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一章
九話 妖
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「とりゃぁぁぁー!……大丈夫!? 緋翠ちゃん!」
「……?」
ガシャーン! と、近くで凄い音がした。
私はゆっくりと目を開けた。どうやら助かったみたいだ。私の目の前にいたのは朱里さんだった。
「朱里さ……」
私は思わず泣いてしまった。
このまま助けが来なかったら私は瓦礫に埋まって死んでいた。
「一人で怖かったよね。もう大丈夫だよ。それより団子屋から聞いたんだけど、子供はどこにいるの? もしかして、緋翠ちゃんしか助けられなかった? 私ってば、足で瓦を蹴るにしても少し手加減すべきだったかな。団子屋にもよく言われるんだよね~。私は女のくせに戦い方が乱暴だって」
「着物であれだけ戦えるなら凄いです。朱里さん、以前にも戦ったことがあるんですか?」
「んー、まぁね。それよりも話は一旦あとでもいい?」
「はい」
「ギャァ」
「っ……妖……」
団子屋から外に出ると妖がさっそく私たちの前に現れた。
やっぱり女子供は家から出るなと言われていたのはこういうことだったんだ。けれど、瓦礫と火の勢いが強くて団子屋の中にいては危険だと判断した朱里さんが私の手を引いて外に連れだしてくれた。
私は火を見ただけでも怖くて動けなかったというのに、朱里さんは怖がるどころか今の状況でも冷静だ。
あれ? 私、普通に動けてる?
さっきは指すら動かせなかったのに。
「緋翠ちゃん。私の後ろから離れないで」
「……はい」
「悪霊退散!」
「ギャァァァァァ!!」
朱里さんは札に「払」と書いて、妖のほうへ投げた。すると札は光り輝き、妖は目を押えながら悲鳴を上げて灰となった。
「朱里さん、貴方は一体……」
「団子屋に比べたら、私の力なんてまだまだだよ。私の力は今程度の妖にしか効かない。……本当に強いのは団子屋みたいな人をいうんだよ」
「庵様は妖を殺すのが役目なんですよね」
「……団子屋から聞いたんだね」
私はその先が聞きたかった。何故、庵様が団子屋をしながら妖を倒すお仕事をしているのか。
朱里さんなら庵様のことを知っているかもしれない。でも、朱里さんじゃなく、庵様の口から聞いたほうがいい気がする。
「団子屋の元に行こう」
「でも、庵様の側にいたら迷惑になるんじゃないでしょうか」
「もうすぐ戦いは終わる」
「!」
「団子屋からの伝言だよ。その証拠に火事がおさまってきてるでしょ?」
「言われてみれば……」
まわりを見渡すと、あきらかにさっきよりも火の勢いはおさまっている。
「朱里さん、ごめんなさい」
「どうして緋翠ちゃんが謝るの?」
「火事になったのは私のせいなんです」
「どういうこと?」
「それは……」
私は龍くんが姿を消す直前に言っていたことを朱里さんに話した。
それだけじゃない。私が龍くんに違和感を持っていたことも全て。朱里さんの気分を害してしまうかもしれない。
私がこの国に住まわなければ、国が燃えることも団子屋が潰れることだってなかったかもしれないのに。
「その龍って子供は人じゃないかも」
「それって、ゆ、霊的な何かですか」
「それなら私の札で成仏させられるから簡単なんだけどね。……緋翠ちゃんには少し刺激が強いかもしれないけど、団子屋の元に急ごう。緋翠ちゃん走れる?」
「大丈夫です」
私たちは庵様の元へ急いだ。
……私には刺激が強いって、どういうことだろう?
これだけ国が燃えたんだ。歩いていれば嫌でも死体が目に入るってことかしら。
私のせいで死者が数多く出たに違いない。考えただけでも胸が張り裂けそうだ。
「朱里さん。着物が……」
朱里さんの着物が少し燃えていた。けれど火傷の跡はなく、さっき私を助けたときに出来たものではないようだ。
「ここに来る途中に妖と一戦交えてね? その時に怪我したのかも」
「手当てしなくて大丈夫なんですか!?」
私が慌てているのを横目に朱里さんはいつもと変わらない笑顔を見せている。痛くないのだろうか。
一瞬、朱里さんから花の匂いがした。
「っ……」
「朱里さん!?」
「少し休めばへーき。ここからまっすぐ行けば団子屋がいるはず」
「朱里さ……死んだりしませんよね?」
「私がこんなことで死ぬわけないじゃん」
あきらかに体調が悪そうだ。
私は死期が近い人も背中に黒い翼が見える。が、朱里さんの翼は真っ白のまま。
……ヒラリ。
と、朱里さんの着物から何かが落ちた。
「桜……?」
それは桜の花びらだった。
なんで朱里さんの着物から?
「明日には今よりも元気になってる。だから心配しないで。それよりも早く団子屋の所に行ってあげて。このままじゃ手遅れになっちゃう」
「庵様が危険な目にあってるんですか!?」
「団子屋、というよりも相手だね」
「相手というと妖ですか?」
「団子屋は妖を見ると人が変わったように別人になるんだ。あの人が大きな力を使うたび、私たち桜ノ国の住人は……。緋翠ちゃん、一人で行ける?」
「行けます。……朱里さん、明日には元気になってるって約束、絶対守ってくださいね」
私は朱里さんの手を強く握って離した。そして、庵様の元に向かった。
着物が汚れたっていい。
今はただ庵様に会わないと……。
朱里さんは分かれる寸前、こう言っていた。「団子屋の暴走を止められるのは緋翠ちゃんだけだよ」と。
私にしか庵様を止められない? 庵様の暴走? なにもかもわからないことばかり。
朱里さんと手を握り、自身の手を見たとき、そこには大量の桜の花びらがくっついていた。それすらも理由はわからない。
桜ノ国の住人は一体何者なの?
「庵さ……」
「妖なんてこの世から一匹残らずいなくなればいい」
「っ……」
庵様を見つけた。けれど、庵様は私に気付いていなかった。
……黒い。今まで見た翼の中でも庵様の背中の羽は漆黒だった。それは憎しみと怒りの感情。
私は、その時はじめて庵様が妖に対する本当の感情を知った。
「……?」
ガシャーン! と、近くで凄い音がした。
私はゆっくりと目を開けた。どうやら助かったみたいだ。私の目の前にいたのは朱里さんだった。
「朱里さ……」
私は思わず泣いてしまった。
このまま助けが来なかったら私は瓦礫に埋まって死んでいた。
「一人で怖かったよね。もう大丈夫だよ。それより団子屋から聞いたんだけど、子供はどこにいるの? もしかして、緋翠ちゃんしか助けられなかった? 私ってば、足で瓦を蹴るにしても少し手加減すべきだったかな。団子屋にもよく言われるんだよね~。私は女のくせに戦い方が乱暴だって」
「着物であれだけ戦えるなら凄いです。朱里さん、以前にも戦ったことがあるんですか?」
「んー、まぁね。それよりも話は一旦あとでもいい?」
「はい」
「ギャァ」
「っ……妖……」
団子屋から外に出ると妖がさっそく私たちの前に現れた。
やっぱり女子供は家から出るなと言われていたのはこういうことだったんだ。けれど、瓦礫と火の勢いが強くて団子屋の中にいては危険だと判断した朱里さんが私の手を引いて外に連れだしてくれた。
私は火を見ただけでも怖くて動けなかったというのに、朱里さんは怖がるどころか今の状況でも冷静だ。
あれ? 私、普通に動けてる?
さっきは指すら動かせなかったのに。
「緋翠ちゃん。私の後ろから離れないで」
「……はい」
「悪霊退散!」
「ギャァァァァァ!!」
朱里さんは札に「払」と書いて、妖のほうへ投げた。すると札は光り輝き、妖は目を押えながら悲鳴を上げて灰となった。
「朱里さん、貴方は一体……」
「団子屋に比べたら、私の力なんてまだまだだよ。私の力は今程度の妖にしか効かない。……本当に強いのは団子屋みたいな人をいうんだよ」
「庵様は妖を殺すのが役目なんですよね」
「……団子屋から聞いたんだね」
私はその先が聞きたかった。何故、庵様が団子屋をしながら妖を倒すお仕事をしているのか。
朱里さんなら庵様のことを知っているかもしれない。でも、朱里さんじゃなく、庵様の口から聞いたほうがいい気がする。
「団子屋の元に行こう」
「でも、庵様の側にいたら迷惑になるんじゃないでしょうか」
「もうすぐ戦いは終わる」
「!」
「団子屋からの伝言だよ。その証拠に火事がおさまってきてるでしょ?」
「言われてみれば……」
まわりを見渡すと、あきらかにさっきよりも火の勢いはおさまっている。
「朱里さん、ごめんなさい」
「どうして緋翠ちゃんが謝るの?」
「火事になったのは私のせいなんです」
「どういうこと?」
「それは……」
私は龍くんが姿を消す直前に言っていたことを朱里さんに話した。
それだけじゃない。私が龍くんに違和感を持っていたことも全て。朱里さんの気分を害してしまうかもしれない。
私がこの国に住まわなければ、国が燃えることも団子屋が潰れることだってなかったかもしれないのに。
「その龍って子供は人じゃないかも」
「それって、ゆ、霊的な何かですか」
「それなら私の札で成仏させられるから簡単なんだけどね。……緋翠ちゃんには少し刺激が強いかもしれないけど、団子屋の元に急ごう。緋翠ちゃん走れる?」
「大丈夫です」
私たちは庵様の元へ急いだ。
……私には刺激が強いって、どういうことだろう?
これだけ国が燃えたんだ。歩いていれば嫌でも死体が目に入るってことかしら。
私のせいで死者が数多く出たに違いない。考えただけでも胸が張り裂けそうだ。
「朱里さん。着物が……」
朱里さんの着物が少し燃えていた。けれど火傷の跡はなく、さっき私を助けたときに出来たものではないようだ。
「ここに来る途中に妖と一戦交えてね? その時に怪我したのかも」
「手当てしなくて大丈夫なんですか!?」
私が慌てているのを横目に朱里さんはいつもと変わらない笑顔を見せている。痛くないのだろうか。
一瞬、朱里さんから花の匂いがした。
「っ……」
「朱里さん!?」
「少し休めばへーき。ここからまっすぐ行けば団子屋がいるはず」
「朱里さ……死んだりしませんよね?」
「私がこんなことで死ぬわけないじゃん」
あきらかに体調が悪そうだ。
私は死期が近い人も背中に黒い翼が見える。が、朱里さんの翼は真っ白のまま。
……ヒラリ。
と、朱里さんの着物から何かが落ちた。
「桜……?」
それは桜の花びらだった。
なんで朱里さんの着物から?
「明日には今よりも元気になってる。だから心配しないで。それよりも早く団子屋の所に行ってあげて。このままじゃ手遅れになっちゃう」
「庵様が危険な目にあってるんですか!?」
「団子屋、というよりも相手だね」
「相手というと妖ですか?」
「団子屋は妖を見ると人が変わったように別人になるんだ。あの人が大きな力を使うたび、私たち桜ノ国の住人は……。緋翠ちゃん、一人で行ける?」
「行けます。……朱里さん、明日には元気になってるって約束、絶対守ってくださいね」
私は朱里さんの手を強く握って離した。そして、庵様の元に向かった。
着物が汚れたっていい。
今はただ庵様に会わないと……。
朱里さんは分かれる寸前、こう言っていた。「団子屋の暴走を止められるのは緋翠ちゃんだけだよ」と。
私にしか庵様を止められない? 庵様の暴走? なにもかもわからないことばかり。
朱里さんと手を握り、自身の手を見たとき、そこには大量の桜の花びらがくっついていた。それすらも理由はわからない。
桜ノ国の住人は一体何者なの?
「庵さ……」
「妖なんてこの世から一匹残らずいなくなればいい」
「っ……」
庵様を見つけた。けれど、庵様は私に気付いていなかった。
……黒い。今まで見た翼の中でも庵様の背中の羽は漆黒だった。それは憎しみと怒りの感情。
私は、その時はじめて庵様が妖に対する本当の感情を知った。
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