《連載版》異世界ネイルサロン

海辺野海月

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ネイルサロンをやりたいです

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 デミグラスソースを纏ったハンバーグはミート100%の弾力と肉汁を持って口の中に殴り込みにきました。

 完敗です。

 美味しすぎて死ねます。

 しかも口をリセットしてくれるお米の甘みが塩味を求めてハンバーグに手を伸ばさせるのです。

 肥る?良いのです、今、正に至福なのです。

「いい食べっぷりだな。」
「お昼の量を増やしてもらうべきでしょうかぁ?」

 お二人が何か仰ってますが、先ずは美味しいご飯を堪能してからにしませんか?
 温かい内に戴かないのは美味しいご飯に対する冒涜ですよ!


「はぁ、美味しかったです。ごちそうさまでした。」

 満足の吐息と共にお腹を擦ります。
 食べている間は至福で忘れてましたが、流石に食べ過ぎだったでしょうか。

「サナは本当に旨そうに食うな。」
「普段のお食事ぃ、足りてませんでしたかぁ?」
「本当に美味しいですから。いつものご飯で十分量は足りてますよ?ガッツリ食べたい組合わせってあるじゃないですか?ハンバーグとご飯はテッパンと言いますか黄金の組合わせと言いますか……」

 いえ、流石にお城でお腹はち切れそうになるまでは食べないと思いますけど、美味しいもの食べる時って理性効かなくないですか?
 何が言いたいかと言いますと、ジルベルタさんのご飯が美味しすぎるんです!

「あはは、満足したかい?良い食べっぷりで嬉しいよ。久し振りだね、サナ。元気だったかい?」
「デージアさん、お久しぶりです。とっても美味しかったです。それから、遅くなりましたが先日は助けて下さって本当に有難うございました。お陰様で元気に過ごしております。」

 お皿を下げにきたのか、デージアさんにも笑われてしまいました。ですが、からかう笑いではないので良いのです。

「赤の三時になったら昼の営業を終えるからそれからもう一度来てくれるかい?それならゆっくり話せるからさ。」
「折角の休憩時間じゃないんですか?」
「だから話したいんだよ。どっかで時間潰してきておくれよ。」
「サナ様ぁ、お店も混んでますしぃ、お言葉に甘えてぇ、後程お邪魔させてぇいただきましょうぅ。」

 確かに席が空くとすぐに別の方が案内されているのでこのままここで話しているのはお邪魔ですね。

「では、赤の三時にまた参りますね。」

 ではご迷惑にならない内に一度お店から出ましょう。
 お会計はリズさんが領主様払いなのでお気に為さらず、と払って下さいました。領主様、いつも有難うございます。

 因みに、この世界の時間は地球と同じ一日24時間です。時計草というそのままの名前の花があり、12枚の花弁を午前と午後で白と赤に順番に変えていくので午前なら『白の何時』午後なら『赤の何時』と言います。分の感覚は曖昧で、花弁がどのくらい変わっているかで話すので『赤の一時半』はあるのですが、それ以外はざっくりです。時間に追われないという意味では皆さんおおらかで良いですよね。
 街中は大きな通りの角には植えられてますし、安価なので各家庭にもあるので困ることはないそうです。
 街の外はたまに見掛ける程度らしいので、自分で気を付けないといけないそうですが。

 序でにいえば、一週間が7日なのも同じで、一の日、二の日、と続いて七の日で終わりです。一月は5週でやっぱり一の週、二の週で五の週で終わり。十ヶ月の350日。
 一月は地球より長いけど、一年は地球より短いので、慣れるまで頭はごちゃごちゃしそうに思いましたが、カレンダーが普通にあるので問題ありませんでした。

 今日は、八の月三の週二の日で8/16です。

 肌寒いのに8月は違和感しかありません。
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