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クズ妹の婚約者

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 私は、クズである妹のラピュー サンマートが嫌いである。

 まぁ、言わずとも分かる程にクズであるからである。

 小さい頃から、その性格の悪さには参っていた。

 彼女は、容姿はバツグンだ。それを、私をけなす道具にしている。

 「はぁ!何でなのでしょう!何で!私だけが美人なのでしょう!お姉さまは!何でこんなにも醜いのでしょうか!」

 そう。私は、醜いらしい。いや、そんなに酷いわけではないと思う。だけど、妹と比べれば、差は一目瞭然である。

 それは、言わずとも知れている。

 そして、妹にはマウントをとられ続け、彼女にも婚約者が出来た。

 だが、私は彼女のことを許せなかった。

 だから、私は彼女の婚約者を、寝とることにした。

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 「ね、姉さん!?」

 その場所は、ラピューに目撃されてしまった。ラピューは、怒るどころか、泣いて何処かへ行ってしまった。

 ラピューは家に帰ってこず、彼女の婚約者は、私の婚約者となった。


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