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レイの記憶④
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二日目を迎えた。
周りのレイに対する目が一日目とは明らかに違う。ユミが「親衛隊」の如く、常に付き添っている。いつの間にやら今までの「お姫様」から「女王様」になってしまったらしい。
入浴時間になった。
昨日と同様、同じ時間に入浴する子たちがレイの後にぞろぞろついてくる。ただ、依日目に見ただけで満足したのか、そうでない子も多くは無いがいる。
レイが体を洗っていると、周囲の子が手を止めて注目している。
急に静かになった。何事かと思って振り返ると教師がいる。20代と思しき若い先生。何らかの事情で入浴時間がずれたので、気が付かなかったらしい。
「あら、みんな何しているの?」
誰も答えない。「レイのからだを見たくて」なんて言えるわけがない。
教師は周囲を見回す。理解したよう。
「なるほど、そういうことなのね」
ばれてしまったけど、別に悪いことをしているわけではない。他の子は急に何事も無かったような顔をして、体を洗い始めた。
「あなた、すごい体しているのね。先生も見ていてもいい?」
こんなことを言われるとは想像できなかった。さすがにオドオドしてしまう。
「私もここの卒業生だけど、校外授業の時お風呂で他の子のカラダを見たりしてたわよ」
レイを眺め始める。教師自身も隠そうとはしていない。「生まれたまま」の姿。
違うか。「生まれた時」に胸が膨らんだ子などいるはずはない。
グラマラスとまではいわないけど、コンプレックスを感じるほどではないカラダ。股間の茂みが妙に生々しい。
ユミがとんでもないことを言った。
「先生、バージンなんですか?」
返事は「違うわよ」でも「それは秘密ね」
でもなかった。
「いいえ。結婚して、子供もいるわよ」
「そうなんですか!」
ユミが周りを憚らぬ大声を出したが、それはレイの思っていたことでもあった。
「別にコソコソしなくていいわよ。お風呂なんだからみんな裸なのは当たり前でしょ」
それならば遠慮することも無い。レイの方からも話しかけてみる。
「先生のカラダもきれいですよ」
「ありがとう。3人もおっぱいをあげて育てているんだけどね」
先生の胸を眺める。とてもそんな風には見えない。
「お子さんそんなにいらっしゃるんですか!家でお留守番ですか?」
「私の母に来てもらってるわ。
それから、知りたいことがあったら、何でも聞いてちょうだい。男の子も男の先生もいないから、恥ずかしくないでしょ?」
気が付くと、周りの子も手を止めて、先生とレイの会話に聞き入っている。
「あなた、昨夜他の部屋を回っていたでしょ。ああいうことはコソコソやらなくていいから。私はすぐ気が付いたけど、先生によっては返って怪しむわよ」
言い終えると、レイの隣に椅子を置いて、股間を洗い始めた。恥ずかしがる様子など全くない。
「みんなもきちんと洗うのよ。女性のこの部分はどうしても汚れやすいんだから」
他の先生のことはまだよく分からないけど、この先生とはうまくやっていけそう。
レイは自分の手を止めて、先生が体を洗っているのを見てしまう。見回すと、周りの子も見ている。
「何じろじろ見てるのよ。さっさと洗って上がらないと時間、無くなるわよ」
我に返った。確かにそうだ。
みんな、自分のからだを洗い始める。
体を洗い終わったので、大きな浴槽に入る。先生も入ってきた。お湯の中でおっぱいがゆらゆらと揺れているのが見える。主役がレイから先生に移ってしまったようだけど、特に何とも思わなかった。
「そんなに見たい?いいわよ。こっちにいらっしゃい」
女子生徒が先生を囲むように集まってくる。
「あんたたち、今夜も何か企んでいるでしょ。今夜は止めておきなさい。「お局」の先生が巡回することになっているから。若い先生なら見逃すけど、あの先生はまじめだから、見つかったらただでは済まないかもよ」
「そうなんですか?」
「大きな声では言えないけどね。あの先生、私が生徒だった時も「要注意」だったのよ」
周りのレイに対する目が一日目とは明らかに違う。ユミが「親衛隊」の如く、常に付き添っている。いつの間にやら今までの「お姫様」から「女王様」になってしまったらしい。
入浴時間になった。
昨日と同様、同じ時間に入浴する子たちがレイの後にぞろぞろついてくる。ただ、依日目に見ただけで満足したのか、そうでない子も多くは無いがいる。
レイが体を洗っていると、周囲の子が手を止めて注目している。
急に静かになった。何事かと思って振り返ると教師がいる。20代と思しき若い先生。何らかの事情で入浴時間がずれたので、気が付かなかったらしい。
「あら、みんな何しているの?」
誰も答えない。「レイのからだを見たくて」なんて言えるわけがない。
教師は周囲を見回す。理解したよう。
「なるほど、そういうことなのね」
ばれてしまったけど、別に悪いことをしているわけではない。他の子は急に何事も無かったような顔をして、体を洗い始めた。
「あなた、すごい体しているのね。先生も見ていてもいい?」
こんなことを言われるとは想像できなかった。さすがにオドオドしてしまう。
「私もここの卒業生だけど、校外授業の時お風呂で他の子のカラダを見たりしてたわよ」
レイを眺め始める。教師自身も隠そうとはしていない。「生まれたまま」の姿。
違うか。「生まれた時」に胸が膨らんだ子などいるはずはない。
グラマラスとまではいわないけど、コンプレックスを感じるほどではないカラダ。股間の茂みが妙に生々しい。
ユミがとんでもないことを言った。
「先生、バージンなんですか?」
返事は「違うわよ」でも「それは秘密ね」
でもなかった。
「いいえ。結婚して、子供もいるわよ」
「そうなんですか!」
ユミが周りを憚らぬ大声を出したが、それはレイの思っていたことでもあった。
「別にコソコソしなくていいわよ。お風呂なんだからみんな裸なのは当たり前でしょ」
それならば遠慮することも無い。レイの方からも話しかけてみる。
「先生のカラダもきれいですよ」
「ありがとう。3人もおっぱいをあげて育てているんだけどね」
先生の胸を眺める。とてもそんな風には見えない。
「お子さんそんなにいらっしゃるんですか!家でお留守番ですか?」
「私の母に来てもらってるわ。
それから、知りたいことがあったら、何でも聞いてちょうだい。男の子も男の先生もいないから、恥ずかしくないでしょ?」
気が付くと、周りの子も手を止めて、先生とレイの会話に聞き入っている。
「あなた、昨夜他の部屋を回っていたでしょ。ああいうことはコソコソやらなくていいから。私はすぐ気が付いたけど、先生によっては返って怪しむわよ」
言い終えると、レイの隣に椅子を置いて、股間を洗い始めた。恥ずかしがる様子など全くない。
「みんなもきちんと洗うのよ。女性のこの部分はどうしても汚れやすいんだから」
他の先生のことはまだよく分からないけど、この先生とはうまくやっていけそう。
レイは自分の手を止めて、先生が体を洗っているのを見てしまう。見回すと、周りの子も見ている。
「何じろじろ見てるのよ。さっさと洗って上がらないと時間、無くなるわよ」
我に返った。確かにそうだ。
みんな、自分のからだを洗い始める。
体を洗い終わったので、大きな浴槽に入る。先生も入ってきた。お湯の中でおっぱいがゆらゆらと揺れているのが見える。主役がレイから先生に移ってしまったようだけど、特に何とも思わなかった。
「そんなに見たい?いいわよ。こっちにいらっしゃい」
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「あんたたち、今夜も何か企んでいるでしょ。今夜は止めておきなさい。「お局」の先生が巡回することになっているから。若い先生なら見逃すけど、あの先生はまじめだから、見つかったらただでは済まないかもよ」
「そうなんですか?」
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