ワンダリング・ワンダラーズ!!

ツキセ

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一章

" 消失説 "

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 前作のアバター・データを引き継いだ俺たちは、前作のサービスが終了したその瞬間から、地続きの存在だ。
 俺たちが知らない間にひとりでに動いて、子どもを作ったり、繁栄したりはしていない。
 そもそも作れないし繁栄できないという問題も加味すると、それがもっとも確からしい推測になる。
 俺たちのアバターは、現実時間でこの
 4年間、物理的に停止していたのだ。

 ……ゆえに。
 俺たちは、俺たちの跡を継ぐ子孫なんて作らなかったはずだし。
 俺たちは、『犬』のサービスが終了した後、この星の上で生活し続けてもいないはずだ。
 俺たちは、4年前のサービス終了日、この星の上から一斉に消失し、そのまま戻って来なかったに違いないのだ。
 その日から……1週間前、『犬2』の発売日まで。
 俺たちが再びこの星の上に降り立つまでの間、ずっと。
 数万年か、数億年か、そのくらい長い間、俺たちはこの星に、関与していない。
 俺たちプレイヤーも、この世界における俺たちのアバターも。
 かつてこの星に刻んだ傷痕だけを残して、この世界から消失していた。

 と、なると。
 当然おかしなことになる。

 俺たちがいまいる、この白いコンクリート製の建造物。
 この建物は、俺たちが作ったものではない。
 セドナには、こんな建物は立っていなかった。

 では、誰だ。
 誰が、この建物を作った。
 誰が、俺たちの技術を引き継ぎ、発展させ、このような建造物を作り出した。

「わたしたちのあと、この星を継いだのは――だれ?」

 俺たちが見落としていたもの。
 あの世界と、この世界の間に横たわる、幾万幾億という時間の空隙。
 そんな長い時間の中に、俺たちの知らないがいる。

 かつての俺たちと、いまの俺たちの間にたしかに存在したはずの、なにものか。
 そんな俺たちの知らないなにものかによって紡がれた、空白の歴史。
 それこそが、この建物に入ってから俺を悩ませていた、新たなる謎なのだ。


 *────


 ぶるり、と、モンターナの身体が震える。

「――いや、びっくりした。びっくりしたぞ。
 ……そうだな。考えてみればおかしい。
 ……おかしいんだ、いろいろと――」

 うんうんと唸り始めたモンターナを一度放っておき、カノンの問いに応える。

「カノン。俺たちの技術を継いで、この建物を作った存在が、いったいだれなのかって話だが……すまん、わからん」
「まだ、わかんない?」
「ああ。その通りだ。まだ、わからん。
 でも、その誰かってのが、俺たちの『子孫』とかいう存在でないことは確かだ。
 またその誰かは、俺たちのアバターに適当なAIを突っ込んで動いていた、俺たちの『続き』でもない」

 今回は、その2つの点をはっきりさせたかっただけだ。
 それ以上のことについては、まだなにもわかっていない。

「……でも、俺たちはなんとなく、そんな風に思ってしまっていたんだ。
 俺たちの後釜っぽいなにかが、サービスが終了した後にも、引き続きこの星の上で活動していて、俺たちの技術や文明を引き継いである程度まで発展させたんだろう、って。
 そうしてその遺構が、この世界にも遺っているんだろうって。
 俺たちがいる建物も、その一つなんだろうって」
「うん。……そう、おもってた」
「そうじゃないと、いろいろ――おかしなことになるからね」

 俺も、モンターナも、そう思っていた。

「……でも、たぶん、そうじゃないんだ。
 俺たちの後釜なんてものは、いない。
 俺たちの文明をそのまま存続させたものなんて、いない。」
「……。」
「……だけど、だからこそ。
 あの世界の俺たちと、この世界の俺たちの間には、俺たちの知らないがいる。
 この星に遺された俺たちの技術を引き継いで、コンクリートのビルを建てて、生活して――
 そして、今はいなくなってしまった、なにものかがいる。
 俺たちの『子孫』ではなく、俺たちの『続き』でもない、なにものかが。
 そのなにものかが、いったいなんなのか。
 どこからきて、どこへ行ってしまったのか。
 なぜいなくなってしまったのか。
 なにもかもがまだ――わからない。
 それは、この世界の、謎だ」

 この世界が、あの世界の続きであること。
 それ自体は、恐らく間違ってはいない。
 だがこの建物が、この星の上で生き続けた、かつての俺たちの痕跡だというのは誤りだ。
 この建物を建てたのが、俺たちの『続き』や『子孫』であるというのは誤りだ。
 かつてと今の間に横たわる、空白の歴史の中には、なにかがいる。
 姿かたちの見えない、なにか。
 この建物を作った、なにかが。

 その存在について、現状でも推測くらいはできるが……いまはまったくパーツが足りない。
 とにかく、そのような存在のことは失念しないほうが良いだろう。
 それを失念してしまえば、俺たちは今後この世界で見つかる遺跡の意味を、大きく取り違えることになるだろう。
 どこかで盛大に、蹴っ躓くことになるだろう。

「……。…………あっ!」

 腕を組んで唸っていたモンターナが、なにかに気づいたように復帰する。

「フーガっ、君がさっき言ってた『ポータルの研究所』って、そういうことかっ!?」
「……。」
「それって、ポータルのなにかを研究してたんじゃなくて……
 文字通り、『ポータルとはなんなのか』を研究していた可能性がある、ってことか!?」
「……え、と?」
「ポータルは、僕らが遺していった装置の一つだ。
 僕らには、その使い方がわかる。研究するまでもない。
 だけど、なにものかにとっては、そうではなかった……?
 だから、研究していた?
 いやでも、見たところ周辺機器類は正しく接続されていたようだし――」
「あー、すまん、モンターナ。
 ……ウェイト。ウェイト、プリーズ」

 なにやら変な方向に思考が飛んでいきそうなので、慌ててとめる。
 俺が嵌まった思考の隘路あいろに、彼までが嵌まる必要はない。

「ぶっちゃけその辺は、ぜんぜん詰め切れてない。
 たぶん俺たちが遺してったポータル関連で、なにかしらやってたんじゃないか、と。
 そいつらも使い方自体はばっちりで、モンターナの言っていたような用途で使ってた可能性もあるぞ」

 この手の『未知の知的生命体』論は、変な方向に逸れすぎるとドツボに嵌まりそうだからな。
 このあたりで、適当にストップをかけておこう。

「……それと、モンターナ。
 そのなにものかってのは、そこまで奇天烈な存在ではないと思うぞ。
 というか、俺たち人間にかなり近しい存在だと思う」
「……なに?」
「だってこの建物、明らかに人間が使っていたっぽいだろ?
 建物の高さ、階層の高さ、エレベーターっぽいものに鉄の扉、ガラス張りの窓。
 普通に考えれば、人間が作ったものなんだ。
 発想も、形状も、構造も、なにもかもが人間臭い」
「だが、私たちは――」
「うん。だから、俺たちではないんだ。
 もちろん、俺たちの子孫でもない。
 前作の俺たちとは直接的なつながりのない、だけど人間に近い存在。
 それが現状、もっともらしいんじゃないか?」
「……?」

 ……ま、この先については現状ただの妄想だ。
 モンターナにもじっくり推理してもらおう。
 この世界や現実でゆっくりと材料を集め、推測の確度を高め、そうして議論を交わしていくくらいがちょうどいいのではなかろうか。

「フーガくん……わたし、わかんなくなった、かも……」
「ぶっちゃけ俺も大してわかってない。
 だから一緒に考えようぜ。いろいろ見て回ってさ」
「んっ」
「そもそも、この建物がなんなのかとか、なんでガラス化したのかとかもわかんないままだしなぁ」
「……そういえば、そうだね?」

 目の前の謎も解明されないまま、新たな謎は増えるばかり。
 そろそろパンクしそうだ。
 ゆえに――そろそろ、新しい手掛かりが必要だろう。


 *────


「というわけで――モンターナ。そろそろ第2次シンキングタイムのまとめと行こうぜ」
「……そうだね。わからないことが増えたような気もするけど」
「だけど、一つの視野狭窄は解けたんじゃないか。
 この建物を建てたのが、俺たちの『続き』や『子孫』だっていう思い込みは」
「……その前提が揺らぐと、一気にいろいろ崩れるが、ね……」
「ま、いまは一つの仮説として頭の片隅に留めておけばいいんじゃないか。
 なんか躓いたときに、そっちの可能性を検討することで解消されるかもしれん、程度の」
「そうだな。……いまはまだ、仮説どまり、か」
「じゃ、今回のまとめと行こう。
 と、言いたいんだけど……ごめん。モンターナ、任せていい?」

 ぶっちゃけ、俺の方はさっきの理論を組み立てるのでいっぱいいっぱいだ。
 知恵熱が出てきた。

「む……任された。
 では、ここまでの調査と議論で判明したことをまとめてみよう」

 こういう時にスパッと引き受けてくれるモンターナは本当にすごいと思う。
 割と無茶ぶりしたと思うんだが、もう彼の頭の中ではこれまでの議論がまとまっているのか。

「――まずは、この世界についてまとめよう。
 『犬2』の世界は、『犬』の世界の続きである。
 『犬2』の仮称セドナの地は、『犬』の " セドナ " の地そのものである。
 これが、私たちの " セドナ仮説 " だ。
 これについては、現状かなり確からしい。
 メタ的な考察も含めて、さまざまな点がピタリと符合している。
 『セドナ・ブルー』や、コンクリート技術という物的証拠もある。
 この世界があの世界の続きであるからこそ、それらがこの世界にも遺っていると考えられる。
 ポータルがそのままのデザインで遺っているあたりも、この仮説を強く補強するだろう。

「だが上記の仮説には、看過しえない瑕疵があった。
 それは、『犬』のサービス終了後の私たちに関する理解の誤りだ。
 その瑕疵を補うフーガの仮説は…… " 消失説 " と名付けようか。
 ……私も、その説を支持しよう。
 私たちは、『犬』のサービス終了とともにこの星の上から忽然と消失した。
 私たち自身がこの星の上で『続い』たわけではなく、『子孫』を遺したわけでもない。
 ゆえに、私たちの技術や文明を引継ぎ、継承・発展させられるものは存在しなかった。
  " セドナ仮説 " を真とすれば、この世界では、本来であれば当時私たちが作ったもののみが遺跡、遺物として見つかるはずだ。
 ……だがこの世界には、この建物のような、私たちが作っていないものが存在する。
 私たちの技術は、私たちの知らないなにものかによって継承・発展させられている。
 そのなにものかの正体は不明だが、この建物の作りを見るに、どうにもかなり人間に近しい存在であるらしい。

「となると、私たちが問うべきところにも若干の変化が生じる。
 一つ、この建物では、いったいなんなのか。
    この研究所らしき建物では、いったいなにが行われていたのか。
 一つ、この建物はなぜガラス化してしまったのか。
    推定1,000度から1,500度の熱をもたらしたものはなにか。
 一つ、この建物を建てた存在は、どこへ行ったのか。
 それらの未だ解明されていない謎の背後には、この建物を建てたのは私たちの直接の後継的存在ではないかもしれない、という見えざる陥穽があった。
 ゆえに、上記3つの問いに加えて、ここに新たな問いが加えられるべきだろう。
 一つ、この建物を建てた存在は、どこから来た、いったいなにものであるのか。
    人間に近しく、しかしかつての私たちとは直接つながらない、なにものか。
    それはいったい、なにものなのか。
 今後の探索については、これらの問いやフーガの " 消失説 " を念頭に置いておくと、推測が立てやすいかもしれないね」

 そこで一つ嘆息を挟んだモンターナが、少し疲れたような、しかしどこかすっきりしたような表情でこちらを見る。

「……と、まぁ、こんなところだろうか。なにか拾い忘れているものはあるかな?」
「な、なんもないっす……」
「わかりやすい、です……」
「まぁ、フーガがだいたいまとめてくれたからね」
「いやいやいや……」

 今回の冒険で、気づいたことがある。
 モンターナは、リカバリーが早い。
 メンタルもそうだし、理論的な組み立てもそうだ。
 即時修正して、次なる思索に向かう準備を整えている。
 これは冒険家として身に着けた素養なのか、それともモンターナの中の人の才能か。
 どっちにせよ、恐ろしいほど頭の回転が速い人だ。
 りんねるもそうだけど、こんな超人ばっかりだよ、俺のまわりは。


 *────


「では、第2次シンキングタイムも終わったことだし、次なる行動を決めようか」
「そうだな」

 ここでシンキングタイムを挟んでよかったと思う。
 モンターナがまとめてくれたおかげで、俺の頭の中もかなりすっきりした。
 いろいろと引っかかっていたことについても、その正体が見えてきたように思う。
 となれば、次にやりたいことも、その時に考えるべきことも定まってくる。

 この建物は、明らかに人間が使っていたように見える。
 でも、この建物は俺たちが作ったわけではないし、俺たちの後釜――俺たちのアバターが勝手に動いた『俺たちの続き』や『俺たちの子孫』が作ったものでもない。
 となれば、そこに思い描ける「物語」もかなり絞り込むことができる。
 あとは物的証拠を集めながら、より確からしい物語を描き出すだけだ。
 ……なんというか、考古学的なアプローチをしている気になれるな。

「私は――上の階で見た、プレートを調査したい。
 たぶん、かなり重要なヒントだと思うのだよ、あれは」
「文字、か?」
「ああ。そこに書かれているのが文字だというのなら、フーガの " 消失説 " も鑑みて、ますます大きな手掛かりになるだろう。
 あの周辺に同じようなプレートがあるかもしれないし、あのあたりの再調査もしたい」

 冒険家的にはやはり解読作業がしたいらしい。さすが。

「俺たちも手伝うか?」
「いや、地味な作業になるし――黙々と作業して、考えを深める時間も欲しい。
 ゆえにこちらは一人でも大丈夫だ。
 それにフーガが気になっているのはこの地下、というかポータルまわりだろう?」
「あ、バレてる?」
「先ほどからちらちらと視線を送っていたからね。……やはり懐かしい、か?」
「それもあるけど――なんだろうな。
 ……この地下は、なんか、クサいんだ。怪しいっていう意味で」
「……。」
「……わたし、も」
「おん?」
「ここ、気になる。なんだろう……こわい?」
「カノンも、こわいのか?」
「うん。……よく、わからないけど」

 そう言って、ケープをきゅっと握る。
 たしかに、先ほどのカノンの考えを聞いた後だと、この地下の空間は、退廃的というよりは――不気味だな。

「ここには居たくない?」
「んん。フーガくんと、いっしょなら、だいじょうぶ」
「……わかった。 
 じゃあ、モンターナ。いったん二手に分かれるか?
 ここを調査する俺たちと、上を調査するモンターナで。
 それでうまいこと夜目持ちも別れるし、不意のアクシデントがあってもまだマシだろ」
「うむ。それで問題ない。
 上に比べて……この地下は確かに怪しい。
 ……くれぐれも注意してくれよ?」

 モンターナはそう言うが……おいおい、大丈夫か、冒険家。
 この世界に来たばかりで、勘が鈍ってるんじゃないか?

「どちらかと言えば、モンターナ。1階の方が危険だぞ」
「えっ」
「くれぐれも。――くれぐれも、頭上には気を付けろ。
 1階吹き抜けの両側の階層。2階以降の未踏破区域。
 現状俺たちに見えていないのは、そこだけだ」
「――っ!!」
「あと、入り口にも気を付けろ。なにかが入ってくる可能性がある。
 それはほかのプレイヤーかもしれないし、そうでないかもしれない。
 それは俺たちに襲い掛かってくるかもしれない」
「……。」
「だから、できれば一人にはしたくないんだけど。……でも――」

 でも、ここは敢えて別行動をするとしよう。
 そうしてこの世界に、隙を晒すとしよう。
 なぜなら――

「―― " 冒険 " にはそういうシチュエーションもつきものだろ?」
「……。――あははっ。これはまいったね。
 もしかして、見せ場を用意してくれるのか?」
「現実なら、絶対に単独行動はしないし、させたくないけど。
 でも、ゲームのなかなら――映画のなかなら、やっぱやるべきだよな? 単独行動。
 まして、これが“冒険”だって言うならさ。その手のスパイスは欲しいよな」
「ちがいない」

 そうして小さく笑い合う。
 ……なんだかんだ言って、やっぱり冒険には必要だよな。単独行動って。
 危険だったり、手が足りなかったりするかもしれないけど、何とか切り抜けて。
 そうしてあとで合流したときに、自分だけが掴んだ真実を仲間にお披露目する。
 そんなシーンが、魅力的な冒険にはつきものだろう。
 石橋を叩くばかりでは、危機一髪のカタルシスを味わうことはできないのだ。

 ……あ、現実ではオススメしないよ。
 単独行動が悪手、あるいは死亡フラグであることは間違いないからな。
 危機を切り抜ける実力がないと死ぬだけだし、あっても死ぬときは死ぬ。


「ところで、いまは……午後11時半前、か。
 二人とも、まだ時間は大丈夫かね?」
「うぇ、もうそんな時間っ!?」
「うむ。……話していた時間が、長かったからな」
「すまぬ、すまぬ……」
「いや、こういう時間こそが未開地探索の醍醐味、だろう?
 まして今回は、知られざるこの世界の歴史を一から紐解こうとしているのだ。
 むしろこの短時間で、よくもまぁここまで煮詰まったと思うよ。
 ――正直、今回の冒険の満足度で言えば、もうおなかいっぱいだ」

 今夜は眠れそうにないな、と肩を竦める。
 ……たしかに、たかだか数時間でかなり世界の見方が変わったように思う。
 モンターナが誘った今回の冒険の趣旨が、この世界を謎を紐解くことであるならば、その趣旨はいい感じに達成されつつあると言えるのかもしれない。

「だが、まだまだ解かれるべき謎は多く残っている。
 ……この場所で、見るべきものもまた」
「おうさ。俺はまだ大丈夫。……カノンは?」
「ぜんぜん、だいじょうぶっ」
「了解だ。では――いまから30分ほど、それぞれの調査時間と行こう。
 30分経つか、なにか新たな発見や協力の必要があったときは、合流するということで」
「おっけー」
「んっ」
「今日の活動の目安は――まぁ、遅くとも丑三つまでとしようか。
 では――また四半刻後に。気を付けてくれよ、二人とも」
「モンターナもな」

 そうしてモンターナは、ニヒルな笑いを一つ浮かべ、一人通路の向こうへ去っていく。
 硝子の床面に、コツコツと、レザーブーツの音を響かせながら。

「……大丈夫、だよな?」
「フーガくん?」

 見える範囲の死亡フラグについては、叩き折っておいたつもりだけれど。
 それでも単独行動は強靭堅固な死亡フラグだ。

 死ぬなよ、モンターナ……!
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