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てぃー☆ちゃー

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奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!!

第15話 奪われたギャラクシーロボ!? 奇跡の超雷炎合体! グレートレイジューク!! 2

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 扉の開いた先は、機械とその音。そして人々の喧騒に包まれていました。

「この部屋には初めて来ましたが、すごい施設ですね」

 呆気に取られてしまいました。
 そこに並んでいたのは、件のシャッフラービークル達です。
 真っ赤な塗装で『A』の文字の入った大きな自動車。
 青い塗装で『K』の文字の入ったパワーショベル。
 桃色の塗装で『Q』の文字が入った救急車。
 白い塗装で『J』の文字が入ったブルドーザー。
 黄色の塗装で『道化師』のイラストが入ったヘリコプター。

 今まではそれぞれを遠目で見たことがあっただけなのですが、すべてのシャッフラービークルがこれだけ近くで見れることはありませんでした。

「これらのビークルが合体するとなると………前回の大きさではつり合いが取れなそうですね」

 以前は適当に巨大化しましたが、あのサイズよりも大きくならないと戦い難そうです。

「こんにちは佐々木君」

 そんなことを考えていると、一人の青年が私に声をかけてきました。

「おや。お久しぶりです、只野君」

 同級生で、高校の時にクラスメートだった只野恵一君です。

「変わってないねえ」

 変って無い? それは私の身長の話だとしたら許しませんよ?

「や、ほら。やっぱりまだ2カ月だもんね! そりゃあ変わらないよね!」

 殺気に気付かれてしまいましたか、私もまだまだですね………まあ今日のところは不問としてあげましょう。

「そういう只野君はまた背が伸びてませんか? そして相変わらずトレーニングはさぼっているようですね」

 この男、身長がなんと190cm近くある長身の男なのです。
 これでもっと筋肉質であれば良かったのにといつも思います。
 そんな私の言葉に彼は苦笑いを浮かべる事しか出来ない様子。

「ようこそ。ここがシャッフラーサポートメカドック、略称はSSMDだよ」

 そう言って只野君は、シャッフラービークル達に視線を向けてました。

「それにしてもすごい職場に就職しましたね」
「まあやってることは親方にコキ使われるだけだけどね」
「それでもHERO法人に就職っていうだけでもとんでもない業績だと思いますよ? 普通に考えてこの手の施設への就職は大学、そして大学院に行った上で推薦を貰って…といったの物だと思っていましたので」
「んー、まあ僕の場合はほら。趣味がね…うまく親方の目に止まったからだと思うんだけど」
「そう考えると途中棄権とはいえ、ロボコンに参加して良かったですね」
「まあね、まさか僕のロボの武装がレギュレーション違反になるとは思わなかったけど」
「既定エネルギー以下の出力ではあったんですよね? 確か」
「そうそう。でも搭載させた武装が国際法違反の原理が使われたなんて気が付きもしなかったよ」
「ルールブックに載って無い処は注意しきれなかったって前にも言ってましたもんね」
「こら!! 恵一! ダベってないでとっとと案内しろや! 中で嬢ちゃん達が待ってるんだぞ!」
「すいません! 今連れて行きます!」

 両手を合わせて私に謝罪をする只野君が先導して歩いていきます。
 下へ降りるエレベーターに二人で乗ると、シャッフラービークル達が並ぶ階層の真下の階層へと到着しました。

「失礼します」

 階層に入るなり、近くの人へ只野君が挨拶をすると私を目的地へと導いてくれました。
 とはいうものの、エレベーターの途中から丸見えでした。

「ずいぶんと大きな魔石…いや、魔晶石ですね。しかもそれが8つも並んでいるなんて…」

 私の視界には人間大の魔晶石が封入され、透明度の高い液体の中に沈められたガラスケースが8つ。それとそれらの中心に祭壇が確認されます。

「ああ、やっぱり大きいんだ? 魔法関係の知識はあんまり持ち合わせてないから詳しくは知らないんだ」
「ざっくりとお話しますと、いわゆるドラゴン的なサイズの魔獣やらを倒した時に手に入る魔石を加工した物ですね」
「そうなの?」
「ええ。大きさもさることながら、加工技術も相当に高い。流石はHERO法人、とても驚きました」
「へー」
「しかし急がないといけませんね。魔昌石から浮力が失われていますし、保水液の透明度も高すぎです」
「頼むわ」

 私は軽く頷くと、駆け足で祭壇まで辿り着きました。

「うわあ…」

 思わず声が出てしまいました。
 そこにいたのは八人の男女。全員が眼の下にクマを作り、座っている位置の周りには幾つもの栄養ドリンクの空きビンが転がっていました。
 魔晶石の中に入れる魔力の量を、消費魔力が超えてしまったようですね。病院や研究施設などは簡単に電力が落とせないためか、時たまこの様な形で魔法師達を酷使することがあります。

「すごい状況ですね、とりあえず場所を開けてください」

 一番弱っている女性に話しかけると、女性は軽く頷いて地面を這い祭壇の外へ。祭壇から降りる階段の途中で動かなくなると、寝息が聞こえ始めました。

「…力尽きたようですね」
「ぐ、ずるい…」
「ああ、眠れるなんて…羨ましい」
「オレも、出るぞ…」
「あー、ヴぁー」
「大丈夫だ! みんな頑張れ! これからもっと応援が来るはずだ!」

 残っていた七人が思い思いの言葉を口にしています。

「越後屋からの応援は私だけですけど、皆さん祭壇から出て頂いて構いませんよ?」

 私はそう伝えて女性が座っていた祭壇の魔法陣に、鞄から座布団を取り出して座ります。この手の祭壇は床が冷たいので長時間座る場合に座布団は必須です。
 国家B級魔術師ライセンスのエンブレムバッチを胸元から外して祭壇に取り付けられている台座に乗せ、コンソールの操作を行います。
 この操作を行うことによって、私がどのくらいの時間でどれだけの魔力をこの魔晶石に籠められたかどうかが正確に測定できるようになるのです。
 準備が出来ましたので、体から魔力を魔法陣へと注ぎこみ始めます。

「うわっ! すごいな!」
「やった、これで休める!」
「助かった…」
「これで寝れ…がくっ」

 限界ギリギリまで魔力を消費させられてた面々は次々と祭壇から退席していく。
 中には自分で立ち上がれない人もいて、肩を借りています。
 彼らはここのお抱えの魔法師ですかね?
 今までは別の現場で働いていたので彼らの様に魔力を注ぎ込んでいる人たちを見ませんでしたが…。

「すまない、助かった!」
「いえいえ、これもお仕事ですから」

 軽く答えると、鞄の中から買ったばかりの雑誌を取り出します

「え゛!?」
「や、魔力を籠めている間は暇ですからね」
「あ、ハイ…確かにソウデスネ」

 私の取り出した雑誌を見て、魔術師の一人が変な声をあげました。
 失礼な話です。
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