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義弟を汚してしまった
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公爵令息のウェナーはアルファで、義弟のマンドリンはオメガであり、ウェナーはマンドリンに性的な興奮をしていた。
とはいえ、純粋なマンドリンを汚さないよう、襲ったりすることは、頑張って耐えていたのだが、特に年齢が上がったせいか、より興奮はますばかりである。
いつかのタイミングで、襲わせてもらえないだろうか。
そんな最低な思考もよぎる。だが、いつかは本当に襲ってしまいそうで、そのときは、僕は自分の暴走を止められなかったことになる。
「おはよう、ウェナー兄さん…」
朝からなんというほっこりした顔。そして、その体から噴出するかのようなフェロモンが、より僕の性欲を刺激する。
「ま、マンドリン、すごくおかしなことを言っていい?」
あ、まずい!そういえば、最近対面する機会がなくて、より会ったときの興奮が大きいため、行動に出てしまう…
「何でしょう。お兄様。」
「あ、あのさ、襲っていい?」
「襲う…ですか?つまり、お兄様が、武器を持って私に襲いかかるというのですか?」
あぁ!この純粋さ!もう我慢が出来ない!
「ごめん!マンドリン!」
そして、寝起きのマンドリンに対して、深いキスをした。舌を奪うようなキスで、逃げられないようにしてしまった。
マンドリンも驚いていて、固まっている。そりゃ、義理とはいえ兄にこんなことされたら…
「んはぁ!」
ハァハァハァハァ…
急な展開に、お互いの息が荒くなった。
「お兄様…」
「ほ、本当にすまん!」
「良いですよ。お兄様がやりたいのならば…」
「へ?」
マンドリンは、急に服を脱ぎ始めた。
「お兄様のためなら、この体を差し上げます。」
僕は、マンドリンを汚してしまったのであろう。
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