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貴方が
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私は、彼氏が苦手である。
付き合う前は、イイ人だと思ったが、付き合ってから、性的な行為ばかり強要される。まるで、デートとか食事とかは気にしないぐらい。
私のことを、身体でしか見てないんじゃないかと疑ってしまう。
性的な行為も、恋愛の中で大切なものではあるが、ここまで強要されるのは違うと思う。
むしろ、やりすぎるのは、身体関係のようになってしまい、仲が悪くなってしまう気もする。
だから、私は、彼が苦手である。前に、頻度を減らそうと提案したが、「お前は俺のことが嫌いなのか?」と、怒られて、提案の余地も無かった。
私は、ただ身体として見られているような気が増してきた。本当に、彼は私の身体目当てなのか。
ならば、別れた方が良いのか。長くは、続かなそうに思える。
「あのさ、話があるんだけど。今、大丈夫か?」
とある日に、彼氏から話があると言われた。良さげな話ではないのは、態度から察した。
「な、何?」
「別れよう。隠さずに言わせてもらうと、俺は、お前のことが苦手なんだ。」
「に、苦手?例えば何処が?」
「そ、それは…」
よく見ると、彼は手に指輪をはめていた。私があげあものではない。そして、似合わないハートの宝石の指輪。もしかして、浮気?私が指輪に注目していることに気付いた彼は、指輪を隠すように手を引っ込めた。
ビンゴ。苦手というのは口実。私よりも抱き心地の良い女が見つかったのか。なるほどなるほど。
「はい!別れましょう!私も、身体目当ての貴方が苦手なので!」
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