お前と番になってたまるか!

yufa

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目を開ける見知らぬ天井が最初に視界に入った。鼻に突く消毒の匂い、腕には沢山の針が刺さっており針にはチューブが通り液体の入った袋には点滴と書いてありここが病院だと気づいたのは目を覚ましてから一分くらいたった後だった


「生きてる」


手首には包帯が巻かれておりそうとう酷かったのか本来なら白色の包帯は血の色に染まってた。


「何で?生きてるんだよ!」


もう涙腺は、壊れてしまったのか?
涙が次から次へと溢れていった。

「気がついたか?」


トイレから出た俺の恋人、淳はハンカチで手を拭きベットの近くに椅子に腰を掛けた。

「ったく、びっくりしたわ昨日風呂から上がるとお前手首切って倒れてから心配だったんだぞ」


「一日居てくれたんだ。ありがとう」


すると淳は俺の手を握り真剣な眼差しで俺を見た

「晴!もう一度俺の名前を呼んで、そして番になろう俺は、お前が好きだ」


俺は、淳の顔を見ないで小さな声で呟いた

「嫌だ、俺は、今までも直樹が好きだし もうお前を名前で読んだりもしない、番にもならない」


淳は立ち上がりそのまま出口の方に振り向いた

「・・・・・・分かったお前とは別れる、だがな死ぬんじゃねぇぞ死んだら悲しむのはお前が愛してる直樹も悲しむんだからな」

そう口に出すと振り返らずに病室を出た


「もう遅いよ」

直樹に嫌われた俺には直樹を好きなる資格も悲しまれる資格も無い











「よかったわ直樹がお見合いを受けてくれるなんて」


俺は、今母と一緒に明日行われるお見合い服装を選んでいた。


「直樹これなんてどうかしら?」

「何だっていいよ」

「良くないわ、お嬢様にしっかり売り込まなくちゃ!」



母が楽しそうに選んでいると、俺は、頭の中で別なことを考えていた。

晴だったらどんな服装を選んでくれるのかな?


「これがいいわ」


母の選んだ深緑色のスーツを見にまとい鏡を眺めた

「・・・・・晴だったら何て言うかな」

「はるがなに?」


つい口に出してしまった。
俺は、なんとか言い訳を考えていた。


「春だっらこの服も似合うかなって」

「そうね、季節にぴったり」

「これにしましょう」


母はスーツを持ってレジに向かった俺は、レジが終わるまでいろんな商品を眺めていた


「・・・・・ペンダント?」



俺は、ケースに入った銀色のハートペンダントを眺めていた。すると店員が笑顔でこちらに来た


「どうですか、このペンダント中に写真を入れられて、カップルでお揃いなんて出来ますよ」



・・・・・・晴とお揃いのペンダント
俺は晴に酷いことをした今さら晴を好きなる資格何て何処にもない



「どうですか?」

「二つください」

「ありがとうございます」


俺は、自然にそのペンダントを購入していた





「何か買ったの?」

「・・・・・別に」


俺は、母の質問を流し先ほど購入したペンダントの入った小さな箱を握りしめていた。





「明日が楽しみね!」

「・・・・・・・・・・・あぁ」





今も何処かで俺は、晴に会って謝罪をしてもう一度好きになりたいと強く考えていた。
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