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3章 運命
第32 ボス✕押しかけJC
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17時か良い時間ね。
「さぁ片付けて上に戻るわよ」
「はーい」
美樹は武器をロッカーへと運んで行く、皐月は辺りをくまなく見回している。
「ここって防音でしょ、いったい幾らかけて作ったの?」
「さて幾らでしょうね・・・皐月さんも早く片付ける」
「はいはい」
15分で片付けると三人は事務所へと戻って来た。
「圭介はまだ戻って無い様ね、2人はもう帰りなさい」
「圭介を待ちたいわ」
「美樹ちゃんの気持ちは分かるけど直接帰るかも知れないし、もう遅い時間よ」
美樹も皐月もここのボスは智花だと理解してきたようだ、素直に帰り支度をして事務所を出て行った。
2人を巻き込んでしまったのは予想外の展開だった、しかし結果を引きずっても仕方が無いので2人をどれだけ安全な位置に置くかが大事よね。
圭介も帰って来なそうだし私も帰ろうかな・・・。
智花は考えるのを止め帰り支度を始めたのである。
17時か・・・だいぶ暗くなって来たし補導されても面倒だから帰るかな。
智花さんにはメールで経過報告をすれば良いだろう。
『今日は何も成果が無かったよ、渋谷に付いては再度話し合いましょう』
「送信っと」
俺は嘘の報告をした、心がザワつくのは何故だろう魔族を見逃した罪悪感か?
それとも勾玉の話が引っかかってるのか、とにかく初めて智花さんに嘘を付いた。
「罪悪感が半端ないな・・・」
そうだ試験勉強もしないと行けないんだった、頭を切り替えて帰ったら勉強をしよう。
圭介は、自宅の鍵を回し扉を開け中に入る。
「ただいまー」
誰も居ないのだがいつもの習慣だ。
「おかえりなさい圭介」
「おかえりー」
「美樹と皐月?」
「どうしてと言う顔をしてるな」
皐月が不敵な笑みを浮かべながら言う。
この2人は何故ここにいるんだ、不法侵入までしてよほど重大な用事でもあるのかな?
「こんな遅い時間にどうしたのと言うか、どうやって部屋に入った?」
「それは私の純粋な技術でね」
皐月が得意げな顔をする。
この娘は本当にお嬢様なのだろうか疑わしくなって来たぞ。
「圭介の部屋は2LDKよね、広い部屋が空いてるみたいだし私達が住んでも構わないわよね?」
「それは駄目だよ」
俺は慌てて二人に向け手を降った。
「とにかく二人共今日は帰った方が良いよ」
俺の言葉を無視し、美樹と皐月は奥のリビングへ消えて行く。
「何を考えてるんだか・・・」
仕方がなく2人の後を追いリビングへ入ると食卓には手作りの夕食が用意されていた。
「これは?」
「私と皐月で作ったの、私達がいれば毎日でも作ってあげられるわよ」
とても魅力的だ、しかし・・・智花さんに説得してもらうか。
俺はスマホを取り出し智花さんにお願いをする事にした。
「さぁ片付けて上に戻るわよ」
「はーい」
美樹は武器をロッカーへと運んで行く、皐月は辺りをくまなく見回している。
「ここって防音でしょ、いったい幾らかけて作ったの?」
「さて幾らでしょうね・・・皐月さんも早く片付ける」
「はいはい」
15分で片付けると三人は事務所へと戻って来た。
「圭介はまだ戻って無い様ね、2人はもう帰りなさい」
「圭介を待ちたいわ」
「美樹ちゃんの気持ちは分かるけど直接帰るかも知れないし、もう遅い時間よ」
美樹も皐月もここのボスは智花だと理解してきたようだ、素直に帰り支度をして事務所を出て行った。
2人を巻き込んでしまったのは予想外の展開だった、しかし結果を引きずっても仕方が無いので2人をどれだけ安全な位置に置くかが大事よね。
圭介も帰って来なそうだし私も帰ろうかな・・・。
智花は考えるのを止め帰り支度を始めたのである。
17時か・・・だいぶ暗くなって来たし補導されても面倒だから帰るかな。
智花さんにはメールで経過報告をすれば良いだろう。
『今日は何も成果が無かったよ、渋谷に付いては再度話し合いましょう』
「送信っと」
俺は嘘の報告をした、心がザワつくのは何故だろう魔族を見逃した罪悪感か?
それとも勾玉の話が引っかかってるのか、とにかく初めて智花さんに嘘を付いた。
「罪悪感が半端ないな・・・」
そうだ試験勉強もしないと行けないんだった、頭を切り替えて帰ったら勉強をしよう。
圭介は、自宅の鍵を回し扉を開け中に入る。
「ただいまー」
誰も居ないのだがいつもの習慣だ。
「おかえりなさい圭介」
「おかえりー」
「美樹と皐月?」
「どうしてと言う顔をしてるな」
皐月が不敵な笑みを浮かべながら言う。
この2人は何故ここにいるんだ、不法侵入までしてよほど重大な用事でもあるのかな?
「こんな遅い時間にどうしたのと言うか、どうやって部屋に入った?」
「それは私の純粋な技術でね」
皐月が得意げな顔をする。
この娘は本当にお嬢様なのだろうか疑わしくなって来たぞ。
「圭介の部屋は2LDKよね、広い部屋が空いてるみたいだし私達が住んでも構わないわよね?」
「それは駄目だよ」
俺は慌てて二人に向け手を降った。
「とにかく二人共今日は帰った方が良いよ」
俺の言葉を無視し、美樹と皐月は奥のリビングへ消えて行く。
「何を考えてるんだか・・・」
仕方がなく2人の後を追いリビングへ入ると食卓には手作りの夕食が用意されていた。
「これは?」
「私と皐月で作ったの、私達がいれば毎日でも作ってあげられるわよ」
とても魅力的だ、しかし・・・智花さんに説得してもらうか。
俺はスマホを取り出し智花さんにお願いをする事にした。
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