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第一章 竜の巻 ようこそ、異世界へ。
1-06 地響き
「相変わらず、古風なもんが好きだな」
いつの間にか隣に姿を現した松尾が、カピバラの鼻で舌打ちした。
「もう、銃が主流の世界だっつーのに」
俺が返事をせず、胸の奥で高揚感と安心感が込み上げてくるのを感じながら、日本刀をゆっくり鞘に納めた。
立ち上がり、ベルトに刀を結び付けた。
刀の重みが腰にズシリと響き、冷たい金属の感触が手に残った。
長い平和の時代で、現代の日本刀は美術品としての価値が実用性を上回ることが多くなった。
だが、こんな場所で和泉守兼定を見つけるなんて。
これが俺たちの生存にどんな影響を及ぼすか、誰にも分からねえ。
確かなのは、この刀がただの装飾品や収集品じゃなく、戦いのために作られ、今でもその目的に使える状態だってことだ。
こんな貴重な品を誰が作り、何の目的でこの飛行機に持ち込んだのか、謎が深まるばかりだ。
俺が後ろに手を伸ばし、ベルトに挟まれたP229を確認した。
衝撃で故障してねえか、後でしっかり確認する必要がある。
指先が銃のグリップに触れ、冷たい感触が掌に伝わった。
「うわっ、それ何!? すげえね」
振り返ると、ピンク色のバックパックを膨らませて背負った瑚依が俺の後ろに立ってた。
彼女が俺の腰にぶら下がる日本刀を指さし、目を丸くして叫んだ。
刀の輝きが彼女の瞳に映り、まるで彼女自身がその煌めきを放ってるみてえだった。
「おっさん、もしかして、古流の剣術とかできるの? 飛天御剣流とか!?」
瑚依が言葉を残すと、手ぶらでアニメの有名な赤毛の剣士の抜刀術ポーズを取った。
”シュッシュッ”と自分で音を出しながら、想像上の剣を振り回し始めた。
彼女の動きに合わせて髪が肩を滑り、汚れたコートの裾が揺れた。
「ああ」
松尾が俺の代わりに答えた。
「この小僧、剣を振り回す方が銃よりずっと得意なんだよ」
松尾の言葉を聞いて、瑚依が目を輝かせた。
期待に満ちた顔で俺を見つめ、唇が小さく開いて白い歯が覗いた。
「おい、俺は斬鉄剣みてえな技、できねえぞ……」
俺が彼女の額を指先で軽く弾いた。
「中二病の妄想はやめろ」
「うわあ!」
瑚依が声を上げ、手を額に当てて1歩後ずさった。
「何すんのよ! 痛いじゃん! お前って……」
その瞬間、俺と松尾がほぼ同時に声を上げた。
「シッ! 静かに!」
俺が手を振って瑚依の抗議を止めた。
松尾もカピバラの前足を1本上げて、同じジェスチャーを試みた。
小さな爪がカタンと床を叩いた。
「!?」
瑚依が気を引き締め、言われた通り静かになった。
彼女の指が俺の腕をギュッと掴み、息を殺した。
俺が瑚依の手を引いて、松尾と一緒に機体の残骸の陰に隠れた。
遠くの地平線を見つめ、目を細めた。
暗闇のベールが地平線を覆い尽くし、ほとんど何も見えねえ。
電灯も街灯も存在せず、空に浮かぶ2つの月の光さえ届かねえ暗さだ。
唯一の手がかりは、墜落現場から立ち上る炎と煙だった。
炎が残骸をチラチラと照らし、暗赤色の光が煙と共に空へ立ち上った。
夜の闇に一筋の光を投げかけ、炎の揺らぎが風に乗って、スクラップ置き場の影を踊らせた。
だが、その光すら遠くの地平線を照らし出すには及ばず、何が起こってるのかは闇に隠されたままだった。
その闇の向こうから、何かが近づいてくる音が響いてきた。
最初は微かな地響きみてえな低い唸りだったが、次第にハッキリと聞こえてきた。
ゴゴゴッと地面を震わせる重い振動が、まるで巨大な心臓の鼓動みてえなリズムを刻んだ。
時折、金属が擦れるキィキィという鋭い音が混じり、遠くで何かが崩れるガシャンという衝撃音が響いた。
闇の中で何かが動く気配が、空気をビリビリと震わせた。
そいつらの足音が不規則に加速し、まるで獲物を嗅ぎつけた猟犬みてえに速度を上げてくるのが分かった。
遠くから雄叫びが響き、砂塵が地平線を霞ませ始めた。
耳を澄ませても、そいつらの正体を掴みきれねえ。
だが、その音が確実に俺たちの存在を脅かす何かが接近してることを示してた。
背筋がゾクリと凍り、首筋に冷や汗が伝った。
「何が起こってんの……?」
瑚依が俺の腕をきつく掴んだまま、小さな声で呟いた。
彼女の顔が青ざめ、唇が小さく震えた。
松尾がカピバラの首を短く振って頷き、俺が無言で瑚依の手を握り返した。
声を出すべきじゃねえという意志を込めて、指先に力を込めた。
地響きが、ゆっくりと――だが確実に大きくなってきた。
ゴゴゴッという鈍い振動が地面を這い、キィ……キィ……と、歪んだ金属が擦れ合う音が空気を裂く。
遠くで何かが崩れるガシャンという破砕音が響き、闇の奥で”動いている何か”の気配が、じわじわと皮膚に伝わってきた。
速度が上がる。
それは、荒野を駆ける狼の群れみてえに、統率された圧だった。
炎の光が届かねえ地平線の彼方から、砂煙が立ち上る。
無数の影が、ゆらりと浮かび上がった。
月光を鈍く弾く金属がギラリと瞬き、トカゲのエリみてえな輪郭が、波打つように揺れている。
後方では、2つの影に引かれた車輪の軋む音がゴロゴロと響いた。
――古代の戦車。
そんな言葉が、頭をよぎる。
俺は胸に手を当て、心臓がドクドクと速まっていくのを感じた。
深く息を吸い、吐く。
刀は抜かない。
鞘に納めたまま、左手を柄に添えた。
親指で、ほんのわずかに鍔を押す。
それだけでいい。
これは美術品じゃねえ。
見せびらかすための鋼でもない。
一瞬で、殺すための道具だ。
地平線の彼方から迫る音と、胸の奥で刻まれる鼓動が、見えない空気の中で重なり合う。
飛行機の残骸に身を潜めた俺たち三人を、得体の知れねえ緊張が、静かに、確実に包み込んでいった。
いつの間にか隣に姿を現した松尾が、カピバラの鼻で舌打ちした。
「もう、銃が主流の世界だっつーのに」
俺が返事をせず、胸の奥で高揚感と安心感が込み上げてくるのを感じながら、日本刀をゆっくり鞘に納めた。
立ち上がり、ベルトに刀を結び付けた。
刀の重みが腰にズシリと響き、冷たい金属の感触が手に残った。
長い平和の時代で、現代の日本刀は美術品としての価値が実用性を上回ることが多くなった。
だが、こんな場所で和泉守兼定を見つけるなんて。
これが俺たちの生存にどんな影響を及ぼすか、誰にも分からねえ。
確かなのは、この刀がただの装飾品や収集品じゃなく、戦いのために作られ、今でもその目的に使える状態だってことだ。
こんな貴重な品を誰が作り、何の目的でこの飛行機に持ち込んだのか、謎が深まるばかりだ。
俺が後ろに手を伸ばし、ベルトに挟まれたP229を確認した。
衝撃で故障してねえか、後でしっかり確認する必要がある。
指先が銃のグリップに触れ、冷たい感触が掌に伝わった。
「うわっ、それ何!? すげえね」
振り返ると、ピンク色のバックパックを膨らませて背負った瑚依が俺の後ろに立ってた。
彼女が俺の腰にぶら下がる日本刀を指さし、目を丸くして叫んだ。
刀の輝きが彼女の瞳に映り、まるで彼女自身がその煌めきを放ってるみてえだった。
「おっさん、もしかして、古流の剣術とかできるの? 飛天御剣流とか!?」
瑚依が言葉を残すと、手ぶらでアニメの有名な赤毛の剣士の抜刀術ポーズを取った。
”シュッシュッ”と自分で音を出しながら、想像上の剣を振り回し始めた。
彼女の動きに合わせて髪が肩を滑り、汚れたコートの裾が揺れた。
「ああ」
松尾が俺の代わりに答えた。
「この小僧、剣を振り回す方が銃よりずっと得意なんだよ」
松尾の言葉を聞いて、瑚依が目を輝かせた。
期待に満ちた顔で俺を見つめ、唇が小さく開いて白い歯が覗いた。
「おい、俺は斬鉄剣みてえな技、できねえぞ……」
俺が彼女の額を指先で軽く弾いた。
「中二病の妄想はやめろ」
「うわあ!」
瑚依が声を上げ、手を額に当てて1歩後ずさった。
「何すんのよ! 痛いじゃん! お前って……」
その瞬間、俺と松尾がほぼ同時に声を上げた。
「シッ! 静かに!」
俺が手を振って瑚依の抗議を止めた。
松尾もカピバラの前足を1本上げて、同じジェスチャーを試みた。
小さな爪がカタンと床を叩いた。
「!?」
瑚依が気を引き締め、言われた通り静かになった。
彼女の指が俺の腕をギュッと掴み、息を殺した。
俺が瑚依の手を引いて、松尾と一緒に機体の残骸の陰に隠れた。
遠くの地平線を見つめ、目を細めた。
暗闇のベールが地平線を覆い尽くし、ほとんど何も見えねえ。
電灯も街灯も存在せず、空に浮かぶ2つの月の光さえ届かねえ暗さだ。
唯一の手がかりは、墜落現場から立ち上る炎と煙だった。
炎が残骸をチラチラと照らし、暗赤色の光が煙と共に空へ立ち上った。
夜の闇に一筋の光を投げかけ、炎の揺らぎが風に乗って、スクラップ置き場の影を踊らせた。
だが、その光すら遠くの地平線を照らし出すには及ばず、何が起こってるのかは闇に隠されたままだった。
その闇の向こうから、何かが近づいてくる音が響いてきた。
最初は微かな地響きみてえな低い唸りだったが、次第にハッキリと聞こえてきた。
ゴゴゴッと地面を震わせる重い振動が、まるで巨大な心臓の鼓動みてえなリズムを刻んだ。
時折、金属が擦れるキィキィという鋭い音が混じり、遠くで何かが崩れるガシャンという衝撃音が響いた。
闇の中で何かが動く気配が、空気をビリビリと震わせた。
そいつらの足音が不規則に加速し、まるで獲物を嗅ぎつけた猟犬みてえに速度を上げてくるのが分かった。
遠くから雄叫びが響き、砂塵が地平線を霞ませ始めた。
耳を澄ませても、そいつらの正体を掴みきれねえ。
だが、その音が確実に俺たちの存在を脅かす何かが接近してることを示してた。
背筋がゾクリと凍り、首筋に冷や汗が伝った。
「何が起こってんの……?」
瑚依が俺の腕をきつく掴んだまま、小さな声で呟いた。
彼女の顔が青ざめ、唇が小さく震えた。
松尾がカピバラの首を短く振って頷き、俺が無言で瑚依の手を握り返した。
声を出すべきじゃねえという意志を込めて、指先に力を込めた。
地響きが、ゆっくりと――だが確実に大きくなってきた。
ゴゴゴッという鈍い振動が地面を這い、キィ……キィ……と、歪んだ金属が擦れ合う音が空気を裂く。
遠くで何かが崩れるガシャンという破砕音が響き、闇の奥で”動いている何か”の気配が、じわじわと皮膚に伝わってきた。
速度が上がる。
それは、荒野を駆ける狼の群れみてえに、統率された圧だった。
炎の光が届かねえ地平線の彼方から、砂煙が立ち上る。
無数の影が、ゆらりと浮かび上がった。
月光を鈍く弾く金属がギラリと瞬き、トカゲのエリみてえな輪郭が、波打つように揺れている。
後方では、2つの影に引かれた車輪の軋む音がゴロゴロと響いた。
――古代の戦車。
そんな言葉が、頭をよぎる。
俺は胸に手を当て、心臓がドクドクと速まっていくのを感じた。
深く息を吸い、吐く。
刀は抜かない。
鞘に納めたまま、左手を柄に添えた。
親指で、ほんのわずかに鍔を押す。
それだけでいい。
これは美術品じゃねえ。
見せびらかすための鋼でもない。
一瞬で、殺すための道具だ。
地平線の彼方から迫る音と、胸の奥で刻まれる鼓動が、見えない空気の中で重なり合う。
飛行機の残骸に身を潜めた俺たち三人を、得体の知れねえ緊張が、静かに、確実に包み込んでいった。
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