現代に生きる勇者の少年

マナピナ

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3章 運命

第36 覚醒✕能力

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 翌日目覚めるとリビングの方から良い匂いが漂って来ていた。

「もう朝か・・・そうだ皐月は目覚めたのか?」

俺は独り言を呟くと制服に着替えリビングへと入って行った。

 「皐月、調子は大丈夫なのか?」

軽快な音を立てて野菜を切っていた皐月が顔を上げた。

「大丈夫なんだけど、私にも可怪しい力と言うか知識が宿ったみたいなの」

 皐月は平然と言ってるが不安じゃ無いのか?

「それはどんな?」

「この話は放課後に智花さんを交えて話した方が良いと思う」

「分かった」

 皐月の中でも整理が付いて無いのかも知れない、今は本人の希望通りにしとこう。

「おはよう、圭介」

「おはよう、洗面所が空いたなら俺も顔を洗ってくるよ」

そう言い残しリビングを退室した。

 それにしても家事を皐月に任せきりは不味いかもしれないな、本来なら依頼者な訳だし。
かと言って俺は無理だし、美樹もなぁ・・・。
さてどうしたものか、智花さんに相談してみるのが正解かな。



学校へは3人で登校し、普通に授業を受け揃って智花さんの事務所へと入って行った。

「3人共待っていたわ、ささ座って」

「智花さん、その前に大事な話が・・・」

「はーい、圭介の話は後でね」

 智花さんが妙にご機嫌なのは気の所為だろうか?

「まずは私から連絡事項があります、本日を持って何でも屋とこの事務所をたたみます」

これには突然過ぎて誰も声が発せない状態であった。

「さらに2、3日後からは、新しく極秘で魔族ハンターを行うチームとして動きます」

「魔族ハンター?」

俺は思わず聞き返してしまった。

「そうよ、事務所も大きい所に引っ越しするからね、もちろん訓練場とアイテム制作室は作るわ」

皐月は無表情だが、美樹はかなり動揺してるようだが無理は無いか。

「余りにも早急で危険過ぎない?」

「圭介、丁度良いタイミングだから昨夜の事を話して上げる」

俺と智花さんの会話に割って入った皐月は、昨夜気を失った時、今朝皆の前で話すと言った事を語ろうとしているのだと用意に分かった。



 ここは何処・・・私に何が・・・そうだ勾玉が光って・・・。
何だろう見た事も無い物や知識が私の脳裏に流れ込んで来る。

「我が子孫よ、今の光景を見ているなら勇者がそなたを望んでいると言う事だ。」

勇者とは圭介の事だろう。

「そなたに与えた知識は必ず助けに成るだろう、決して表に出ない物、ましてや悪用しては成らない物、では存分に知識を使いそなたの時代を守るが良い」



 「以上よ」

 皐月の言ってる事に嘘は無いだろう、実際今まで勇兄と俺は数々のアイテムを作り上げて来たのだからな。

「運命なのか・・・」

俺の言葉に誰もが考え込んでいる様だった。



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