや、少なくとも平均的な高校生の記録に近い。
「なるほど。つまり、〈悪魔〉で知られることを嫌い、人が大勢いる時は手を抜いていると、あなた達は言いたいわけだね?」
公人の解釈に、片寄母子が揃って力強く頷いた。
練習では世界記録に近いタイムを出しながら、公式試合では一切その力を使わない遠藤 旺騎。
実力で勝負している片寄(かたよせ) 忠(ただし)にとって、〈悪魔〉の力を使って、毎回優勝をしている人間がいたら面白くないだろう。
だからと言って相手は〈悪魔〉だ。
声を大きくして文句も言えない。
結果、唯一〈悪魔〉と戦える俺達に助けを求めたってわけか。
ここまで証拠が集まっているならば、俺達としても有難い。
「分かりました。これは僕達の方で調べてみます」
後は自分達の目で〈悪魔〉か、只の運動神経のいい高校生なのか判断する。
直ぐに遠藤(えんどう) 旺騎(おうき)を倒しに向かわない俺達に、やはり母親は不満気な表情を浮かべたモノの、渋々と従ってはくれた。
それから三日。
俺達はこうして莉子ちゃんを連れて現地を訪れた。
因みにだが、本当は莉子ちゃんを巻き込むつもりはなかったのだが、彼女は俺達と片寄親子の話を聞いていたようで、
「私、女子高生なので絶対役立ちます!」
と言って、俺達の言葉を聞かなかったため、仕方なく一緒にやってきた。
莉子ちゃんからしてみれば、『明神興信事務所』に来てから、初めて〈悪魔〉と対面することになる。
打倒〈悪魔〉に燃える莉子ちゃんを俺達は強く止めることが出来なかった。
数年前に普通科高校と工業高校が合併してできた、真新しい高校だった。
設立されて数年。
校舎の壁面に汚れはなく、縁をベージュで象っている。窓も外からは中の様子が見えないタイプのものを使っていた。
高校と言ったら、黄ばんだ白色で、誇りで汚れた校舎のイメージしか持っていない。『烏頭総合高校』は、俺からしたら高校というより大学のイメージに近かった。
外観だけの判断だけど。
とにかく、何故、俺達が『烏頭総合高校』を訪れたのかというと、それは三日目に遡る。
『明神興信事務所』に、一組の母子が訪ねてきたのがきっかけだった。
息子は烏頭総合高校二年生。
名前を片寄(かたよせ) 忠(ただし)。
そして、共に『明神興信事務所』にやってきた母親は片寄(かたよせ) 碧(みどり)と、それぞれ名乗った。
息子の方は品の良いお坊ちゃまのような雰囲気。寝ぐせのないサラサラの髪をマッシュ型に揃えた高校生。
母親はキツめの化粧と香水。
それに捲し立てるような話し方から、過保護の母代表と言っても過言ではない性格のように感じた。
そんな片寄親子が『明神興信事務所』にやってきた理由は、
「同級生に〈悪魔〉がいるから始末してくれ」
というものだった。
正直、こういった情報提供は珍しくない。
むしろ、多いくらいだ。それも無理はない。
高校や職場は競争社会。
蹴落とされた者が敗北の言い訳として〈悪魔〉を理由にすることがあるからだ。だからこそ、普段はしっかりと相手を調べ、尾行し、確実に尻尾を掴むまで、俺達が本格的に動くことはない。
にも、関わらず、何故、俺と公人が片寄親子の言葉を信じて、こうして『烏頭総合高校』にまで出向いたのかというと、証拠として二人はある映像を持ってきたのだ。
おぼつかない手でビデオカメラを再生しようとする母親。しかし、機械の操作は慣れていないのか、「あら……? 映らないわね」と、思い通りに動かない機器を軽く叩いた。
そんな母に対して、昔のテレビじゃないんだからと恥ずかしそうに、ビデオカメラを奪い片寄 忠が操作する。
流石は若者。
直ぐにビデオカメラの画面に映像が流れだした。
「これは、息子が取ってきた部活の映像なんですけど、とにかく、見て下さい。見れば卑劣な男の姿がばっちし映ってますから。こんな〈悪魔〉が息子と一緒に学校で生活してると思うと我慢できません。早く、今すぐ始末してくださらないかしら?」
映像の音声をかき消すように、早口で片寄 碧が言った。
流れる映像には、グラウンドを走る若者たちの姿が映し出される。どうやら、この映像は部活動を記録した映像のようだ。
これは――短距離走か……?
目の前にいる片寄 忠はスポーツなんてやっているように見えなかったが、実際に画面の中で髪を揺らして走っていた。
俺の視線の動きでなにかを察したのか、片寄 碧が咳ばらいをして俺を睨んだ。
我が子を守る母親の勘は鋭いな。
「へぇー。最近の学生は体操着で部活をやってないんだなー」
俺は母の視線から逃げるように呟いて映像に集中する。
しばらく、高校生たちが全力で駆けていくだけの光景が続いていく。そんな中、「ここです」と片寄 忠が映像を止めた。
うん?
何がおかしかったんだ?
俺は瞬きを繰り返し考えていると、公人がカメラを操作して、一人の男子生徒が映った場面で映像を止めた。
注意力散漫な俺とは違って、公人はどこに異常があったのか、一度見ただけで記憶してしまったらしい。
何一つ見抜けなかった俺に公人が言う。
「カメラに表示されてる時間と、他の生徒の経過時間を比べると――この男子生徒の脚は以上に速いんだ。そうだな……大雑把な計算しか現時点では出来ないけど、彼の速度は世界で活躍するアスリートと同等と言っていいだろう」
俺は公人の言葉を確認すべく停止していた映像を再生した。
確かに言われてみれば、映像に記録されていた幾人かの生徒よりも速いように感じる。今度は再生画面の上部に映る時間を確認しながら――と、思ったのだが、片寄 碧にビデオカメラを回収されてしまった。
どうやら、彼女は俺のことは使えない男だと判断したらしい。
その後の会話は、全て公人一人に向けられた。
……悲しいな。
「そうなんです。普通に考えればおかしいことだって分かるでしょ? 世界のアスリートと同じ成績を持つ生徒が、こんな場所にいると思います?」
「……可能性は低いけど有り得ないわけではない。昨今のスポーツは、若者の活躍が目覚ましい。高校生でも結果を残しているアスリートは数多くいると僕は考えます。……継之介はどう思う?」
公人が俺に話題を振ったことに嫌な顔をする。
露骨に嫌な顔しないでくれよ。
少なくとも息子が見てるんだからさ。
片寄 忠が母親の態度に小さく頭を下げた。
こんな嫌味な母親に育てられたのに、なんていい子なんだろうか。
俺は高校生の優しさに感動しながら公人に答えた。
「俺も公人に賛成だな。正直、これだけじゃ、信じることはできないが――否定することもできない」
完全に信じることは出来ないと伝えた俺達に、信じられないと言った表情を浮かべる片寄 碧。
だが、彼女が用意していた証拠は映像だけじゃないようだ。
今度はファイルに挟まれたA4用紙を渡してきた。
そこには部員たち全員の、公式試合での記録だという。
映像の少年を指しているのか、一人だけ黄色の蛍光ペンで、名前とタイムに線が引かれていた。
遠藤(えんどう) 旺騎(おうき)。
それが映像に映っていた彼の名前のようだ。
「ほら、これが公式試合でのデータです。どのタイムを見ても、忠よりも少し早いだけなのよ。あの子がいなければ、忠が一番なの!!」
「は、はぁ……」
その言葉に何と返せばいいのかと曖昧に頷く俺達に、息子である片寄(かたよせ) 忠(ただし)が細い声で母の言葉を補足した。
「旺騎は練習では凄い速い時があるのに、公式試合では毎回、トップの生徒にギリギリ勝つタイムなんです」
確かにファイルに記録されているタイムは、世界クラスの記録からは程遠い。
いや、少なくとも平均的な高校生の記録に近い。
「なるほど。つまり、〈悪魔〉で知られることを嫌い、人が大勢いる時は手を抜いていると、あなた達は言いたいわけだね?」
公人の解釈に、片寄母子が揃って力強く頷いた。
練習では世界記録に近いタイムを出しながら、公式試合では一切その力を使わない遠藤 旺騎。
実力で勝負している片寄(かたよせ) 忠(ただし)にとって、〈悪魔〉の力を使って、毎回優勝をしている人間がいたら面白くないだろう。
だからと言って相手は〈悪魔〉だ。
声を大きくして文句も言えない。
結果、唯一〈悪魔〉と戦える俺達に助けを求めたってわけか。
ここまで証拠が集まっているならば、俺達としても有難い。
「分かりました。これは僕達の方で調べてみます」
後は自分達の目で〈悪魔〉か、只の運動神経のいい高校生なのか判断する。
直ぐに遠藤(えんどう) 旺騎(おうき)を倒しに向かわない俺達に、やはり母親は不満気な表情を浮かべたモノの、渋々と従ってはくれた。
それから三日。
俺達はこうして莉子ちゃんを連れて現地を訪れた。
因みにだが、本当は莉子ちゃんを巻き込むつもりはなかったのだが、彼女は俺達と片寄親子の話を聞いていたようで、
「私、女子高生なので絶対役立ちます!」
と言って、俺達の言葉を聞かなかったため、仕方なく一緒にやってきた。
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