お前と番になってたまるか!

yufa

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「夢じゃない」

隣で寝息を立てている晴の首を見ると昨夜刻んだ歯形はしっかりと残っていた。

「俺らやっと番になれたんだ」

喜びを噛み締めながら小さな手を固く握り締めた。


「直樹?おはよう」

「あぁ・・・・おはよう」


晴は大きくあくびをすると目が覚めたらしく裸になっているのが恥ずかしくなったのか布団を体に密着させた。


「何恥ずかしくなってんだよ」

「恥ずかしいよ」

「俺は、晴の体隅々まで知ってるから別にいいだろ?」

「知ってても見られると恥ずかしいの」


俺は、顔を赤くしている可愛い晴の頭を何回も撫でた。


「別にいいやセックスする時、眼に焼き付けるほど見てやるから」

「・・・・・・・・意地悪」


晴は直樹の腕を掴み小さく呟いた。


「助けてくれてありがとう」

「当たり前だろ好きな奴が困ってたら助けに行くのは」

「正直あの時もうどうでも良くなってた」

「だから手首切ったのか?」


包帯を巻いてる手首に触れると少し悲しそうな顔で晴を見つめてた。


「なんだ知ってたんだ」

「知ってるに決まってるよ俺がやったみたいなもんだからな」


「違う直樹は悪くない、悪いのは全部俺なんだから」


泣き出しそうになる晴を直樹はグッと抱き締めた。


「何でお前はいつも一人で抱え込むんだ」

「・・・・でも」

「俺達は番なんだぞ困った時ぐらい俺を頼れよ」


「・・・・・・・ありがとう」


こんなにも心が落ち着くのは久しぶりだった直樹と番になれたことが今でも嬉しくて堪らなかった。


「・・・・・・あ!」

「どうしたの?」


直樹は思い出したかのように深緑のスボンから縦長の箱を二つ取り出した。



「晴にプレゼント」

「何に?」

「後ろ向いてて」


言われた通りに後ろを振り向くと直樹は
後ろでカチッと音を立つととひんやりと冷たい金属が体に触れた

「これって?」


すると直樹も俺と同じもの首に掛けていた


「ペアアクセサリーって言うんだっけこういうの、晴とお揃いの物欲しくて買ったんだ」


銀色のチェーンと同じ銀色のハートの形をしたペンダントの中身は初めて海に行った
二人のツーショット写真が入ってた。



「嬉しいありがとう」

「本当?喜んでもらって俺も嬉しいよ」



いきなり晴は直樹に抱きついた。


「俺の事こんなにも思ってくれて嬉しい」

「好きだよ晴」

「俺もだよ直樹」


二人は愛再確認するかのように長いキスをした。




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