20 / 69
2章 2人の少女
第20 幼馴染✕お嬢様 Ⅳ
しおりを挟む
圭介と美樹が公園のベンチで休憩してる頃、智花の事務所では皐月が2杯目のお茶を受け取っていた。
「少し時間が余ってしまったわね、私的な事だけど良いかしら?」
「内容に寄りますが・・・」
智花は業務的に答えた。
「山瀬美樹に隠してるのは何故?」
「それは提供者の希望だからです」
「そう・・・貴方も辛かったでしょうね」
「・・・」
それから圭介と美樹が到着するまでは思い思いの考えに老け込み、言葉を交わす事は無かったのである。
圭介と美樹は雑居ビルの2階に有る便利屋事務所の中へと入って行った。
「こんにちはー」
「いらっしゃい」
智花は笑顔で圭介だけでなく美樹も迎えてくれた。
皐月は窓の外へ目を向けたまま動くことは無かった。
「二人共ここへ座って」
智花は皐月の横へ移動し、圭介と美樹は向かい側に腰を降ろした。
「皐月の話を聞く前に俺が話をして良いかな?」
圭介が頭の中で分かりやすく説明出来るように言葉を組み立てていると、先に口を開いたのは智花だった。
「圭介、美樹ちゃんの力なら知ってるわ」
「え?」
驚きを隠せず顔を見合わせる二人。
「そこの女が半裸で圭介に迫ってた事もね・・・」
皐月の言葉に顔から耳まで赤くし下を向く二人。
智花は二人が来る前に皐月と話した事を簡略して圭介と美樹に聞かせたのだった。
「貴方も対外悪趣味ね」
美樹は皐月を睨みつけるが皐月の方は我観せずと行った具合である。
「そろそろ私の要件に付いて話して宜しいかしら?」
背筋を伸ばし気品高く一人ずつ見つめて言った。
「俺は余り聞きたく無いんだけどな・・・」
「私も興味無いな・・・」
二人からの言葉を聞いて皐月は智花を睨みつける。
「美樹ちゃん、圭介のお茶を入れるの手伝ってくれるかしら?」
「はい」
智花と美樹が背中を向けてる時に、皐月は美樹を指差し自分の心臓を指差した後。
「兄」
本当に微かな一言だった。
そこで圭介は仕方無くも頷くしか無かったのである。
「少し時間が余ってしまったわね、私的な事だけど良いかしら?」
「内容に寄りますが・・・」
智花は業務的に答えた。
「山瀬美樹に隠してるのは何故?」
「それは提供者の希望だからです」
「そう・・・貴方も辛かったでしょうね」
「・・・」
それから圭介と美樹が到着するまでは思い思いの考えに老け込み、言葉を交わす事は無かったのである。
圭介と美樹は雑居ビルの2階に有る便利屋事務所の中へと入って行った。
「こんにちはー」
「いらっしゃい」
智花は笑顔で圭介だけでなく美樹も迎えてくれた。
皐月は窓の外へ目を向けたまま動くことは無かった。
「二人共ここへ座って」
智花は皐月の横へ移動し、圭介と美樹は向かい側に腰を降ろした。
「皐月の話を聞く前に俺が話をして良いかな?」
圭介が頭の中で分かりやすく説明出来るように言葉を組み立てていると、先に口を開いたのは智花だった。
「圭介、美樹ちゃんの力なら知ってるわ」
「え?」
驚きを隠せず顔を見合わせる二人。
「そこの女が半裸で圭介に迫ってた事もね・・・」
皐月の言葉に顔から耳まで赤くし下を向く二人。
智花は二人が来る前に皐月と話した事を簡略して圭介と美樹に聞かせたのだった。
「貴方も対外悪趣味ね」
美樹は皐月を睨みつけるが皐月の方は我観せずと行った具合である。
「そろそろ私の要件に付いて話して宜しいかしら?」
背筋を伸ばし気品高く一人ずつ見つめて言った。
「俺は余り聞きたく無いんだけどな・・・」
「私も興味無いな・・・」
二人からの言葉を聞いて皐月は智花を睨みつける。
「美樹ちゃん、圭介のお茶を入れるの手伝ってくれるかしら?」
「はい」
智花と美樹が背中を向けてる時に、皐月は美樹を指差し自分の心臓を指差した後。
「兄」
本当に微かな一言だった。
そこで圭介は仕方無くも頷くしか無かったのである。
0
あなたにおすすめの小説
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!
みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!
杉藤千夏はツンデレ少女である。
そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。
千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。
徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い!
※他サイトにも投稿しています。
※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる