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第48話 おっさん、こう見えて
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「飲み直す?」
「まだ飲めるの?姉はつぶれてるのに」
「全然、マヤはほんと弱いもん」
それでもまあまあ飲めてたと思うが。
「じゃあ飲むか。その前にちょっとトイレ借りていい?」
と言って立ち上がる。
「いってらっしゃい、座ってしてね」
「りょー、てか常識」
そんなやりとりをしてトイレに向かうと、
「待って、歩き方へんじゃない?
もしかしてマヤとのチューで暴発したの?」
ミヤから待ったがかかり、ひどい疑いをかけられた。
「は?」
「さすが童貞。よわ~」
「してないわ!」
いや、正直あの瞬間はやらかしたと思っていたが、マヤを降ろしたあとこっそり確認したが大丈夫だった。
いや、先走り具合が尋常ではなかったため大丈夫とは言えないかもしれない。
正直今かなり気持ち悪いうえに、一向に収まってくれないのだ。
「えー、つまんない」
つまらなくて結構。今度こそトイレに向かうが、
「待って、ウチのトイレでナニする気?ダメだよ!」
ミヤからの2回目の待ったがかかり、これもひどい内容だった。
「・・・しないわ」
若干引いた顔でミヤを見ながら答える。
「ちょっ、引かないで。
私が下ネタ言ったみたいになるじゃん」
「みたいってゆーか、そうじゃん」
暴発やら童貞やらナニやら。
「2人が先にあんなことするからでしょ?
姉のあんなの見せられた私の身にもなってよ」
うっ
「それはまあ、正直スマンかったと思うけど。
ゴメン、ちょっとマジトイレ行かせて」
用を足したいのは結構マジだ。
俺はそそくさとトイレに駆け込む。
トイレで先ず先走った想いを何とかしていると、俺の憤りも収まってきて無事用を足すことができた。
ちなみに先走った想いは一通り拭いたあとに、パンツを裏表からトイレットペーパーで挟んでトントンを3回ほど繰り返したらまあまあ何とかなった。
速乾な空気主義のパンツに感謝だ。
この作業が情けなさすぎて収まってくれたのは計算外だったが。
しっかり手を洗って戻ると、ミヤがマヤに毛布をかけてあげていた。
「マヤ大丈夫そう?」
俺が座りながらミヤに聞くと、
「うん、ホントに酔って寝ただけって感じ。
いつもよりスッキリしてて幸せそうだけど」
後半は責めるような声音で俺をジト目で睨んでくる。
「もういいじゃん、マヤを酔わせた俺等が悪かったってことで」
ミヤはむすっとしたまま立ち上がり俺の隣に座ると、
「ダメ、マヤだけずるい」
なんて言ってくる。
「ずるいって・・・」
言われてもなあ。
「ねぇ、キスはさっきのが初めて?てかホントに童貞?慣れてなかった?」
質問が多い。今さら経験豊富ですとは言えない。実際この身体はさっきのキスが初めてだし、当然童貞だ。
中身は妻子持ちの非童貞、結婚前の元カノもまあまあいたし、メンズなエステで仲良く(意味深)してもらってるセラピストさんも1人2人ではない。
なのでそれなりに経験も積んでるし、慣れてるとは思うが、さっきのマヤとのキス程よかったキスは過去になかったかもしれない。
「ちゃんと(この身体は)童貞だし、キスもさっきのが初めてだったよ。
あんなにすごいもんだとは思ってなかったけどな。
マヤがすごい引っ張ってくれた感じだと思う。
俺は真似して必死について行っただけだし」
「・・・」
なんかミヤが黙ったぞ?
「どした?」
「・・・言ったって言わないでね。
たぶんマヤもキス初めてだったと思う。
てかバレてたでしょ?さっきそういう反応だったもん」
「見た目ほど経験そんなにないのかなーってくらいだな。
『こう見えて』まで言われたらそれくらいは察するって」
「そっか。
でもさっきの2人の、ほんとすごかったよ?
最初はマジでウチのマヤに何してくれてんの?って感じだったんだけど、マヤがすごい気持ちよさそうで、幸せそうで、もう途中から私も目が離せなくなってずっとキュンキュンしてたんだから」
「待って、恥ずすぎるんだけど・・・」
「最後なんてマヤ絶対イッてたよ、すごい痙攣してたもん。
キスだけで気持ちよくなれちゃうなんてほんとずるいんだけど。
シン君の初めても奪っちゃってさ。
あ、シン君もめっちゃ気持ちよさそうだったよ?
ほんとに暴発してなかったの?」
「ホント、恥ずいからマジ許して。
いや、正直暴発したかと思うくらい気持ちかったんだけどな。
してなかったわ」
「ふーん、どんな感じだったの?」
「なんかマヤにすきって言われた瞬間目の奥チカチカして頭の中パチってなってふわ~って幸せになる感じ?
アホな語彙だけどこの表現がしっくりくる感じの説明が難しい気持ちよさだった」
「え?それメスイキしたってこと?」
「は?」
「メスイキっていうのはー、まあそのまま女の子のイキ方のことなんだけど、それを男の子がするときにメスイキっていうの。
てかゴメン、童貞がメスイキとかめっちゃ癖なんだけど」
「お、おぅ。
そうなのか、よくわからんけど」
「あー、ゴメン、忘れていいよ。
でも、ほんとに暴発してないんならさ、今つらいんじゃない」
「んー、まあしょうがないよ。
マヤ寝ちゃったし、さすがに最後まで行く気はなかったよ」
「私部屋に行ってようか?」
「そういう問題じゃ・・・ってか寝てる姉を男に襲わせようとすんな」
「ヘタレだ。やっぱ童貞か」
そういう問題か!?
「・・・ねえ」
「ん?」
「私も、『こう見えて』なんだよ?」
―――
本作主人公は実年齢45歳がスキルで18歳に変身している設定のため、飲酒が可能なものとしています。
登場人物の飲酒に関する発言や飲酒描写は未成年者の飲酒を容認、推奨するものではありません。
ご理解の程、よろしくお願いいたします。
※『空気主義』は翻訳かけるとまんまなので変えるかも笑
あといつも通り、作者のモチベーションになりますのでいいね、お気に入り登録、感想など、よろしくお願いします。
いいねだけ、いいねだけでいいからっ。
「まだ飲めるの?姉はつぶれてるのに」
「全然、マヤはほんと弱いもん」
それでもまあまあ飲めてたと思うが。
「じゃあ飲むか。その前にちょっとトイレ借りていい?」
と言って立ち上がる。
「いってらっしゃい、座ってしてね」
「りょー、てか常識」
そんなやりとりをしてトイレに向かうと、
「待って、歩き方へんじゃない?
もしかしてマヤとのチューで暴発したの?」
ミヤから待ったがかかり、ひどい疑いをかけられた。
「は?」
「さすが童貞。よわ~」
「してないわ!」
いや、正直あの瞬間はやらかしたと思っていたが、マヤを降ろしたあとこっそり確認したが大丈夫だった。
いや、先走り具合が尋常ではなかったため大丈夫とは言えないかもしれない。
正直今かなり気持ち悪いうえに、一向に収まってくれないのだ。
「えー、つまんない」
つまらなくて結構。今度こそトイレに向かうが、
「待って、ウチのトイレでナニする気?ダメだよ!」
ミヤからの2回目の待ったがかかり、これもひどい内容だった。
「・・・しないわ」
若干引いた顔でミヤを見ながら答える。
「ちょっ、引かないで。
私が下ネタ言ったみたいになるじゃん」
「みたいってゆーか、そうじゃん」
暴発やら童貞やらナニやら。
「2人が先にあんなことするからでしょ?
姉のあんなの見せられた私の身にもなってよ」
うっ
「それはまあ、正直スマンかったと思うけど。
ゴメン、ちょっとマジトイレ行かせて」
用を足したいのは結構マジだ。
俺はそそくさとトイレに駆け込む。
トイレで先ず先走った想いを何とかしていると、俺の憤りも収まってきて無事用を足すことができた。
ちなみに先走った想いは一通り拭いたあとに、パンツを裏表からトイレットペーパーで挟んでトントンを3回ほど繰り返したらまあまあ何とかなった。
速乾な空気主義のパンツに感謝だ。
この作業が情けなさすぎて収まってくれたのは計算外だったが。
しっかり手を洗って戻ると、ミヤがマヤに毛布をかけてあげていた。
「マヤ大丈夫そう?」
俺が座りながらミヤに聞くと、
「うん、ホントに酔って寝ただけって感じ。
いつもよりスッキリしてて幸せそうだけど」
後半は責めるような声音で俺をジト目で睨んでくる。
「もういいじゃん、マヤを酔わせた俺等が悪かったってことで」
ミヤはむすっとしたまま立ち上がり俺の隣に座ると、
「ダメ、マヤだけずるい」
なんて言ってくる。
「ずるいって・・・」
言われてもなあ。
「ねぇ、キスはさっきのが初めて?てかホントに童貞?慣れてなかった?」
質問が多い。今さら経験豊富ですとは言えない。実際この身体はさっきのキスが初めてだし、当然童貞だ。
中身は妻子持ちの非童貞、結婚前の元カノもまあまあいたし、メンズなエステで仲良く(意味深)してもらってるセラピストさんも1人2人ではない。
なのでそれなりに経験も積んでるし、慣れてるとは思うが、さっきのマヤとのキス程よかったキスは過去になかったかもしれない。
「ちゃんと(この身体は)童貞だし、キスもさっきのが初めてだったよ。
あんなにすごいもんだとは思ってなかったけどな。
マヤがすごい引っ張ってくれた感じだと思う。
俺は真似して必死について行っただけだし」
「・・・」
なんかミヤが黙ったぞ?
「どした?」
「・・・言ったって言わないでね。
たぶんマヤもキス初めてだったと思う。
てかバレてたでしょ?さっきそういう反応だったもん」
「見た目ほど経験そんなにないのかなーってくらいだな。
『こう見えて』まで言われたらそれくらいは察するって」
「そっか。
でもさっきの2人の、ほんとすごかったよ?
最初はマジでウチのマヤに何してくれてんの?って感じだったんだけど、マヤがすごい気持ちよさそうで、幸せそうで、もう途中から私も目が離せなくなってずっとキュンキュンしてたんだから」
「待って、恥ずすぎるんだけど・・・」
「最後なんてマヤ絶対イッてたよ、すごい痙攣してたもん。
キスだけで気持ちよくなれちゃうなんてほんとずるいんだけど。
シン君の初めても奪っちゃってさ。
あ、シン君もめっちゃ気持ちよさそうだったよ?
ほんとに暴発してなかったの?」
「ホント、恥ずいからマジ許して。
いや、正直暴発したかと思うくらい気持ちかったんだけどな。
してなかったわ」
「ふーん、どんな感じだったの?」
「なんかマヤにすきって言われた瞬間目の奥チカチカして頭の中パチってなってふわ~って幸せになる感じ?
アホな語彙だけどこの表現がしっくりくる感じの説明が難しい気持ちよさだった」
「え?それメスイキしたってこと?」
「は?」
「メスイキっていうのはー、まあそのまま女の子のイキ方のことなんだけど、それを男の子がするときにメスイキっていうの。
てかゴメン、童貞がメスイキとかめっちゃ癖なんだけど」
「お、おぅ。
そうなのか、よくわからんけど」
「あー、ゴメン、忘れていいよ。
でも、ほんとに暴発してないんならさ、今つらいんじゃない」
「んー、まあしょうがないよ。
マヤ寝ちゃったし、さすがに最後まで行く気はなかったよ」
「私部屋に行ってようか?」
「そういう問題じゃ・・・ってか寝てる姉を男に襲わせようとすんな」
「ヘタレだ。やっぱ童貞か」
そういう問題か!?
「・・・ねえ」
「ん?」
「私も、『こう見えて』なんだよ?」
―――
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イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
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本当に、ありがとうございます。
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