愛執転生

うつろっくす

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プロローグ

1.5話

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 リビングに降りると 机の上に朝食が置かれている。ご飯に目玉焼きに 昨日の残りの肉じゃがにお味噌汁。皿に付箋が貼られている。

「冷めてたら温めて食え みわく」と乱雑に書かれていた。

 こういう優しい一面があるから オレは魅惑を嫌いになれない。忙しいだろうに オレの為に朝食を作り 弁当までも作ってくれる。
 そんな兄を嫌いになれる薄情な弟がいるだろうか。中々にいないだろう。

 オレ達の両親は不慮の事故で他界した。祖父母の家に置いてもらっていたが 魅惑の成人を合図にオレ達 2人を追い出した。

 それからは ずっとオレと魅惑の2人きりで暮らしている。魅惑がいなければ オレは飢え死にしていたし 色々とあいつには感謝している。

 それとキスはまた違う話だが。

「うま…。」

 魅惑作の朝食を頬張りながら 考える。

 少しでもオレの存在が魅惑に負担をかけないようにしたい。役には立てないが何かあれば 話して欲しいな…と思いながら朝食を完食した。
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