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わくわくのダンジョン研修
第33話 わくわくのダンジョン研修 7
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「この先に罠があります! 飛び越えなさい!」
「ひい!」
「右手です! 左に行こうとするんじゃありません!」
「こ、この先の部屋はスケルトンが大量発生を…」
「蹴散らしなさい! なんの為の筋肉ですか!」
「ひい!」
「ひえ! せめて防具を…」
「筋肉で防ぎなさい! なんの為の筋肉ですか!」
「ひええええ!」
「背筋を伸ばしなさい! 顔を上げなさい! 健全なる筋肉は健全なる骨格と健全なる下半身にのみ宿ると知りなさい!」
共に駆けながら右手に火球を出します。
「ひええ! 走ります! 走ります!」
「前からスケルトンが!」
「蹴散らしなさいといっているんです!」
「ひえええ!」
「足を止めない! スケルトンなんかなんだというのです! 左右から来るものは無視しなさい! 正面の敵だけ殴ればいいのです! 倒す必要なんかありません! あなた達は今ランニングをしているのです! 戦闘をしている訳ではありませんよ!」
「そうは言っても!」
「速度が落ちてますよ!」
私は彼らの後ろから火球の魔法を撃ち出しました。
「「「ひええええええ! 」」」
「そうです! 走りなさい! やれば出来るじゃないですか! 先ほどよりも早いじゃないですか! この速度をキープしますよ!」
「「「お助けー!! 」」」
通路を駆け抜け、魔物を蹴散らし、トラップを走り抜けて私は先に進みます。
「ぐう! 足がっ」
「ヒール!」
「な、治った!」
「じゃあ走りなさい!」
「ひええ!」
「毒矢が! 罠の毒矢が!」
「ヒール! アンチポイズン! 罠があると言ったでしょう! なんでその無駄な筋肉で防がないのですか!」
「モンスターが!」
「無視しなさい! そして走りなさい!」
洞窟を駆け抜け、階段を何度も下りてようやくたどり着きました10層のボス部屋です。
「「「ぜえ、ぜえ、ぜえ」」」
「何を息切らしているですか。あなたたちが行った20層のまだたかだか半分の地点ですよ!?」
「「「ぜえ、ぜえ、ぜえ」」」
「まったく。普段から下半身を鍛えないからこの程度で疲れてしまうのです。不甲斐ない、じゃあボス部屋に入りますよ」
「「「ええ!? 」」」
何を驚いているのですか。10層のボスなんてダンジョンのチュートリアルボスじゃないですか。
「待ってくれ! オレ達は何の装備もないままここまできちまってんだぞ!」
「ボスに素手で挑もうってのか! ここのボスはスケルトンリーダーだぞ!」
「死にに行く様なもんじゃねえか! 復活札の無駄だ!」
「いいから入りなさい!」
「「「ぎゃー!! 」」」
三人まとめて扉に蹴りいれると、私もボスの部屋に入ります。
「来たキキ! 敵を倒すキキー!」
「「「キキー! (倒すぞー! )」」」
そこにいたのは見慣れたクラスメート、顔面にAYGの文字の入っている戦闘員Aと…えーっと。
「キキ! (B!)」
「キキ! (C!)」
「キキ! (D!)」
そうでした。愉快な戦闘員の皆さんでした。
「な、なんだこいつら? スケルトンリーダーじゃねえぞ!」
「なんか真っ黒な全身タイツみたいなモン着てるぞ!」
「どこぞの秘密結社の戦闘員達みたいだ! 配置換えか!?」
私たちの悪役学園の授業の一環です。10層のボスに彼らが配置されたようですね。
「さあ! 倒すキキ! グベッ!」
私は早々に戦闘員Aに拳を叩き込み眠らせました。
戦闘員Aが地面に倒れ伏し、そのまま消えて行きます。
「キキキ!」
「キキ!?」
「キキキー! キキー!」
あ、戦闘員Aを倒してしまったので戦闘員フィールドが解けてしまったようですね。これでは何を言っているかわかりません。
戦闘員リーダーたる彼は最後まで残しておくべきでした。
戦闘員フィールドとは戦闘員リーダーが無意識で発動している特殊フィールドです。戦闘員達の身体能力がスズメの涙ほど上昇される上に味方にのみ他の戦闘員達が何を言ってるのかが判るようになります。結構便利なのですが、失敗しました。
「さああなた達! 一人1体です! 相手も素手ですよ! とっとと倒しなさい!」
「「「おう! 」」」
「「「キキ! 」」」
いえ、私は戦闘員達に言った訳ではないのですが…まあ一応委員長ですから仕方ないですかね?
マッスル3(笑)と戦闘員達の壮絶な戦いが今始まりました!
おお!
おおー!
おおーー!!
激戦でした。人間よりも個体能力の高い戦闘員達と、走りこみだけさせたポンコツ筋肉達の激戦は…、いえ語るのはやめましょう。
私はほぼ無傷だった戦闘員B・C・Dを拳で沈めると、ボス部屋クリア後に用意されている休憩室でポータルメモを起動。これでダンジョンを出た後にも再びここに戻ってこれます。
メモを取ったらすぐに11層へと足を踏み入れるのでした。
……………さっそく一人になってしまいました。ごめんなさいシンディ博士。
「ひい!」
「右手です! 左に行こうとするんじゃありません!」
「こ、この先の部屋はスケルトンが大量発生を…」
「蹴散らしなさい! なんの為の筋肉ですか!」
「ひい!」
「ひえ! せめて防具を…」
「筋肉で防ぎなさい! なんの為の筋肉ですか!」
「ひええええ!」
「背筋を伸ばしなさい! 顔を上げなさい! 健全なる筋肉は健全なる骨格と健全なる下半身にのみ宿ると知りなさい!」
共に駆けながら右手に火球を出します。
「ひええ! 走ります! 走ります!」
「前からスケルトンが!」
「蹴散らしなさいといっているんです!」
「ひえええ!」
「足を止めない! スケルトンなんかなんだというのです! 左右から来るものは無視しなさい! 正面の敵だけ殴ればいいのです! 倒す必要なんかありません! あなた達は今ランニングをしているのです! 戦闘をしている訳ではありませんよ!」
「そうは言っても!」
「速度が落ちてますよ!」
私は彼らの後ろから火球の魔法を撃ち出しました。
「「「ひええええええ! 」」」
「そうです! 走りなさい! やれば出来るじゃないですか! 先ほどよりも早いじゃないですか! この速度をキープしますよ!」
「「「お助けー!! 」」」
通路を駆け抜け、魔物を蹴散らし、トラップを走り抜けて私は先に進みます。
「ぐう! 足がっ」
「ヒール!」
「な、治った!」
「じゃあ走りなさい!」
「ひええ!」
「毒矢が! 罠の毒矢が!」
「ヒール! アンチポイズン! 罠があると言ったでしょう! なんでその無駄な筋肉で防がないのですか!」
「モンスターが!」
「無視しなさい! そして走りなさい!」
洞窟を駆け抜け、階段を何度も下りてようやくたどり着きました10層のボス部屋です。
「「「ぜえ、ぜえ、ぜえ」」」
「何を息切らしているですか。あなたたちが行った20層のまだたかだか半分の地点ですよ!?」
「「「ぜえ、ぜえ、ぜえ」」」
「まったく。普段から下半身を鍛えないからこの程度で疲れてしまうのです。不甲斐ない、じゃあボス部屋に入りますよ」
「「「ええ!? 」」」
何を驚いているのですか。10層のボスなんてダンジョンのチュートリアルボスじゃないですか。
「待ってくれ! オレ達は何の装備もないままここまできちまってんだぞ!」
「ボスに素手で挑もうってのか! ここのボスはスケルトンリーダーだぞ!」
「死にに行く様なもんじゃねえか! 復活札の無駄だ!」
「いいから入りなさい!」
「「「ぎゃー!! 」」」
三人まとめて扉に蹴りいれると、私もボスの部屋に入ります。
「来たキキ! 敵を倒すキキー!」
「「「キキー! (倒すぞー! )」」」
そこにいたのは見慣れたクラスメート、顔面にAYGの文字の入っている戦闘員Aと…えーっと。
「キキ! (B!)」
「キキ! (C!)」
「キキ! (D!)」
そうでした。愉快な戦闘員の皆さんでした。
「な、なんだこいつら? スケルトンリーダーじゃねえぞ!」
「なんか真っ黒な全身タイツみたいなモン着てるぞ!」
「どこぞの秘密結社の戦闘員達みたいだ! 配置換えか!?」
私たちの悪役学園の授業の一環です。10層のボスに彼らが配置されたようですね。
「さあ! 倒すキキ! グベッ!」
私は早々に戦闘員Aに拳を叩き込み眠らせました。
戦闘員Aが地面に倒れ伏し、そのまま消えて行きます。
「キキキ!」
「キキ!?」
「キキキー! キキー!」
あ、戦闘員Aを倒してしまったので戦闘員フィールドが解けてしまったようですね。これでは何を言っているかわかりません。
戦闘員リーダーたる彼は最後まで残しておくべきでした。
戦闘員フィールドとは戦闘員リーダーが無意識で発動している特殊フィールドです。戦闘員達の身体能力がスズメの涙ほど上昇される上に味方にのみ他の戦闘員達が何を言ってるのかが判るようになります。結構便利なのですが、失敗しました。
「さああなた達! 一人1体です! 相手も素手ですよ! とっとと倒しなさい!」
「「「おう! 」」」
「「「キキ! 」」」
いえ、私は戦闘員達に言った訳ではないのですが…まあ一応委員長ですから仕方ないですかね?
マッスル3(笑)と戦闘員達の壮絶な戦いが今始まりました!
おお!
おおー!
おおーー!!
激戦でした。人間よりも個体能力の高い戦闘員達と、走りこみだけさせたポンコツ筋肉達の激戦は…、いえ語るのはやめましょう。
私はほぼ無傷だった戦闘員B・C・Dを拳で沈めると、ボス部屋クリア後に用意されている休憩室でポータルメモを起動。これでダンジョンを出た後にも再びここに戻ってこれます。
メモを取ったらすぐに11層へと足を踏み入れるのでした。
……………さっそく一人になってしまいました。ごめんなさいシンディ博士。
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