上 下
74 / 103
台湾での生活

結婚祝いの試練

しおりを挟む
 当たり前だが、クラスメイトは様々な理由で語学を勉強しに来ている。

 台湾で大学に入る為にその前に基礎を習うためだったり、パートナーが台湾人だから此方で生活する為だったり、旦那さんが仕事で赴任したからだったり、家族が商売してるからその助けとしてだったり。

 そんなクラスメイトの一人が近々結婚する。

 5月20日は中華圏では結婚する人が多い日らしい。

 何故か?

 答

  5月20日ウーユェアールシィージィを早口で言うと
  「我愛你ウォーアイニー」に聴こえるから


 記念日あるあるだね!

 そんなわけで結婚祝いを贈ろうと思うわけです。

 先ずは老師に台湾スタンダードを確認すると、台湾は日本と結構違うようだ。

・結婚の準備は全て旦那さんの実家がするので、先ずは贈り物をしても大丈夫なのかを確認する
・贈り物を贈ったら、もれなく旦那さんから祝い酒の席に呼ばれる(席を設けられる?)
・本当に良い友達は貴金属をあげる友達
・指輪 〉ブレスレット 〉ネックレス の順に喜ばれる

 台湾の男性は大変だね。親も大変。

 そして、貴金属を贈る友達が良い友達って、友情=金なのか?そりゃお返しにも気を使うだろうよ。

 今回は相手も我等も日本人なので気にしなくて大丈夫との事だったけど、写真立てなら台湾の習慣的にも悪くないとの事なので、写真立てを贈ろうと捜索開始。

 が、売ってる場所が思い付かない。

 そもそも、あんまり写真を飾ろうと思ったことが無いので自分で買ったことがない。

 流石に結婚祝いにただの木枠のフレームじゃ不粋だし…

 お洒落な物が多い場所ならあるだろうと、最新のショッピングセンターに行ってみる。

 中山チュンシャン駅に2018年9月にオープンした「誠品生活」へ。

 ここは日本のTSUTAYAをモデルにした本屋さんで、今では普通に大型ショッピングモールとしてあちこちに出店してます。日本にも2019年秋に出店するそうです。

 そんなお洒落スポット。若者でいっぱいですが、お目当ての写真立ては置いておらず。

 仕方ないので近くをブラブラとしながら探してみます。

 隣の新光三越にもないし、なかなか見つからない!

 諦めかけた時、ふらっと入ったお店で、ちょっと可愛いのがあった。これはもうここで買わないと見付けられないに違いない!

 ラッピングサービスのないお店だったので包装紙とリボンを買って姉様に包んでもらいました。

 姉様がラッピング出来る人で良かった。クラゲは大雑把なので綺麗に包めないのです。

 クラスでお祝いのカードも用意したし、喜んでくれると良いな!
しおりを挟む

処理中です...