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後始末1
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『では、元老院とコンタクトを取ると言う事で異論はありませんね?』
『チリカ殿にお任せします。』
お母さんとマティアスさんが話をしてる。
『ねえ、お母さん。
何でさっき、私とマティアスさんが手を繋ぐ必要があったの?』
疑問に思ってたので、訊ねてみた。
『チヒロの能力の質が変化してたからですよ。』
『私の能力の質?』
よく分からない。
『私とあなたの力がシンクロして、最大の能力が発揮される筈だったのです。
それが、シンクロ出来なかった。
では、原因は?
シンクロを邪魔する異分子が介入していたからです。』
異分子が、赤ちゃんって事なの?
『その、異分子を中和させる必要があり、それが出来るのは、赤ん坊の父親であるマティアス殿だったのですよ。』
ふうん。
だから、マティアスさんと手を繋いだのか。
お腹に手を当ててみる。
まだ、全然実感は無いけれど、ここに命が宿っているんだね。
私の所に来てくれてありがとう。
私とマティアスさんの赤ちゃん。
胸の奥がほっこりと暖かくなった気がした。
『ヒロ、幸せになろうな。』
マティアスさんが後ろからそっと抱き締めてくれる。
うん。
幸せになろうね。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
今日は力を使ってしまったので、ゆっくりと休む事になった。
又、おやじたちの家である俺の実家に泊まる事になった。
ヒロとチリカ殿を送り届け、俺は事態の報告等があるので、王宮にまで出向かなければならなくてはいけなかった。
本当は、ヒロとチリカ殿も出向くべきなのだが、体調をおもんばかって後日の聞き取りへとした。
この先後始末に追われると思うとうんざりするが、
当事者として、冒険者ギルドマスターとして、避けられない事であった。
ヒロとゆっくり出来るのは、いつの事やら。
広い空を仰ぎ見た。
『チリカ殿にお任せします。』
お母さんとマティアスさんが話をしてる。
『ねえ、お母さん。
何でさっき、私とマティアスさんが手を繋ぐ必要があったの?』
疑問に思ってたので、訊ねてみた。
『チヒロの能力の質が変化してたからですよ。』
『私の能力の質?』
よく分からない。
『私とあなたの力がシンクロして、最大の能力が発揮される筈だったのです。
それが、シンクロ出来なかった。
では、原因は?
シンクロを邪魔する異分子が介入していたからです。』
異分子が、赤ちゃんって事なの?
『その、異分子を中和させる必要があり、それが出来るのは、赤ん坊の父親であるマティアス殿だったのですよ。』
ふうん。
だから、マティアスさんと手を繋いだのか。
お腹に手を当ててみる。
まだ、全然実感は無いけれど、ここに命が宿っているんだね。
私の所に来てくれてありがとう。
私とマティアスさんの赤ちゃん。
胸の奥がほっこりと暖かくなった気がした。
『ヒロ、幸せになろうな。』
マティアスさんが後ろからそっと抱き締めてくれる。
うん。
幸せになろうね。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
今日は力を使ってしまったので、ゆっくりと休む事になった。
又、おやじたちの家である俺の実家に泊まる事になった。
ヒロとチリカ殿を送り届け、俺は事態の報告等があるので、王宮にまで出向かなければならなくてはいけなかった。
本当は、ヒロとチリカ殿も出向くべきなのだが、体調をおもんばかって後日の聞き取りへとした。
この先後始末に追われると思うとうんざりするが、
当事者として、冒険者ギルドマスターとして、避けられない事であった。
ヒロとゆっくり出来るのは、いつの事やら。
広い空を仰ぎ見た。
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