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幼なじみに冷遇された

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 幼なじみのカシャナール オワンコフと、私、ミラーノ アフナラは昔から婚約をしていた。

 言わば、「契約結婚」「政略結婚」というヤツだが、それ以前に、私たちは仲が良く、満了一致の結婚となるのだ。

 私は、カシャナール オワンコフと久しぶりに会うことになる。

 手紙でのやりとりは多かったが、対面は本当に久しぶりである。

 明日は、とうとい対面。そして、もう婚約して、結婚間近となるのだ!

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 「カシャナールさん!久しぶり!」

 「あ、あぁ……」

 満面の笑みでいったが、彼はあまり元気が無さそうであった。緊張しているのだろうか。

 だが、緊張というか、何かがおかしかった。

 私達は、生活を始めた。彼は私に対して冷たい態度をとってくる。食べたい夕御飯を聞いても、黙ってたり、一緒に寝ようと誘っても、疲れてるからいい。と、毎日断られるのだ。

 何故だろう。理由は分からない。

 だが、ひとつ分かるとすれば、彼の態度は、私の顔を見た瞬間に変わった。


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