遠い宇宙の君へ

水妃

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ゲーム

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「お父さん、このドラゴン強すぎるよ!早く攻撃してよ!」

「分かった、今行く! でりゃー!」

「お父さん強い! カッコイイ!!!!」


親子が戦いに夢中になっている側では、

「なぁ、あそこにあるパール盗んじゃおうぜ。
あの家族、戦いに夢中だ。奪うなら今がチャンスだ」

「そうだな、あのパールがあると、
このゲームで最強の剣『ラグナ・カリバー』と交換してくれるという噂だからな」

ゲームの中には簡単なルールがあるのみで、
例えば最後のボスであるフェニックスに打ち勝つことで
宝をゲットしクリアする事ができるといった設定くらいだ。
不死鳥の為、最強の剣を手に入れることでしか倒すことが出来ない。


宇宙旅行では旅行安全区域を念の為に設けている。

ゲーム内では様々な心理が出てくる。

人々の思惑、犯罪心理、悪賢さ、優しい心。
全てがこのエデンプログラムの中で表現される。

SNSでもそうだ。

自分の意識を転送し、想い出を記載する中で誰かを批判する記事を投稿する者もいる。
また宇宙旅行に出かけた者も安全区域を超えて宇宙旅行をする者もいる。

例えばこんな具合に。

「自分の身体が宇宙船になっている! 
好きなように宇宙空間を動き回ることが出来る! 
自分の意志でこんなことが出来るなんて!」

「テツ! そこまで行っては行けないルールだよ! 早く戻っておいでよ」

「大丈夫だよ! 少しくらい! もう少し銀河の果てまで飛んでいこうぜ!」

「もう! どうなっても知らないんだから!」


自分を制御することはとても難しいことなのだ。
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