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結婚
『チヒロ!!』
朝、居間でお母さんと顔を会わせたら、泣きながら抱き締めてくれた。
お母さんに良く似た金色の髪の、20歳の私がいた。
記憶もほぼ戻っていると感じる。
そう、私は、ジーズー王国のチリカの娘のチヒロだった。
『チヒロ、思い出したのね。
お母さんの事が分かるのね?
ああ、良かった、私のチヒロに戻った!』
『お母さん、心配かけてごめんなさい。
ちゃんと、お母さんの事思い出したわ。』
私は身の危険を感じ、母の術で昔馴染みの乳母だった者の元へ逃れる手はずを整えていた。
追っ手の目を眩ます為に、年齢を逆行させた。
そして、実際に飛んだ先の着地点が狂い、記憶も失っていた。
『チヒロ、お母さんと国へ帰りましょう。』
嬉しそうにそう告げるお母さん。
国へ帰る?
いいえ、私は、、、。
『ごめんなさい、お母さん。
私は帰らないわ。
もう、私はマティアスさんの妻なの。』
『でもまだ、教会での誓いを済ませていないのでしよう?
縁は結ばれていないわ。』
『お母さん、私、マティアスさんの事を愛しているの。
彼と一緒に生きて行きたいの。
認めて下さい。』
『チヒロ、、、』
お母さんは寂しそうな顔をした。
ごめんね、私、マティアスさんと生きていきます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ヒロがジーズー王国に連れ戻されるのかとヒヤヒヤした。
が、彼女は俺と一緒に生きて行きたいと宣言してくれた。
俺もヒロを手放すつもりは無かったが、言いきってくれたのがとても嬉しい。
『彼女との結婚の許可を下さい。
幸せにしてみせます!』
ヒロの母親に頭を下げる。
どうせならば、祝福して欲しい。
『反対はしませんが、そんな簡単なものではないですよ。』
交流の無い国の人間との結婚だ。
色々障害があるのかも知れない。
『どんな障害も乗り越えてみせます!』
そう、二人でならば大丈夫だと思えてしまう。
『わかりました。
チヒロの幸せの為です。
娘の事をよろしくお願いします。』
許可、出たんだろうか、これ?
朝、居間でお母さんと顔を会わせたら、泣きながら抱き締めてくれた。
お母さんに良く似た金色の髪の、20歳の私がいた。
記憶もほぼ戻っていると感じる。
そう、私は、ジーズー王国のチリカの娘のチヒロだった。
『チヒロ、思い出したのね。
お母さんの事が分かるのね?
ああ、良かった、私のチヒロに戻った!』
『お母さん、心配かけてごめんなさい。
ちゃんと、お母さんの事思い出したわ。』
私は身の危険を感じ、母の術で昔馴染みの乳母だった者の元へ逃れる手はずを整えていた。
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そして、実際に飛んだ先の着地点が狂い、記憶も失っていた。
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嬉しそうにそう告げるお母さん。
国へ帰る?
いいえ、私は、、、。
『ごめんなさい、お母さん。
私は帰らないわ。
もう、私はマティアスさんの妻なの。』
『でもまだ、教会での誓いを済ませていないのでしよう?
縁は結ばれていないわ。』
『お母さん、私、マティアスさんの事を愛しているの。
彼と一緒に生きて行きたいの。
認めて下さい。』
『チヒロ、、、』
お母さんは寂しそうな顔をした。
ごめんね、私、マティアスさんと生きていきます。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ヒロがジーズー王国に連れ戻されるのかとヒヤヒヤした。
が、彼女は俺と一緒に生きて行きたいと宣言してくれた。
俺もヒロを手放すつもりは無かったが、言いきってくれたのがとても嬉しい。
『彼女との結婚の許可を下さい。
幸せにしてみせます!』
ヒロの母親に頭を下げる。
どうせならば、祝福して欲しい。
『反対はしませんが、そんな簡単なものではないですよ。』
交流の無い国の人間との結婚だ。
色々障害があるのかも知れない。
『どんな障害も乗り越えてみせます!』
そう、二人でならば大丈夫だと思えてしまう。
『わかりました。
チヒロの幸せの為です。
娘の事をよろしくお願いします。』
許可、出たんだろうか、これ?
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