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正月番組
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今では絶対あり得ないことだが、正月番組として「おっぱい見せコンテスト」なるものが放送されたことがある。時期ははっきりは憶えていないが、今世紀初め頃だったように思う(記憶違いの可能性もあるが)。
岡本夏生と飯島愛がニューヨークと東京の街中に出て若い女性に声を掛け、「おっぱいを見せてくれたら5万円払う」と言い、応じた人数を競うというものである。「応じてきた」女性を(おそらくロケバスだと思われる)撮影場所に連れて行って、そこで「いっせいーの」の声と共に「見せて」もらうのである。もちろん、日本国内では放送されることは声掛けの時に説明している。まず、「お金欲しくない?」と声を掛け、乗り気になったら「実はおっぱい見せ番組なんだけど」というわけである。応じる意思を示すと「じゃあ、急いでやろう。気が変わらなうちに」と撮影場所に連れ込んでしまい冷静に考える余地を与えないのである。飯島愛も応じてしまう女性を内心バカにしていたらしく、後姿を見ながら、「バカな女だよ」と言い放っていた。後で番組を見た女性はどう思っただろうか。
当時はまだヘアヌード写真集を出す女性芸能人もそれなりにいた時代だが、それでもテレビ番組でいきなり裸になるというのは抵抗がある女性が大半だったはずである。実際、番組として放送されたのは応じた女性だけだろうから、実際に何人に声を掛けたのかは分からない。
両都市で明らかに違うところがあった。東京で声掛けに応じた女性は服を「捲り上げて」見せるのだが、ニューヨークで声掛けして応じた女性は上半身「脱いで」しまうのである。中には彼氏同伴で撮影場所に来て、上半身裸になった彼女を触りまくる、などというケースもあった。
翌年もこの企画をやることを匂わすような説明もあったが、さすがに無かった。正月番組としてこのような企画を続けるのは当時としてもやはり問題ありとされたのだろう。
岡本夏生と飯島愛がニューヨークと東京の街中に出て若い女性に声を掛け、「おっぱいを見せてくれたら5万円払う」と言い、応じた人数を競うというものである。「応じてきた」女性を(おそらくロケバスだと思われる)撮影場所に連れて行って、そこで「いっせいーの」の声と共に「見せて」もらうのである。もちろん、日本国内では放送されることは声掛けの時に説明している。まず、「お金欲しくない?」と声を掛け、乗り気になったら「実はおっぱい見せ番組なんだけど」というわけである。応じる意思を示すと「じゃあ、急いでやろう。気が変わらなうちに」と撮影場所に連れ込んでしまい冷静に考える余地を与えないのである。飯島愛も応じてしまう女性を内心バカにしていたらしく、後姿を見ながら、「バカな女だよ」と言い放っていた。後で番組を見た女性はどう思っただろうか。
当時はまだヘアヌード写真集を出す女性芸能人もそれなりにいた時代だが、それでもテレビ番組でいきなり裸になるというのは抵抗がある女性が大半だったはずである。実際、番組として放送されたのは応じた女性だけだろうから、実際に何人に声を掛けたのかは分からない。
両都市で明らかに違うところがあった。東京で声掛けに応じた女性は服を「捲り上げて」見せるのだが、ニューヨークで声掛けして応じた女性は上半身「脱いで」しまうのである。中には彼氏同伴で撮影場所に来て、上半身裸になった彼女を触りまくる、などというケースもあった。
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