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第65話 おっさん、獣のように
※エロ表現ありです。
苦手な方は飛ばして下さい。
「はっ、はぁっ、はっ、はあっ、はっ、はぁっ」
お互い果てたあと、まだ抱き合ったまま、余韻に身を委ねている。
エライザは、呼吸が荒いまま、時折ぴくん、ぴくんと震えている。
抱き合ったままの俺にもそれがダイレクトに伝わってくる。
ようやくお互い、呼吸が整ってきて、会話できるようになってきた。
「すごかった、シンの」
エライザが下腹部を手でさすりながら言う。
「あっ、うごいた」
その仕草が超絶エロいって、わかってないんだろうな。
いや、わかってないからエロいまである。
そんなことされたら反応するに決まってる。
「痛かったり、つらかったりしなかったか?」
「大丈夫だった。シン、すごく気遣ってくれてたの分かるけど、気にしなくてよかったのに」
「そうは言っても結局初めてだっただろ、気も使うって。
それでもちゃんと俺もよかったんだからいいだろ」
「ダメ」
ダメって・・・
「わたし、そのつもりで来た」
「そのつもりって・・・」
「お姉さんぶってただけだったけど、それでも、シンのつらいの全部ぶつけてもらうつもりで」
「なんで、そんなに」
「最初に言った。助けてくれたって」
「あんなの大したことじゃ・・・」
エライザは首を振る。
「死んでたかも。引きずり降ろされて、ナイフ一突きで。
それか人質になって乱暴されたかも。みんなもどうなったかわからない」
「それは・・・」
ありえない、とは言いきれない。
そういう世界だ。まして相手は賊。弱みを見せたら一気にそこを突ついてくるだろう。
俺が殺したあいつが、あいつらが、下卑た面でエライザを蹂躙する想像ができてしまう。
殺して正解だった。
今までの価値観と矛盾するその答えで。
また黒い感情が襲いかかってくる。
「シン、まだ平気じゃない。
もっと思いっきり、好きにして。
シンが助けた身体だから、何してもいいよ。
私も、このままじゃ、まだ」
そうだ、これは恋人同士の睦事じゃない。
今日初めて人を殺した俺と、3人殺したエライザの。
このやり場のない感情を、どす黒い思いを。
互いにぶつけて快楽と色欲で、発散し、上書きするための。
エライザを見る。
俺が助けた女。
他の雄を排除して、守った女。
俺が助けた雌。
俺の雌。
ドクン・・・
「いいよ」
まだ理性で抑えていた俺のタガを、エライザが外す。
エライザからしたら俺は弱い雄から自分を助けた強い雄なんだろうか。
俺も、エライザも、落ち着いたはずの呼吸が荒くなっている。
興奮だ。興奮を抑えられない。
少し収まっていた俺は一気に硬さを取り戻す。
今度は気を使うなんて出来ない。
さっきは強く強引に無理をするなんてことはしていない。
だが今は、それを抑えられない。エライザに、強く体を押しつける。
「んあ゛ぁ゙っ!」
そして強く口づけをする。
さっきまでのような大人のキスじゃない。貪るように、蹂躙し、吸い付き、流し込んでいく。
俺はキスをしながらエライザを強く抱きしめた。
何度も、強く、強く。
エライザの悲鳴のような声が響く。
エライザの爪が背中にくい込む。
・・・この傷は消しちゃダメな気がする。
この痛みが、この傷跡が、俺を正気に戻してくれるのだ。今やってる行為は、何であれ否定したくない。
などと思ったらどうやら『健康』スキルは俺の意を汲んでくれるらしい。
頭の何処かで冷静な俺がそんな思考をしていたがすぐ興奮やら快楽やらに押し流されていった。
エライザも自ら動いてきて、俺に押し付け、強く、強く、抱きしめようとしてくる。
激しいキスをしながら、時折エライザに舌を噛まれながら。
「シンっ!シンッ!」
エライザは限界のようだ。
俺はそんなエライザを気遣えない。エライザはさらにしがみつき爪も食い込んでくる。
それでもお互い抱き合うのを止められない。
激しく、強く、強く抱き合おうと貪り合う。
俺も限界だ。
だがこれは快感なのだろうか。苦痛にすら感じるこの行為で、俺は、エライザは確かに限界を迎えようとしている。
エライザが俺の肩に噛みつく。
その痛みすら、俺の脳を焼く。終わりに導く。
興奮だけで、抱き合っているという事実だけで、苦痛だけで、俺たちは限界を迎える。
エライザは全身を痙攣させ、俺の肩に強く噛みつき、腕も足も使って俺をエライザ自身に押し付ける。
格好だけならいわゆる『だいしゅきホールド』だが、今の俺たちの行為に全く相応しくない表現だ。
「っ―――――ッ!!!」
そしてその状態で一際大きく跳ねたエライザの身体は、痛いくらいに俺を抱き締めた。
「ぐっ!!!!」
それによりエライザと強く抱き合った俺は限界を迎えた。
かつてないほどの暴力的な奔流だった。
そしてそれがなかなか止まらない。
目がちかちかする。
歯を食いしばらないと意識がもっていかれそうだ。
こんなのを快楽とは呼べない。
だが圧倒的な開放感と征服感が俺の脳を焼く。
エライザを、この女を、雌を、完全に自分のものにしたという支配感。
そんなものが俺を満たしていく。
エライザも恍惚の表情だ。
絶対に気持ちいいなんてことはなかったはずだ。
ついさっきまで処女だった彼女が、こんなに激しい、感情の捌け口にされるような、尊厳を奪われるだけのような、そんな行為が、気持ちいいはずがない。
それでもエライザは果て、全身がくがくとさせ、恍惚とした表情を浮かべている。
俺と同じように快楽とはちがう、何か圧倒的な感情で満たされているのかもしれない。
俺はまだ少しも収まらない。
エライザもここでやめる気はないようだ。
俺たちはこのあとお互いを獣のように求め合い、奪い合うような行為を力尽きるまで繰り返した。
―――
追加というか元々書きたかったエロイザ回はこっち
ちなみにノクターンにもっと詳細版があります。
https://novel18.syosetu.com/n8490kj/
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「はっ、はぁっ、はっ、はあっ、はっ、はぁっ」
お互い果てたあと、まだ抱き合ったまま、余韻に身を委ねている。
エライザは、呼吸が荒いまま、時折ぴくん、ぴくんと震えている。
抱き合ったままの俺にもそれがダイレクトに伝わってくる。
ようやくお互い、呼吸が整ってきて、会話できるようになってきた。
「すごかった、シンの」
エライザが下腹部を手でさすりながら言う。
「あっ、うごいた」
その仕草が超絶エロいって、わかってないんだろうな。
いや、わかってないからエロいまである。
そんなことされたら反応するに決まってる。
「痛かったり、つらかったりしなかったか?」
「大丈夫だった。シン、すごく気遣ってくれてたの分かるけど、気にしなくてよかったのに」
「そうは言っても結局初めてだっただろ、気も使うって。
それでもちゃんと俺もよかったんだからいいだろ」
「ダメ」
ダメって・・・
「わたし、そのつもりで来た」
「そのつもりって・・・」
「お姉さんぶってただけだったけど、それでも、シンのつらいの全部ぶつけてもらうつもりで」
「なんで、そんなに」
「最初に言った。助けてくれたって」
「あんなの大したことじゃ・・・」
エライザは首を振る。
「死んでたかも。引きずり降ろされて、ナイフ一突きで。
それか人質になって乱暴されたかも。みんなもどうなったかわからない」
「それは・・・」
ありえない、とは言いきれない。
そういう世界だ。まして相手は賊。弱みを見せたら一気にそこを突ついてくるだろう。
俺が殺したあいつが、あいつらが、下卑た面でエライザを蹂躙する想像ができてしまう。
殺して正解だった。
今までの価値観と矛盾するその答えで。
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「シン、まだ平気じゃない。
もっと思いっきり、好きにして。
シンが助けた身体だから、何してもいいよ。
私も、このままじゃ、まだ」
そうだ、これは恋人同士の睦事じゃない。
今日初めて人を殺した俺と、3人殺したエライザの。
このやり場のない感情を、どす黒い思いを。
互いにぶつけて快楽と色欲で、発散し、上書きするための。
エライザを見る。
俺が助けた女。
他の雄を排除して、守った女。
俺が助けた雌。
俺の雌。
ドクン・・・
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エライザからしたら俺は弱い雄から自分を助けた強い雄なんだろうか。
俺も、エライザも、落ち着いたはずの呼吸が荒くなっている。
興奮だ。興奮を抑えられない。
少し収まっていた俺は一気に硬さを取り戻す。
今度は気を使うなんて出来ない。
さっきは強く強引に無理をするなんてことはしていない。
だが今は、それを抑えられない。エライザに、強く体を押しつける。
「んあ゛ぁ゙っ!」
そして強く口づけをする。
さっきまでのような大人のキスじゃない。貪るように、蹂躙し、吸い付き、流し込んでいく。
俺はキスをしながらエライザを強く抱きしめた。
何度も、強く、強く。
エライザの悲鳴のような声が響く。
エライザの爪が背中にくい込む。
・・・この傷は消しちゃダメな気がする。
この痛みが、この傷跡が、俺を正気に戻してくれるのだ。今やってる行為は、何であれ否定したくない。
などと思ったらどうやら『健康』スキルは俺の意を汲んでくれるらしい。
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エライザも自ら動いてきて、俺に押し付け、強く、強く、抱きしめようとしてくる。
激しいキスをしながら、時折エライザに舌を噛まれながら。
「シンっ!シンッ!」
エライザは限界のようだ。
俺はそんなエライザを気遣えない。エライザはさらにしがみつき爪も食い込んでくる。
それでもお互い抱き合うのを止められない。
激しく、強く、強く抱き合おうと貪り合う。
俺も限界だ。
だがこれは快感なのだろうか。苦痛にすら感じるこの行為で、俺は、エライザは確かに限界を迎えようとしている。
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「っ―――――ッ!!!」
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「ぐっ!!!!」
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かつてないほどの暴力的な奔流だった。
そしてそれがなかなか止まらない。
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だが圧倒的な開放感と征服感が俺の脳を焼く。
エライザを、この女を、雌を、完全に自分のものにしたという支配感。
そんなものが俺を満たしていく。
エライザも恍惚の表情だ。
絶対に気持ちいいなんてことはなかったはずだ。
ついさっきまで処女だった彼女が、こんなに激しい、感情の捌け口にされるような、尊厳を奪われるだけのような、そんな行為が、気持ちいいはずがない。
それでもエライザは果て、全身がくがくとさせ、恍惚とした表情を浮かべている。
俺と同じように快楽とはちがう、何か圧倒的な感情で満たされているのかもしれない。
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