とある男子たちの会話

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春といえば?

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トモ「なぁなぁ!春といえばなに思い浮かべる?」

ミヤ「急にどうしたの?」

ユキ「どうせ、トモの突然の思いつきだろ。」

ミヤ「あぁ、なるほどね。春といえば桜かなぁ、あ!あと入学式だよね!入学式、桜の木の下での運命的な再開、そこから2人の性別を超えた恋が始まるんだよ!!」

トモ「桜かぁ、綺麗だよな!」

ユキ「桜はいいよな...花粉症が発症しにくいから、花粉症の人が楽しめるし。」

ミヤ「そういえば、ユキくんは花粉症だったね。」

トモ「え!?ユキって花粉症なの!?初知りなんだけど!」

ユキ「なんで、高校で知り合ったミヤが知ってて保育所から一緒のお前が知らねぇんだよ。」

トモ「ごめんごめん!あーでも、なるほど!だから、春先ずっとマスクしてたんだな!てっきりオシャレかと思ってたわ。イケメン滅びろとか思っててごめん。」

ミヤ「トモくん、ユキくんがイケメンって認めてるんだね。けど、わかるよ!マスクをつけてるユキくんは三白眼気味なのに味がでてちょっと悪い人感が出て2割増のイケメンだからね!」

ユキ「...褒められてんのか貶されてんのか微妙なとこだなぁ。」

トモ「ユキって三白眼気味なの気にしてるよな。」

ユキ「花粉症のことは知らないのに、そっちは知ってるのな。びっくりだわ。」

ミヤ「話ズレたけど、トモくんは春といえばなに思い浮かべるの?」

トモ「ん?俺はー、だんご!桜の木の下で食べるだんご美味しいよなぁ!」

ユキ「あー、典型的な花より団子派がいたよ。」

ミヤ「まぁ、そんなとこがトモくんらしいねぇ。」

トモ「えっ!?みんなだんご嫌い!?昼に学校の桜の木の下で食べようと持ってきちゃったんだけど!」

ミヤ「持ってきたの!?」

ユキ「学校に団子持ってくるとか流石トモだわ。」

ミヤ「だね。」

ユキ「んじゃあ、昼休みは外の階段で食うかー。」

ミヤ「うん。そこなら桜の木の下だし、景色もいいしね。」

トモ「あー、早く昼になんねぇかなー!」
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