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第6話 理由 マルグリット視点(4)
「ま、マルグリット……? お前は……。なにを、言っているんだ……?」
「終わりじゃない、だなんて……。あなたは……。いったい何を考えているの……?」
「お父様、お母様、よく見て。しっかり見てっ! まだわたし達には残っている! 切り抜けられる『武器』があるのよ‼」
青ざめて項垂れている二人に大声を放ち、注目をさせる。
わたしが見てと言った場所は、わたしの――わたしたちの、すぐそば。わたしの言う『武器』は、ここにいる女! ティナの代わりに眠っている『なりすまし女』よ!!
「この女が……?」
「武器に、なる……? どうして……?」
「決まってるじゃないっ! この女はラファオール家の影っ、クロードの大切な臣下だからよ!」
わたしや他の貴族だったら、家の駒なんて簡単に捨てられる。雑巾のように平気で捨てられるけど、あの男は捨てられないっ。そう知っている!
だからっ! この女を殺すぞと脅せば、手出しできなくなるの‼
「よくよく考えてみたらっ! いくらティナじゃなくても関係者の首に刃物があるんだからっ、噴き出すなんてあり得ないのよ‼ これはわたし達に大きなショックを与え、戦意を喪失させるための――この女を無傷で回収するための作戦なのよ!」
「た、確かにそうだ!」
「そっ、そうだわ! その通りだわっ!」
わたしたちは、大きな予想外を喰らった。けれどわたしたちも、『睡眠薬』という予想外を喰わらせていた!
「「………………」」
「クロードっ、ティナっ、残念だったわね! アンタたちの作戦は見抜いたわっ!」
やった! やった!!
頭脳戦は、お相子! この女を上手く使えばっ、状況をがらっと変えられ――
「……主は、そのような隙を作りはしませんよ?」
――え? 成りすまし女の両目が、突然パチッと開いて――
一瞬、だった。
「ぼげ!?」
「ぎあぁ!?」
え? と思っている間にお父様とお母様は、鳩尾を殴られ失神して……。
お父様とお母様が‼ と思っている間にわたしは背後を取られ、そのまま地面に組み伏せられてしまったのだった……‼
「終わりじゃない、だなんて……。あなたは……。いったい何を考えているの……?」
「お父様、お母様、よく見て。しっかり見てっ! まだわたし達には残っている! 切り抜けられる『武器』があるのよ‼」
青ざめて項垂れている二人に大声を放ち、注目をさせる。
わたしが見てと言った場所は、わたしの――わたしたちの、すぐそば。わたしの言う『武器』は、ここにいる女! ティナの代わりに眠っている『なりすまし女』よ!!
「この女が……?」
「武器に、なる……? どうして……?」
「決まってるじゃないっ! この女はラファオール家の影っ、クロードの大切な臣下だからよ!」
わたしや他の貴族だったら、家の駒なんて簡単に捨てられる。雑巾のように平気で捨てられるけど、あの男は捨てられないっ。そう知っている!
だからっ! この女を殺すぞと脅せば、手出しできなくなるの‼
「よくよく考えてみたらっ! いくらティナじゃなくても関係者の首に刃物があるんだからっ、噴き出すなんてあり得ないのよ‼ これはわたし達に大きなショックを与え、戦意を喪失させるための――この女を無傷で回収するための作戦なのよ!」
「た、確かにそうだ!」
「そっ、そうだわ! その通りだわっ!」
わたしたちは、大きな予想外を喰らった。けれどわたしたちも、『睡眠薬』という予想外を喰わらせていた!
「「………………」」
「クロードっ、ティナっ、残念だったわね! アンタたちの作戦は見抜いたわっ!」
やった! やった!!
頭脳戦は、お相子! この女を上手く使えばっ、状況をがらっと変えられ――
「……主は、そのような隙を作りはしませんよ?」
――え? 成りすまし女の両目が、突然パチッと開いて――
一瞬、だった。
「ぼげ!?」
「ぎあぁ!?」
え? と思っている間にお父様とお母様は、鳩尾を殴られ失神して……。
お父様とお母様が‼ と思っている間にわたしは背後を取られ、そのまま地面に組み伏せられてしまったのだった……‼
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