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君の名
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「大丈夫?」
俺は彼の体を起こし安否確認をした。彼も体に多少は傷があるものの答えれないということはなく、うんと頷いた。
「心配してくれたの?ありがとう」
彼の曇りの無い笑顔に胸を締め付けられる思いをした。
「僕の名前はノアよろしく!」
彼はボロボロの手を俺に差し出してきた。その痛々しい手を少しでも包んであげたいと思いそっと握り返す。
「君の名前は?」
彼の質問に俺も答えようと言葉をだす。
「俺か?俺の名前は・・・・・俺の名前は」
しかし記憶は欠けを落ち名前すら思い出せず俺は髪をくしゃくしゃにした。
「無理に思い出さなくていいよ」
「ごめん、思い出せないや」
「そーだね名前無いと不便だし僕が考えとくよ」
「ありがとう」
しかし彼の体は本当にエロい
幼いながらもしっかりと腹筋が浮き出てて
林檎のように赤く熟された乳首に小さいながらもしっかりと勃起させてるペニス
「あ・・・あんまり見ないで」
嫌らしい視線は伝わったらしくノアはもじもじと体を動かした。
「ご、ごめん!あまりにもエロくてつい」
ゴーン
洞窟内に大きな音が反響し俺とノアの鼓膜を刺激した。
「さっさと寝ろ!奴隷共」
緑男はかなりのご立腹だった。
「へいへい」
俺は気の抜けた返事で返しノアの手を引き牢屋の隅っこで冷たい床に仰向けに一緒に寝た。
「なぁ?まだ起きてるか?」
「うん、起きてるよ」
俺たちは緑男にバレないように身を寄せ合い小さな声でコンタクトを取り始めた。
「ノアはいつからここに居るんだ?」
「一年前くらいからかな」
「そんなに前から」
「うん、僕にはね旦那様が居たんだけどいつまでもエッチなミルクを作れないから僕に呆れてお父様がこの奴隷オークションに僕を売ったんだ。」
エッチなミルク?つまり射精のことだろ。そんなことを考えているとノアが可哀想で
俺はノアのボロボロな手を自然とゆっくり握っていた。気づかないうちに俺の視界は歪み始め初めて涙を流していることに気づいた。
「泣いてるの?」
「何で・・・何で射精出来ないだけでお前が捨てられなきゃいけないんだ?」
「仕方ないよ」
「仕方なくない!お前が捨てられる意味はないだろ?」
ノアは俺の手を強く握りしめ俺の唇に冷たい唇を重ねた。
「もしね?君の旦那さんがエッチなミルク出せなくても君はその人を捨てたりしない?」
俺は小さい腕を両手一杯に広げ彼を強く抱き締めた。
「そんなこと絶対しない。愛してるなら例えどんなことがあっても捨てたりしない」
「なんか、変な感じ君も僕と同じくらいの年なのにまるで年上に抱かれてるみたい。」
二人は肌を刺すような冷たい風を防ぐ為に裸体で温めあった。
俺は彼の体を起こし安否確認をした。彼も体に多少は傷があるものの答えれないということはなく、うんと頷いた。
「心配してくれたの?ありがとう」
彼の曇りの無い笑顔に胸を締め付けられる思いをした。
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彼はボロボロの手を俺に差し出してきた。その痛々しい手を少しでも包んであげたいと思いそっと握り返す。
「君の名前は?」
彼の質問に俺も答えようと言葉をだす。
「俺か?俺の名前は・・・・・俺の名前は」
しかし記憶は欠けを落ち名前すら思い出せず俺は髪をくしゃくしゃにした。
「無理に思い出さなくていいよ」
「ごめん、思い出せないや」
「そーだね名前無いと不便だし僕が考えとくよ」
「ありがとう」
しかし彼の体は本当にエロい
幼いながらもしっかりと腹筋が浮き出てて
林檎のように赤く熟された乳首に小さいながらもしっかりと勃起させてるペニス
「あ・・・あんまり見ないで」
嫌らしい視線は伝わったらしくノアはもじもじと体を動かした。
「ご、ごめん!あまりにもエロくてつい」
ゴーン
洞窟内に大きな音が反響し俺とノアの鼓膜を刺激した。
「さっさと寝ろ!奴隷共」
緑男はかなりのご立腹だった。
「へいへい」
俺は気の抜けた返事で返しノアの手を引き牢屋の隅っこで冷たい床に仰向けに一緒に寝た。
「なぁ?まだ起きてるか?」
「うん、起きてるよ」
俺たちは緑男にバレないように身を寄せ合い小さな声でコンタクトを取り始めた。
「ノアはいつからここに居るんだ?」
「一年前くらいからかな」
「そんなに前から」
「うん、僕にはね旦那様が居たんだけどいつまでもエッチなミルクを作れないから僕に呆れてお父様がこの奴隷オークションに僕を売ったんだ。」
エッチなミルク?つまり射精のことだろ。そんなことを考えているとノアが可哀想で
俺はノアのボロボロな手を自然とゆっくり握っていた。気づかないうちに俺の視界は歪み始め初めて涙を流していることに気づいた。
「泣いてるの?」
「何で・・・何で射精出来ないだけでお前が捨てられなきゃいけないんだ?」
「仕方ないよ」
「仕方なくない!お前が捨てられる意味はないだろ?」
ノアは俺の手を強く握りしめ俺の唇に冷たい唇を重ねた。
「もしね?君の旦那さんがエッチなミルク出せなくても君はその人を捨てたりしない?」
俺は小さい腕を両手一杯に広げ彼を強く抱き締めた。
「そんなこと絶対しない。愛してるなら例えどんなことがあっても捨てたりしない」
「なんか、変な感じ君も僕と同じくらいの年なのにまるで年上に抱かれてるみたい。」
二人は肌を刺すような冷たい風を防ぐ為に裸体で温めあった。
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