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第3話 異常 クリストフ視点(3)
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「心変わりの切っ掛けは、二か月ほど前のことだった。……その頃の俺は、フルールに飽き始めていたんだ」
ぁぁぁぁぁ!! 俺の口はまだっ、余計なことを喋ってしまう!!
『『『『『飽きる……? あんなにも愛されていたのに……?』』』』』
「ああ、そうだな。俺は確かに、フルールを愛していた。だが、なぜなんだろうな。ヤツの言動に問題は一切なく、自分でも理由がまったく分からない。とにかく婚約をした時から徐々に、フルールへの愛情が薄まり始めたんだ。段々と、興味がなくなっていっていたんだ」
『『『『『………………』』』』』
「……そんな時だった。俺の前に、エンジェルが舞い降りたんだ」
また、口だけじゃなくて体も動いて……。必死で否定しようとしているのに……!
言葉を失っているベルに、愛おしげな視線を注いでしまった……っ。
「共通の友人が開いた夜会で偶々一緒になり、偶々喋った。そうしたら、その時間はフルールのソレとはまるで別物だった。楽しくてドンドンと会話が弾んでゆき、だからそうなるのは必然的だった。その夜会が終わる頃には、好意を抱くようになっていた」
『『『『………………』』』』
「その気持ちは時間に比例して増えてゆき、時折話す程度では満足できなくなった。ずっと一緒に居たいと――ベルと交際、婚約、結婚をしたいと強く思うようになったんだ」
『『『『『………………』』』』』
「そして幸いにもベルも、あの日から俺に異性としての感情を抱いてくれるようになっていた。嬉しいことに」
その時期は辛いことがあったのですけれど、クリストフ様とお話ししていると心の痛みが和らぎました――。いけないことなのですが、特別な感情を抱いてしまっております――。
あの日俺に言ってくれたことも、わざわざ細かく語ってしまって……。うぁあああ! ベルに向けて、大きく感嘆の息を吐いた……。
「俺自身がそう感じていて、彼女もまた同じように感じてくれている。ならば前へと進むしかないだろう! その日俺はこれこそが『真の愛』なのだと確信し、ベルと交際をすると決めたんだ」
『『『『『『………………』』』』』
「だがそれの実現には、乗り越えないといけない『壁』があった。そう、どうにかしてフルールと縁を切らないといけなかった」
『『『『『………………』』』』』
「こちらの都合で婚約を解消してしまったら、大きなダメージを受けてしまい、その上堂々とベルと交際できなくなってしまうだろう? そこで俺はフルールが原因で関係を絶たないといけない状況を作ることにして、臣下を水面下で動かした。その結果が、コレで――」
「なっ、なにを仰っていますの!? どっ、どうされてしまいましたのっ!? そんなあり得ないことを、突然言い始めて……っ。もっ、もしかして誰かに脅迫をされてしまっていますのっ!?」
!!
もう終わりだ……。そう感じていたら、ふいに希望の光が差し込み始めた。
ベルの大声が遮ってくれて、ナイスなことを言い始めてくれたのだった!
ぁぁぁぁぁ!! 俺の口はまだっ、余計なことを喋ってしまう!!
『『『『『飽きる……? あんなにも愛されていたのに……?』』』』』
「ああ、そうだな。俺は確かに、フルールを愛していた。だが、なぜなんだろうな。ヤツの言動に問題は一切なく、自分でも理由がまったく分からない。とにかく婚約をした時から徐々に、フルールへの愛情が薄まり始めたんだ。段々と、興味がなくなっていっていたんだ」
『『『『『………………』』』』』
「……そんな時だった。俺の前に、エンジェルが舞い降りたんだ」
また、口だけじゃなくて体も動いて……。必死で否定しようとしているのに……!
言葉を失っているベルに、愛おしげな視線を注いでしまった……っ。
「共通の友人が開いた夜会で偶々一緒になり、偶々喋った。そうしたら、その時間はフルールのソレとはまるで別物だった。楽しくてドンドンと会話が弾んでゆき、だからそうなるのは必然的だった。その夜会が終わる頃には、好意を抱くようになっていた」
『『『『………………』』』』
「その気持ちは時間に比例して増えてゆき、時折話す程度では満足できなくなった。ずっと一緒に居たいと――ベルと交際、婚約、結婚をしたいと強く思うようになったんだ」
『『『『『………………』』』』』
「そして幸いにもベルも、あの日から俺に異性としての感情を抱いてくれるようになっていた。嬉しいことに」
その時期は辛いことがあったのですけれど、クリストフ様とお話ししていると心の痛みが和らぎました――。いけないことなのですが、特別な感情を抱いてしまっております――。
あの日俺に言ってくれたことも、わざわざ細かく語ってしまって……。うぁあああ! ベルに向けて、大きく感嘆の息を吐いた……。
「俺自身がそう感じていて、彼女もまた同じように感じてくれている。ならば前へと進むしかないだろう! その日俺はこれこそが『真の愛』なのだと確信し、ベルと交際をすると決めたんだ」
『『『『『『………………』』』』』
「だがそれの実現には、乗り越えないといけない『壁』があった。そう、どうにかしてフルールと縁を切らないといけなかった」
『『『『『………………』』』』』
「こちらの都合で婚約を解消してしまったら、大きなダメージを受けてしまい、その上堂々とベルと交際できなくなってしまうだろう? そこで俺はフルールが原因で関係を絶たないといけない状況を作ることにして、臣下を水面下で動かした。その結果が、コレで――」
「なっ、なにを仰っていますの!? どっ、どうされてしまいましたのっ!? そんなあり得ないことを、突然言い始めて……っ。もっ、もしかして誰かに脅迫をされてしまっていますのっ!?」
!!
もう終わりだ……。そう感じていたら、ふいに希望の光が差し込み始めた。
ベルの大声が遮ってくれて、ナイスなことを言い始めてくれたのだった!
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