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第8話 3人目へのお礼 リュシエンヌ視点(2)
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「カーナ。お願い」
「はいお嬢様。こちらになります」
物陰に隠れていたカーナを呼んで、縦横30センチくらいはある箱を受け取った。
「…………。その中に……」
「そう。これからアンタが食べるご馳走が入ってるのよ」
ニンジンとたまねぎの切れ端と、ポテトサラダとパンとラザニアの一部。カフェテリアの裏に置かれていたゴミ袋から取って来たものが載っているお皿を、見せてあげた。
「っ!? くさっ!!」
「廃棄予定なんだから臭いのは当たり前でしょ。なにを驚いているの? 先月アンタも用意したものじゃないの」
今のあたしと同じように箱に入れて、楽しそうに見せてきたくせに。そのこともすっかり忘れてるのね。
「そろそろ小腹が空いてくる頃でしょ? どうぞ召し上がれ」
「…………こ、こんなものを食べたら……。死んで、しまいます……」
「死ぬはずないでしょ。現にあたしが死んでないんだから」
そうね。何時間かしたらお腹が痛くなって6時間くらいお手洗いから出られなくなって、その後4日くらい気持ちが悪くなるだけ。
大したことないわ。
「……こちら以外のお仕置きに……。して、いただけな」
「なんでアンタの言うことを聞かないといけないの? なんでお願いを聞いてもらえると思ってるの?」
「……………………」
「これを食べないと、アンタにとって一番起きて欲しくないことが起きる。それでもいいのね?」
「……………………」
「食べようとはしない。ということは、分かったわ。それでもいい、ということなのね」
「っ、ちっ、違います! しょっ、承知いたしました!! いただきますっ!」
声と身体を震わせながらお皿を手に取り、渡してあげたフォークで食べ始める。
「どうかしら、お味は」
「ぐぶ!? おぇっ!」
想像をはるかに超える味だったみたいね。口に含んですぐ、お皿の上にポテトサラダを吐き出した。
「うぇぇ……。おぇ……。げほっ、おぇ……。げほっ……!」
「いつまでも苦しんでないで、さっさと再開しなさい。出した分もちゃんと食べるのよ」
「は、はい……。ぉぇ……。ぉぇぇ……。うぐ……! ぉげぇぇ……!」
何度も吐きそうになりながら、悪臭を放つ野菜やラザニアの残りを口に詰め込んでいく。
目は充血していて、唇は紫色。腕にはびっしりと鳥肌を立てながら、パトリシアは食べ進めていき――
「げぇ……! おぇ……」
「ごぼぉ……! ぇ、ぅぇぇ……」
「おぶ……。おえ……。おぇえ……。げほ……。げほぉ……。げぇ……」
――その後20分の間に合わせて147回も汚らしい声をあげて、ようやく用意したすべての残飯を食べたのだった。
「はぁ、はぁ、はぁ……。むぐ!?」
「そこで盛大に吐かれたら土や芝が可哀想だし、どうせすぐお手洗いに駆け込むことになるでしょうしね。今日はいったん解散で、明日の放課後3人でここに来なさい」
できることなら今日の放課後に行いたいけど、絶対に1人欠けてしまうからしょうがない。あたしが予定を合わせてあげて、この日はお開きとなったのだった。
そうして、時間が流れていって――。宿舎のお手洗いからずっと悲鳴が聞こえてくるという不思議な出来事があった次の日の、放課後。続きこと、3人へのお礼『その2』の幕が上がることになったのでした。
「はいお嬢様。こちらになります」
物陰に隠れていたカーナを呼んで、縦横30センチくらいはある箱を受け取った。
「…………。その中に……」
「そう。これからアンタが食べるご馳走が入ってるのよ」
ニンジンとたまねぎの切れ端と、ポテトサラダとパンとラザニアの一部。カフェテリアの裏に置かれていたゴミ袋から取って来たものが載っているお皿を、見せてあげた。
「っ!? くさっ!!」
「廃棄予定なんだから臭いのは当たり前でしょ。なにを驚いているの? 先月アンタも用意したものじゃないの」
今のあたしと同じように箱に入れて、楽しそうに見せてきたくせに。そのこともすっかり忘れてるのね。
「そろそろ小腹が空いてくる頃でしょ? どうぞ召し上がれ」
「…………こ、こんなものを食べたら……。死んで、しまいます……」
「死ぬはずないでしょ。現にあたしが死んでないんだから」
そうね。何時間かしたらお腹が痛くなって6時間くらいお手洗いから出られなくなって、その後4日くらい気持ちが悪くなるだけ。
大したことないわ。
「……こちら以外のお仕置きに……。して、いただけな」
「なんでアンタの言うことを聞かないといけないの? なんでお願いを聞いてもらえると思ってるの?」
「……………………」
「これを食べないと、アンタにとって一番起きて欲しくないことが起きる。それでもいいのね?」
「……………………」
「食べようとはしない。ということは、分かったわ。それでもいい、ということなのね」
「っ、ちっ、違います! しょっ、承知いたしました!! いただきますっ!」
声と身体を震わせながらお皿を手に取り、渡してあげたフォークで食べ始める。
「どうかしら、お味は」
「ぐぶ!? おぇっ!」
想像をはるかに超える味だったみたいね。口に含んですぐ、お皿の上にポテトサラダを吐き出した。
「うぇぇ……。おぇ……。げほっ、おぇ……。げほっ……!」
「いつまでも苦しんでないで、さっさと再開しなさい。出した分もちゃんと食べるのよ」
「は、はい……。ぉぇ……。ぉぇぇ……。うぐ……! ぉげぇぇ……!」
何度も吐きそうになりながら、悪臭を放つ野菜やラザニアの残りを口に詰め込んでいく。
目は充血していて、唇は紫色。腕にはびっしりと鳥肌を立てながら、パトリシアは食べ進めていき――
「げぇ……! おぇ……」
「ごぼぉ……! ぇ、ぅぇぇ……」
「おぶ……。おえ……。おぇえ……。げほ……。げほぉ……。げぇ……」
――その後20分の間に合わせて147回も汚らしい声をあげて、ようやく用意したすべての残飯を食べたのだった。
「はぁ、はぁ、はぁ……。むぐ!?」
「そこで盛大に吐かれたら土や芝が可哀想だし、どうせすぐお手洗いに駆け込むことになるでしょうしね。今日はいったん解散で、明日の放課後3人でここに来なさい」
できることなら今日の放課後に行いたいけど、絶対に1人欠けてしまうからしょうがない。あたしが予定を合わせてあげて、この日はお開きとなったのだった。
そうして、時間が流れていって――。宿舎のお手洗いからずっと悲鳴が聞こえてくるという不思議な出来事があった次の日の、放課後。続きこと、3人へのお礼『その2』の幕が上がることになったのでした。
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