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式の5日前
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私は、私のことを心から愛してくれる彼氏であり婚約者であるリトマス・ロッキー公爵令息と共に過ごしていた。結婚式まで間もない。人生で一番ドキドキ、ワクワクしている時かもしれない。
リトマス・ロッキー公爵令息は、容姿といい、性格といい、何もかもが優れている最高の彼氏であった。こんなに良い人と付き合えるなんて、もしかしたら、私は地獄に落ちるのかもしれない…そう考えるほどであった。
とにかく、私はとても愛されていて、とても幸せなのだ。
まだ、この時は。
しかし、事件は起きた。
もう結婚式を5日後に控えて忙しくなってきた時に、リトマス・ロッキー公爵令息の姿を見なくなった。
忙しいのであろうと、あまり気にしていなかったものの、少し嫌な予感を感じた。
どこに行っているかの宛もないため、取り合えず、妹のサミヤに聞いてみることにした。
「ごめん!夜遅くに申し訳ないんだけ」
「いいよぉ!いいよぉ!ロッキーさん!気持ちいぃ!」
「ハァハァハァハァハァ!!!」
何をやっているの?私の心は、その言葉でいっぱいになった。リトマス・ロッキーは、私の妹と性行為をしていた。夢中になって、私にすら気づいてない。
ふと、彼はドアに目をやり、私の姿に気づいた。すると、幽霊を見たかのように焦りだし、裸のまま近づいてきて
「ち、違うんだ!誤解なんだ!」
と、必死に抵抗した。
「そんなに妹が良いなら、私なんてどうでもいいです。どうか忘れてください。」
私は、婚約を破棄して国を出た。
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