息子は恋人

zebra

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外伝

4年生

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 息子との甘い生活は、夫が予定通り1週間後に帰宅していったん終わった。

 夫はその晩さっそく丸裸になった私の「子安貝」を見たがった。怪しまれないように改めて剃って、つるつるにしておいた。

 初めて見る裸の「子安貝」に興味津々なのはもちろんで、触ったり突っついたりしていたけど、特に何も怪しまれることは無かった。夫とのセックスも今まで通り続いている。

 それが嫌だとは思わないけど、私の肌に触れてくる手はやはり息子の柔らかな手にははるかに及ばない。

 「最近なんかあった?急にきれいになってきた気がするんだけど」

 「若い男を連れ込んでエキスを吸っているのかもよ」

 「ハハハハ」

 夫は笑っていたけど、その「男」が実在して、しかも自分の息子だとは思ってもみないことだろう。

 息子はいつもと変わらない。元々学校から帰って友人と遊びに行くようなタイプではない子。今のところは習い事や学習塾へも行っていない。授業には普通についていけているし、自分から行きたいと言い出さない限りは行かせるつもりはない。


 二年が経過した。息子は小学4年生なった。

 生活に大きな変化はない。息子も夫が家にいる時には、「母親として」しか私を見ていない。少なくとも「そう見える」態度をとっている。私も同様。

 夫が留守の時は、私たちは「恋人同士」になる。夫は何かあっても電話もよこさずに急に帰ってくるような人ではないので、その点は安心。

 「そろそろ教えようか」

 息子が本当の意味で「目覚める」前に教えておいた方がいいような気がする。

 今日は夫は出張で帰ってこない。いい機会でもある。そろそろ息子が塾から帰ってくる頃。

 「ただいま」

 思った通りだ。

 二人で夕ご飯を食べる。

 「お風呂から出たら、ママの部屋に来て」

 「はあい」

 風呂から上がって私の部屋に来た息子は、パジャマ姿だった。

 「こっちにいらっしゃい」

 目の前に立った息子の服を脱がせていく。いつものことだから、息子も特に変わった様子は無い。

 パンツも脱がせた。生まれたままの姿になった息子が目の前にいる。生まれた日のことを思い出す。

 股間を見る。しばらく気にしていなかったけど、だいぶ立派になってきた。

 何とも愛おしい。掌に載せて愛撫する。反応したのか、固くなってきた。

 「もし、痛かったらすぐに言ってね」

 包皮に指を掛けて、根元にずらす。何事もなく、するっとずれた。

 「大人になってきたのね」

 「ママのお口に入れて」

 息子がおしっこをするところ。汚いところのはずなのに、なぜかそんな風に思えない。舌で一心不乱に転がす。舌先が亀頭の先に触れる。恥垢は溜まっていないようだ。根元のかわいらしい二つの球が入った袋も舐めてあげる。

「もういいわよ」 

 息子は、私の口から引き出した。まんざらでもない表情。

 DVDラックから一枚取り出す。エロ物だが、普通の男女の行為を描いただけのもの。夫が見ているものだが、大抵は私も一緒に見ている。元来真面目な夫はレイプや特殊なプレイ物は見たがらない。これなら息子に見せても問題ないだろう。

 「一緒に見ましょう」

 私のベッドの横に裸の息子が腰掛ける。

 映像そのものは特別なものではない。若い男女が求め合い、お互いの服を脱がせてまさぐり合う。そして「一体」になる。

 息子を見ていると、結構夢中になっている様子。股間は私が今まで見たことが無いくらい隆起している。そういう歳になったようだ。
 
 見終わった後、声を掛けてみる。

 「あなたもやってみたい?」

 返事は無かったが、表情で分かった。これでも10年間、この子の母親をやっている。

 「ちょっと待ってて」

 コンドームを持ってきた。この日のために買っておいたもの。私が買うのであれば怪しまれない。

 「これをつぶして空気を抜いてからおちんちんの先に被せるの。自分でやってみて」

 ぎこちなかったが、問題なく被せることができた。初めてやってこれだけできれば上々。

 「じゃあ、あなたの好きなようにしていいわよ」

 私は、息子のベッドに仰向けになる。さあ、どうする?

 私の方が興奮してきた。小学4年生の息子はどんな風に私のからだを攻めてくるのだろう。楽しみなような、緊張するような、複雑な気分。

 でも、息子の方は私よりずっと緊張しているみたい。2年間も私のからだを触りまくっているのに、明らかにいつもと様子が違う。
 
 「何恥ずかしがっているの?いつもみたいにすればいいじゃない」

 もちろん、いつもと違うことなんて百も承知。意地悪だけど、そういってあげたほうがリラックスできるだろう。

 息子はベッドの上で両膝をついて私を挟み込むように座り込むと、私の服を脱がし始める。明らかに手が震えている。

 私は息子の両手を握り締める。

 「大丈夫だから。落ち着いて」

 息子は頷いた。

 覚悟を決めるようにボタンを一つづつ外し始める。そう、そうすうればいいのよ。

 ボタンが全て外れた。脱がしやすいように体を浮かしてやる。

 息子の手が、そよ風のように私の服を剥ぎ取っていった。

 「もう少しよ」

 下半身はゴムのスカートだから、簡単なはず。

 「ジーッ」

 サイドファスナーが降ろされた。後は足の先から引き抜くだけ。すぐに終わった。

 私は下着姿に。さあ、この後はどうする?

 息子の手が止まった。どうしていいのか迷っているようだ。声をかけてやる。

 「好きなようにしていいのよ。最初は分からなくて当然なんだから。何をしても怒らないし、自分の思った通りにやって御覧なさい」
 
 無言で頷いた。私の子だけど、今だけは愛しい人。

 説明しておかなければならないことがある。

 「女の人が、「いいのよ」って言った時に、何もしないのは、ものすごく失礼なことだからね。私、さっきなんて言ったっけ」

 「「あなたのすきなようにしていいのよ」って」

 「その通り。あなたが好きな女の子に巡り合って、そういうことになった時にもこれだけは忘れないようにすること」

 意を決したように、息子の手がブラの中に入ってきた。指先が私の肌と戯れている。

 「どんな気分?」
 
 「柔らかくて、あったかい」

 「良かったわ。男の人に喜んでもらえれば、女の人も嬉しいものよ」

 私も何だか興奮してきた。思い切って言ってみる。

 「そろそろ外してよ」
 
 「なにを?」

 「ママのブラジャー。あなたが外してくれるのを待っているわよ。この前やり方を教えたわよね」

 「うん」

 「じゃあ、やってみましょう。この間の復習」

 息子の手が私の背中に回った。

 少し胸が締め付けられて、すぐ解放された。

 「よくできました。ちゃんと覚えていたのね」

 ブラジャーが胸から離れていく。

 覆うものが無くなった私の胸が恥ずかしそうに次の行為を待っている。

 「どう?ママのおっぱい」

 「可愛い]

   「大きい、じゃなくて?」

 「大きくない。他の大人の女の人の方が大きいと思う」

 「正直な子ね。彼女とする時にはそんなこと言っちゃ駄目よ。失礼だから」

 「はあい」

 「この後、どうしたい?」

 息子の声が止まった。考えているのだろう。時間はたっぷりあるから、ゆっくり考えて。

 気配を感じる。何をするか決まったらしい。いよいよだ。

  

 
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