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第21話 おっさん、やっと女神に報告
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あのあと女神も漫画を読み始め、また最初のように、無言の時間が過ぎていった。
と言っても完全に無言ってわけでもない。
炬燵で足がぶつかった時に、
「あっ」
と女神が足を引っ込めて、俺も
「悪い」
って返したり。
「あ、そっちのその本取ってください」
「これ?」
「はい、その6巻を。
あ、7巻もください」
とか。
「お茶おかわりいる?」
「はい、お願いします」
とか。
炬燵で足がぶつかった時に
「蹴らないでください」
と足で押し戻されたり。
女神が後ろの方に転がってる本を炬燵から出ないように腕伸ばして取ろうとしてのぞいちゃったかわいいおへそを俺がしっかり見ていた時に思いっきり睨まれたり。
頼めばいいのに俺の後ろにあった本を自分で取ろうとした時に俺に当たり、それで俺が
(あれ?もしやノーブラ?)って思ったときに
「ちゃんとヌー・・・っ!」
って言いかけてまた顔を真っ赤にしたり。
ヌーなんだよ・・・
俺がストーブの上にアルミホイル敷いてするめを炙り始めた時に、
「それくさいんですが・・・」
と怪しいものを見るように言ってきたり。
無理やり勧めてみると
「カタイです」と言ってきたり。
しばらくしたら、
「もう無いんですか?」
と催促してきて、今度は七味マヨも合わせて出してやると、めっちゃうまそうに目をキラキラさせて食べたり。
炬燵で足がぶつかった時に
「「・・・」」
お互いノーリアクションで足で擽ったり擽り返されたり。
そんなまったりな時間を過ごした。
漫画もかなり読んでキリのいい巻まで読み終わったところでそろそろ帰るかーと思って時間を確認すると、
「報告がまだです」
とジト目で睨まれた。
ジト目かわいい。
「またそういうことを・・・はぁ」
と呆れられた。
思っちゃうのは仕方ないじゃん。
てか耐性ついてきたな。
しかしそうだった。そのためにここに来たんだよ。
さっきも報告しようとしてたと思うんだけど、どうしてこうなった。
思い出したらまた堂々巡りしそうなんでやめておく。
――おっさん報告中――
「さっそく現地妻を作ったんですね」
報告が終わったあとの第一声でそんなことを言ってきた。
「ちゃんと報告聞いてた!?」
「ですが、美人母娘なんですよね?」
「まあ、そうだけど・・・」
エミちゃんは美人って年でもないけどな。
「親しげに呼び合う仲であると」
「違うって。
お母さんにそう呼ばれてて、俺も脳内ではそう呼ぶようになっちゃってさ。
間違ってエミちゃん言うとマジで怒られるんだからな」
「けんかするくらい仲が良いと」
「話聞いてる!?」
「冗談です。
ですが、いずれそうなる気がしているのは本当です」
いやー、アイリスさんは手強いと思うな~
エミちゃんも俺のことを母親に集る悪い虫くらいに思ってそうだしな~
キモい言われた傷はまだ深い。
「そういえば聞きたかったんだけどさ、俺が最初に転移した森って――」
あ、目を逸らしてるのが見えた。が続ける。
「――やっぱりちょっと初心者向けじゃなかった感じ?」
「はい、少しだけ予定の場所よりズレましたが、想定の範囲内です。
確かに初心者向けではありませんが、あなたのスキル構成であれば難なく抜けられる程度の場所だったはずです」
まあいいけど。
「あと、俺の職業って戦闘とかでもレベル上がる?」
「はい、上がりますよ。特に上がりにくいとかそういう事はありません。
むしろ戦闘以外の事務作業でレベルが上がる珍しい職業です」
なるほど。
じゃあ業務経験で上がりすぎただけって感じか。
「あと報告もしたとおり、異世界では目立たずのんびりぐらいでやっていこうとしてるけどそれでもいい?」
「大丈夫です。特に使命とか無いんで。いてさえくれれば何でもいいです」
その言いようも若干寂しい気もするがまあ、いいならいいか。
「そうだ。現代の地球に俺みたいなやつっている?」
「いませんし、今後その予定もありません」
じゃあほんとに無双できるな。
「そもそも地球にあなたが戻れる予定はなかったんですが、まあ承諾してもらえるならと結構無理やり許可した形です。
異世界もあなたが存在する間は同じ世界に転生者や転移者が送られることはありません」
なるほど。
「地球じゃ結構ガンガンにスキル使って嫌な奴やるつもりだけど平気?」
「問題ありません。
そもそも善悪自体ヒトの作った尺度ですし、地球規模で考えれば人類の駆逐ですら善です」
おぉ~、なんか神っぽいこと言うじゃん。
「『っぽい』ではなくちゃんと神です」
「ゴメン、そうだったわ」
「素直に謝られると本気で神と認識されてない気がして複雑ですが」
いや、今日の感じで一緒にまったりしちゃうとさ、忘れちゃうって。
「まあ、いいです。」
そこでちょっと嬉しそうなのやめろ。
「次の報告はまた1週間後でいいのか?」
「はい、ですが別にいつ来て頂いてもいいですよ」
「・・・気が向いたら『きちゃった』してやるよ」
「期待しないで待ってます。1週間後には来てくださいね」
「それは約束するよ、またな」
そう言って俺は日本に転移したのだった。
――――
作者のモチベーションになりますのでいいね、お気に入り登録、感想など、よろしくお願いします。
いいねだけ、いいねだけでいいからっ。
と言っても完全に無言ってわけでもない。
炬燵で足がぶつかった時に、
「あっ」
と女神が足を引っ込めて、俺も
「悪い」
って返したり。
「あ、そっちのその本取ってください」
「これ?」
「はい、その6巻を。
あ、7巻もください」
とか。
「お茶おかわりいる?」
「はい、お願いします」
とか。
炬燵で足がぶつかった時に
「蹴らないでください」
と足で押し戻されたり。
女神が後ろの方に転がってる本を炬燵から出ないように腕伸ばして取ろうとしてのぞいちゃったかわいいおへそを俺がしっかり見ていた時に思いっきり睨まれたり。
頼めばいいのに俺の後ろにあった本を自分で取ろうとした時に俺に当たり、それで俺が
(あれ?もしやノーブラ?)って思ったときに
「ちゃんとヌー・・・っ!」
って言いかけてまた顔を真っ赤にしたり。
ヌーなんだよ・・・
俺がストーブの上にアルミホイル敷いてするめを炙り始めた時に、
「それくさいんですが・・・」
と怪しいものを見るように言ってきたり。
無理やり勧めてみると
「カタイです」と言ってきたり。
しばらくしたら、
「もう無いんですか?」
と催促してきて、今度は七味マヨも合わせて出してやると、めっちゃうまそうに目をキラキラさせて食べたり。
炬燵で足がぶつかった時に
「「・・・」」
お互いノーリアクションで足で擽ったり擽り返されたり。
そんなまったりな時間を過ごした。
漫画もかなり読んでキリのいい巻まで読み終わったところでそろそろ帰るかーと思って時間を確認すると、
「報告がまだです」
とジト目で睨まれた。
ジト目かわいい。
「またそういうことを・・・はぁ」
と呆れられた。
思っちゃうのは仕方ないじゃん。
てか耐性ついてきたな。
しかしそうだった。そのためにここに来たんだよ。
さっきも報告しようとしてたと思うんだけど、どうしてこうなった。
思い出したらまた堂々巡りしそうなんでやめておく。
――おっさん報告中――
「さっそく現地妻を作ったんですね」
報告が終わったあとの第一声でそんなことを言ってきた。
「ちゃんと報告聞いてた!?」
「ですが、美人母娘なんですよね?」
「まあ、そうだけど・・・」
エミちゃんは美人って年でもないけどな。
「親しげに呼び合う仲であると」
「違うって。
お母さんにそう呼ばれてて、俺も脳内ではそう呼ぶようになっちゃってさ。
間違ってエミちゃん言うとマジで怒られるんだからな」
「けんかするくらい仲が良いと」
「話聞いてる!?」
「冗談です。
ですが、いずれそうなる気がしているのは本当です」
いやー、アイリスさんは手強いと思うな~
エミちゃんも俺のことを母親に集る悪い虫くらいに思ってそうだしな~
キモい言われた傷はまだ深い。
「そういえば聞きたかったんだけどさ、俺が最初に転移した森って――」
あ、目を逸らしてるのが見えた。が続ける。
「――やっぱりちょっと初心者向けじゃなかった感じ?」
「はい、少しだけ予定の場所よりズレましたが、想定の範囲内です。
確かに初心者向けではありませんが、あなたのスキル構成であれば難なく抜けられる程度の場所だったはずです」
まあいいけど。
「あと、俺の職業って戦闘とかでもレベル上がる?」
「はい、上がりますよ。特に上がりにくいとかそういう事はありません。
むしろ戦闘以外の事務作業でレベルが上がる珍しい職業です」
なるほど。
じゃあ業務経験で上がりすぎただけって感じか。
「あと報告もしたとおり、異世界では目立たずのんびりぐらいでやっていこうとしてるけどそれでもいい?」
「大丈夫です。特に使命とか無いんで。いてさえくれれば何でもいいです」
その言いようも若干寂しい気もするがまあ、いいならいいか。
「そうだ。現代の地球に俺みたいなやつっている?」
「いませんし、今後その予定もありません」
じゃあほんとに無双できるな。
「そもそも地球にあなたが戻れる予定はなかったんですが、まあ承諾してもらえるならと結構無理やり許可した形です。
異世界もあなたが存在する間は同じ世界に転生者や転移者が送られることはありません」
なるほど。
「地球じゃ結構ガンガンにスキル使って嫌な奴やるつもりだけど平気?」
「問題ありません。
そもそも善悪自体ヒトの作った尺度ですし、地球規模で考えれば人類の駆逐ですら善です」
おぉ~、なんか神っぽいこと言うじゃん。
「『っぽい』ではなくちゃんと神です」
「ゴメン、そうだったわ」
「素直に謝られると本気で神と認識されてない気がして複雑ですが」
いや、今日の感じで一緒にまったりしちゃうとさ、忘れちゃうって。
「まあ、いいです。」
そこでちょっと嬉しそうなのやめろ。
「次の報告はまた1週間後でいいのか?」
「はい、ですが別にいつ来て頂いてもいいですよ」
「・・・気が向いたら『きちゃった』してやるよ」
「期待しないで待ってます。1週間後には来てくださいね」
「それは約束するよ、またな」
そう言って俺は日本に転移したのだった。
――――
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