1 / 1
私を忘れられない?
しおりを挟む「ごめんなさい。別れよう…」
私の彼氏は浮気をして、婚約も破棄をした。結婚ムードに浮かれていた私に渇をいれるような出来事ではあるが、私は彼を懸命に愛していたはずだった。
しかし、私の彼氏はその私の愛に答えず、他の女に目移りをした。
何故そうなってしまったのだろうか。
「じゃあ、俺はもう出ていくよ。」
ええ、早くそうしてください。もうこれでスッキリです。
彼は新しい彼女がいて、私と別れても、幸せにまま。いや、むしろもっと幸せになるのかもしれない。でも、私は愛していた人がいなくなり、孤独になる。そして、不幸になる。
浮気をした彼が悪いはずなのに、何で私がこんな目に会わなきゃいけないの?こんな彼をオーケーした私が悪かったの?
せめて、私も浮気相手の一人や二人、いれば良かったのに…
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そして、婚約破棄をして1ヶ月程がたったある日。私は、すっかり一人暮らしにもなれ、さらには今度こそ、良さげな男性を見つけることができた。
徐々に回復傾向にある私の人生の中、何故か、またあの浮気クズが、家にやってきた。
「な、何でいるの…?」
「ごめん。やっぱり、お前が忘れられなくて…やっぱり、俺にはお前しかいなかったんだ!」
「何を言っているの?もしかして、あの彼女にも浮気をしたの!?」
彼は、声が出なくなった。
「ち、い、いや、違う…」
「分かりました。ですけど、復縁はしません。私は、あなたみたいなクズとはもう付き合いたくないし、二度も浮気をするようなクズ野郎の顔も見たくありません。さようなら…」
「ま、待って!」
私は、玄関のドアを強く閉めた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
5
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる