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第1章 でも、好きかもしれない
11.
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「おれと惠がどうあろうとおまえには関係ない」
ひと言、無下に放ち、安西は身をかがめると煩いとばかりに環和の口をふさいだ。
出し抜けのキスにびっくりして、反射的に開いた口の中にすかさず安西は舌を差し入れた。待ったなしで息苦しくなるほど、環和の口内では舌が荒れ狂ったようにうごめく。
かがむとき躰を支えようと肩の両脇についたはずの安西の手は、環和の双乳をそれぞれに覆った。
んっ。
びくっと胸を揺らし、驚きに呻いた環和の声は、合わせたくちびるの間でくぐもる。
キスの激しさに連動して、ふくらみが揉みしだかれた。痛み寸前の激しさで揺さぶられ、それが心地いいのかもわからないまま胸は熱を孕んでいく。その熱は、環和の脳内にも及んでいるのかもしれない。のぼせたように意思がぼやけている。
ひとしきり双乳を捏ねていた安西は満足感を得られたのか、手がゆったりと円を描くように動いて、そして麓から搾るように持ちあげる。
直後、胸先が指の腹で弾かれ、環和はびくっと上体を跳ねあげた。
んんんっ!
自ずと放った悲鳴は安西が呑みこんだ。
胸先がこんなにも敏感な場所だとは知らなかった。それとも、触られているからこその感覚なのか、かつて自分で触れたときにはこんなふうに感じることなどなかった。
安西は胸先の粒を捉え、押し潰すようにしながらぐるぐると指先をまわす。
ぅっ……ふっ……んっふっ。
躰をよじっても安西の手からは逃れられず、呼吸が苦しくなって悲鳴は喘ぎ声にしかならない。首を振ろうとしても安西はくちびるを押しつけてきて、キスからも逃れられない。
胸先を摘ままれると、脱力しながらも躰が跳ねあがる。そして、脚の間の中心から熱く蕩けていくような感覚に襲われた。あまりの異質さに環和はおののく。
安西は環和の反応をわかっているのかいないのか、硬く、そしてますます敏感になっていく胸先を扱くように責め立てる。
びくんびくんと、どうしようもなく環和の躰は跳ねる。
そのうち、ふいに口が開放された。
「ん、はあぁ――っ、あ、あ、あ……んっ」
呼吸が自由になり、けれど息を整える間もなく、小刻みの悲鳴があがる。
「感度、よすぎないか」
ほんのくちびるの傍で安西がつぶやく。不満には聞こえず、満更でもない――むしろ、悦に入った声音だった。
「ぃ、やっ、ああ……ん、ふ――」
明確な言葉にならない拒絶は、安西の言葉を恥辱と捉えたからか、触らないでほしいと訴えたのか。自分でも何に対してそうしているのかわからない。はっきりしているのは――
ひっぁああ――っ。
ひと際甲高く、環和の口から驚き混じりの悲鳴が飛びだした。
安西の右手が胸を離れて躰の中心を弄っている。
「融けてるんじゃないのか。ドロドロだ」
嫌らしい声で安西が囁く。
はっきりしているのは、自信満々な安西の発言がはったりではなく、環和を惑わしていることだ。
そうして、安西は体内の入り口で指先をうごめかせ、どろどろの蜜を塗してすっと上へと這わせる。
そこもまた敏感だった。捲るようにした突起の先端をあとから追ってきた別の指が触れたとたん、環和は快楽の底に吸いこまれるような感覚に襲われた。悲鳴をこぼしながら、同時に漏れだしそうな生理現象も覚えて、環和は怯えに似た感覚を抱いてぶるっと躰をふるわせた。
さらに繊細な突起が捏ねられて本当に蕩けていきそうな気がした。
「い……っ」
躰をうねらせながら叫んだ、たった一つの“嫌”という単語すらまともに発することなく、再び安西は環和のくちびるをふさぐ。
そこが弱点と見切ったのだろう。容赦なく安西は中心の突起を攻めてくる。これがセックスがもたらす快感なのか、静まる間もなく環和は感度を無理やり上昇させられた。未知の快楽に侵されてほかのことは何も考えられない。宙に放りだされるような感覚のあと、限度まで達した刹那、なすすべもなく快楽は弾けた。
衝撃に息が詰まり、腰が大きく跳ねたかと思うと怯えたように全身がふるえだした。
安西が顔を上げても呼吸がままならない。
「感じやすいな」
含み笑いながらかけた言葉のあと上体を起こした安西は、びくびくとうねる環和の躰を眺め、唸るように、最高だ、と褒める。そうして、ベッドが軋んだ。
硬いものが中心に触れて小さくうごめく。腰もとから新たなふるえが発生し、クチュッとした水音が立つ。
環和は力尽きて、やはり思考は鈍くなっていた。セックスが次のステップに入ったことを察したときには、入り口が抉じ開けられていた。
「あっ……」
叫びかけたのはつかの間、安西は一気に突き進み、環和は経験のない、引き裂かれるような痛みに襲われる。気道がふさがれ、声にならない悲鳴をあげた。
ひと言、無下に放ち、安西は身をかがめると煩いとばかりに環和の口をふさいだ。
出し抜けのキスにびっくりして、反射的に開いた口の中にすかさず安西は舌を差し入れた。待ったなしで息苦しくなるほど、環和の口内では舌が荒れ狂ったようにうごめく。
かがむとき躰を支えようと肩の両脇についたはずの安西の手は、環和の双乳をそれぞれに覆った。
んっ。
びくっと胸を揺らし、驚きに呻いた環和の声は、合わせたくちびるの間でくぐもる。
キスの激しさに連動して、ふくらみが揉みしだかれた。痛み寸前の激しさで揺さぶられ、それが心地いいのかもわからないまま胸は熱を孕んでいく。その熱は、環和の脳内にも及んでいるのかもしれない。のぼせたように意思がぼやけている。
ひとしきり双乳を捏ねていた安西は満足感を得られたのか、手がゆったりと円を描くように動いて、そして麓から搾るように持ちあげる。
直後、胸先が指の腹で弾かれ、環和はびくっと上体を跳ねあげた。
んんんっ!
自ずと放った悲鳴は安西が呑みこんだ。
胸先がこんなにも敏感な場所だとは知らなかった。それとも、触られているからこその感覚なのか、かつて自分で触れたときにはこんなふうに感じることなどなかった。
安西は胸先の粒を捉え、押し潰すようにしながらぐるぐると指先をまわす。
ぅっ……ふっ……んっふっ。
躰をよじっても安西の手からは逃れられず、呼吸が苦しくなって悲鳴は喘ぎ声にしかならない。首を振ろうとしても安西はくちびるを押しつけてきて、キスからも逃れられない。
胸先を摘ままれると、脱力しながらも躰が跳ねあがる。そして、脚の間の中心から熱く蕩けていくような感覚に襲われた。あまりの異質さに環和はおののく。
安西は環和の反応をわかっているのかいないのか、硬く、そしてますます敏感になっていく胸先を扱くように責め立てる。
びくんびくんと、どうしようもなく環和の躰は跳ねる。
そのうち、ふいに口が開放された。
「ん、はあぁ――っ、あ、あ、あ……んっ」
呼吸が自由になり、けれど息を整える間もなく、小刻みの悲鳴があがる。
「感度、よすぎないか」
ほんのくちびるの傍で安西がつぶやく。不満には聞こえず、満更でもない――むしろ、悦に入った声音だった。
「ぃ、やっ、ああ……ん、ふ――」
明確な言葉にならない拒絶は、安西の言葉を恥辱と捉えたからか、触らないでほしいと訴えたのか。自分でも何に対してそうしているのかわからない。はっきりしているのは――
ひっぁああ――っ。
ひと際甲高く、環和の口から驚き混じりの悲鳴が飛びだした。
安西の右手が胸を離れて躰の中心を弄っている。
「融けてるんじゃないのか。ドロドロだ」
嫌らしい声で安西が囁く。
はっきりしているのは、自信満々な安西の発言がはったりではなく、環和を惑わしていることだ。
そうして、安西は体内の入り口で指先をうごめかせ、どろどろの蜜を塗してすっと上へと這わせる。
そこもまた敏感だった。捲るようにした突起の先端をあとから追ってきた別の指が触れたとたん、環和は快楽の底に吸いこまれるような感覚に襲われた。悲鳴をこぼしながら、同時に漏れだしそうな生理現象も覚えて、環和は怯えに似た感覚を抱いてぶるっと躰をふるわせた。
さらに繊細な突起が捏ねられて本当に蕩けていきそうな気がした。
「い……っ」
躰をうねらせながら叫んだ、たった一つの“嫌”という単語すらまともに発することなく、再び安西は環和のくちびるをふさぐ。
そこが弱点と見切ったのだろう。容赦なく安西は中心の突起を攻めてくる。これがセックスがもたらす快感なのか、静まる間もなく環和は感度を無理やり上昇させられた。未知の快楽に侵されてほかのことは何も考えられない。宙に放りだされるような感覚のあと、限度まで達した刹那、なすすべもなく快楽は弾けた。
衝撃に息が詰まり、腰が大きく跳ねたかと思うと怯えたように全身がふるえだした。
安西が顔を上げても呼吸がままならない。
「感じやすいな」
含み笑いながらかけた言葉のあと上体を起こした安西は、びくびくとうねる環和の躰を眺め、唸るように、最高だ、と褒める。そうして、ベッドが軋んだ。
硬いものが中心に触れて小さくうごめく。腰もとから新たなふるえが発生し、クチュッとした水音が立つ。
環和は力尽きて、やはり思考は鈍くなっていた。セックスが次のステップに入ったことを察したときには、入り口が抉じ開けられていた。
「あっ……」
叫びかけたのはつかの間、安西は一気に突き進み、環和は経験のない、引き裂かれるような痛みに襲われる。気道がふさがれ、声にならない悲鳴をあげた。
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