記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】

かのこkanoko

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服を着替えます

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朝目が覚めたら、ベッドに独りで寝ていた。
私は寝坊したのだろうか?
今、何時頃だろうか、と思いながら起き出す。
起きたらまず、トイレだよね。

『おう、起きたのか。
体調はどうだ?』

ギルマスさんが外から入ってきた。
汗をかいているので、どうやら体を動かしてきたようだ。

『おはようございます。
お陰様でよく眠れました。』

『ヒロは大人びた言葉使うなぁ。
もっとくだけても良いんだぞ。
ほら、昨日みたいに甘えてみろ。
そうだ、一緒に風呂に入るか?』

え、風呂、、、裸?
いや、いや、いや、遠慮します!
子供とはいえ、駄目な気がします!

『ハハ、冗談だ。
先に風呂で汗流してくるからな。』

何だかちょっと淋しそうなのは気のせいでしょうか?



ギルマスさんと入れ替わりに風呂に入りました。
着替えを貸してくれたんですが、ギルマスさんの服だからやっぱり大きいですね。
シャツだけで長めのワンピースになっちゃいましたので、下はいらないですかね。

あ、下着はどうすれば良いでしょうか?
洗濯したいけど、ノーパンなのも困ります。
う~ん。

結局、気休めにタオルを腰巻きのように巻き付けてみました。
長めのワンピースの中だから大丈夫ですよね?

『ヒロ、風呂上がったのか。
うわ、ヒロ、その格好は、、、』

顔を赤らめて向こうを向いてしまいましたね。
いくら子供とは言え、アウトな格好でしたか?

『あー、えーと、そうだ!
洗濯物にクリーンの魔法かけるから、着替えろ。
着替えたら、服買いにいくぞ!』

おお!クリーン魔法ですか!!
便利じゃないですか。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


風呂上がりに俺のシャツを着たヒロはヤバかった。
首回りは大きくはだけ、裾は長いが細い手足が覗き、温まった体は桃色に色づき、色気のようなものを纏っていた。
幼児なのに、ヤバかった。
もう、金輪際俺の服なんて着せるのは止めよう!!




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