マガイモノサヴァイヴ

狩間けい

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第9話

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体格的な問題もあるが、それがなくても手から溢れそうなルナミリアさんの胸。

タオル越しでもなく、意図して直に触れてみると……その感触に魅了される。

人種の違いだろうか?

前世での経験は日本人だけだったからか、仰向けでもほぼ崩れないほどの張りが新鮮だ。

かと言って硬いとは思えない、不思議な感触である。

そのまま胸を撫で回し、一頻り揉んだ後に尖端を摘んで捏ね始めた。


ビクンッ

バシャッ

「んあっ♡」


ルナミリアさんはその刺激に再び声を上げ、その声で俺は"やらかした"ことに気が付き手を止める。

やっちまった。

俺などあっさり殺せる相手にこんなことをして、どうなるかなどわかり切っていただろうに。

手は止めただけで肌に触れたままなので、とりあえず離しておこうとしたのだが……そこでチラッと彼女を見ると目が合った。


「……」

「……」


目や表情からすると怒ってはいない。

どちらかと言うと、期待しているようにも見える。

でもそれが勘違いで、もしも続けたりすると今度こそ殺されかねない。

やはり安全策を、と彼女の肌から手を離そうとしたとき……彼女は口を開いた。


「………………

ザバッ

「あっ♡」


お許しが出たので、俺は遠慮なく彼女の身体を弄り回した。

胸は手と口で同時に攻め、股間も直に触れてその入口を撫で回す。


「あっ、ううんっ……♡」

バシャッ、バシャッ……


暫くして、彼女も遠慮なく声を上げて身体を震わせるようになったが……両腕を後ろに回したままなのが少々気になる。

実は縛られたい願望でもあるのだろうか?

俺にそっち方面の趣味はないんだが……まぁ、それならそれで言ってくるよな。

そう思って手や舌の動きを続行させていると、次第にへ進みたくなってきた。

なので股間を撫で回していた手の形を変え、指を立ててへ侵入させようとしたのだが……そこでストップが掛かってしまう。


「ま、待て!」

「チュパッ……まではダメでしたか」


俺は胸の尖端から口を離し、諦めてそう言うと……彼女は止めた理由を説明し出した。


「言っておくが、その……嫌だという訳ではないからな?」

「はあ。では何故止められたんでしょうか?」


宗教上の理由のような、外的要因によってこれ以上のことをしてはいけないことにでもなっているのか?

そんな予想をしていたが……答えはもっと現実的なものだった。


「私の力の強さは知っているだろう。あれも全力というわけではないのだが」

「はあ。それが?」

「私が腕を後ろに回していたのも、快感で力の制御ができないままお前に抱き着いた場合を考えてのことだ」

「ああ、なるほど。それで、これ以上のことをすれば、俺に抱き着いて潰してしまうから止めたんですね」


それなら仕方ないかと思っていると、彼女の説明はまだ続いた。


「それもあるが、これ以上のことをするとなると……指なりなり挿れるだろう?」

「まぁ、流れとしては……あ、まさか」


話の流れで俺は嫌な予感がし、その予感が当たっていることがすぐに証明された。


「気付いたか。そう、力が強いのは手足だけでなく……もだ」

「あー、それは……」


まで実行した場合を想像し、それを回避できたことに大きく安堵する。

というか、それがわかっているということは……


「前例があるということでしょうか?」

「まぁ、な。結構昔のことだが、気に入った人間がいてな。それでまぁ、になったわけだが……」

を潰してしまった、と」


そう聞くと彼女は否定する。


「いや、その前に挿れられた指をな。元の姿に比べるとどうしても敏感になっているようで力が入ってしまって、こう……メキッと」


そう言いながら、手で何かを潰す動作を見せるルナミリアさん。


「ま、まぁ、じゃなかっただけマシなんじゃ……」

「それはそうだが……結局、その男は挿れても潰されん女とくっついた」

「あー……」


恋人だったり、愛し合っている間柄であれば男が薄情に思えるが……彼女の言い方だと、そうなる前の段階で事故が起こったみたいなんだよなぁ。

身体を使ってその男を自分の物にしようとしたのだろうか?

その場合、潰されずに満足でき、それに伴って子供も望める相手とくっつくのはわからなくもない。

……ん?

ここである事が気になった。


「他にはそういう事ってなかったんですか?」

「ん?それは……同じ事が起きるだろうからな」

「じゃあ、ドラゴン同士なら?」

「可能ではあるだろうが……今まで気に入ったオスが居なかった」

「ってことは……だったんですね」

「ああ。まぁ、誰でも良ければどうとでもなるだろうがな」


ふむ。

あれだけ弄らせてくれたわけだし、かと思っていたが……処女なのにあそこまで許されたとなると、俺はそれなりに気に入られてるんじゃないだろうか。

理由は……色んな品物を作成できるからか?

まぁ、力の差が顕著であり、いつでも止められるからってだけかもしれないが。

ただ、もしも気に入られているのであれば……

"ある事"を思いついた俺は、それを彼女に提案してみた。




「これは……魔鎧か?」

「ええ。それを折ってみてください」

「え?大丈夫なのか?」

「わかりません。なので力を入れるのは少しずつで」

「わかった」


ルナミリアさんはそう応えると、黒い棒を握って少しずつ力を込めていく。

彼女が言った通りこれは魔鎧であり、指1本だけを覆って少し長く伸ばした物だ。

耐えられる力によってはでも無事かもしれない、と言ってこれを折ってみてくれと提案した。

その提案のを察した彼女は、俺のが自分でいいのかと聞いてきたが……ダメだったら提案していないと答え、この実験を始めることになった。


「む……むむむ……ぐぐぐ……」


魔鎧の棒を握り、徐々に力を込めていくルナミリアさん。

その表情からは徐々に余裕がなくなっていく。

力が増す度に魔力の消費は激しくなるが、5年間貯めてきた魔力なのですぐに尽きるようなことはなさそうだ。

この分なら……


「あの、そろそろその辺で」

「ぐぐ……ん?もういいのか?」


俺の声で腕の力を抜くルナミリアさん。


「ええ。で今以上の力が掛かるのなら別ですが」

「多分大丈夫だとは思うが……本当にいいのか?」

「それはこちらのセリフですね。偶々知り合っただけの人間にいいんですか?」

「久しぶりに気に入ったオスだからな。その上までできるとなればこの機を逃したくはない。だから……遠慮なく来い」


暗に恋人として付き合う気はないという、前世なら引かれるであろう発言をするが……寿命や生活様式が違うだろうからな。

その違いは決して軽視できるものではない。

時間を掛けて互いに理解を深め、歩み寄ることができてからでないと……後々、積み重なったストレスでその関係は破綻する可能性が高いと思われる。

あくまでも俺の見解だが。

ただ、それは彼女もわかっているようで、微笑んで手足を開くと……俺を抱き寄せた。






翌朝。

テントで目を覚ました俺の隣にルナミリアが居た。

両者ともに全裸であり、彼女の身体にはいくつかの白い跡が残っている。

これは……魔鎧に触感があることで、彼女のを十全に堪能できた証拠だ。

実際にはで放出した分もあるのだが、を覆った魔鎧の先端に、ちょっとした空洞と入り口への空気の逃げ道を作ることで全て回収し、外で彼女の肌の上に落としたり口で吸い取られたりしていた。

まぁ、人間相手に話は知らないそうなので、気にせず出しても良いとは言われたが……一応ね?

風邪を引いたときと同じように精力剤も作れたし、お陰で愉しい夜を過ごせたな。



昨夜は風呂でを飾り、数戦の後にテント内へ戦場を変えた。

彼女の力に対応するため全身を魔鎧で覆い、雰囲気を考慮して魔鎧のみを透明化して愉しんだ。

自分の肉体ごと透明に見せるよりは魔力の消費は抑えられたし、魔鎧の表面は自由に色を変えられるのだろう。

体格のせいでが物足りないだろうと思い、魔鎧で丁度いい大きさに調整もした。

それもあってか俺達は盛り上がり、かなりの魔力を消費したが……それが惜しくないだけの体験ができたのではないかと思う。

流石にこれ以上は魔力を浪費できないし、かと言って魔石を稼げる土地へ行くのも難しい。

ドラゴン姿のルナミリアに乗せてもらい、飛んで移動することはできるだろうけど……目立つのは明らかだし、それを誰かに見られるとな。

人目に付くにはまだ早すぎるし。

まぁ、力加減が可能なで愉しむことはできるが……と彼女の胸に手を伸ばし、無造作に捏ね始める。


モミモミ……

「ん……起きていたのか」

「ああ、おはよう」


その刺激によってか程なくして目を覚ましたルナミリアに、俺は軽い態度でそう返す。

態度については、本人がそうしろと言ったので。

その本人は起き上がると……俺の股間を確認する。


「無事……だな。最後は私のほうが先に眠ったから、寝ている間に潰していないかと思ったが」

「まぁ、ご覧の通り。最後までキッチリ愉しませてもらったよ」

「うん、良かった……昨夜もな」

「ああ。でもしばらくは控えないと、魔力が保たないぞ?」


一番気に入ってたのは、激しく振動させながらの動きだったからなぁ。

移動と停止ができるのならと振動させてみたが、効果がありすぎての締め付けが強くなり、魔力の消費も激しくなってしまった。

触感がある以上、その効果は俺にもあったのだが。

なのでそう言ったところ……彼女からは意外な返事が返ってくる。


「ああ、安心しろ。私は別の土地へ行く」

「え?何故だ?」

「しばらく控えるだけで済むほど魔力は残っていないだろう?この冬は越せるのか?」

「それは……」


彼女の予想する通り、実は魔力の量にそこまでの余裕はなかった。

この身体では初めてだったのと、強い力を持つ彼女を貪ることができるという高揚感もあっての結果である。

自分一人なら足りなくはないと思うが……ルナミリアはそれを察した。


「ふむ、コージだけなら問題はなさそうだな」

「まあ……でも別の土地って、餌が減ったからこっちに来たんだろ?戻ったとしても……」

「ああ、違う違う。戻るわけではなく、この間まで居た土地とは違う、また別の土地だ。丁度お前が離れようとしている東の方だし、少なくとも数年は会うこともないだろうな」

「そうか……止めたいところではあるけど、を我慢したとしても魔力の量が厳しいのは事実だからなぁ」

「だろう?まぁ、いずれまた会うかもしれないし、それまで魔力とを溜めておくんだな」


そう言って彼女は自分の身体に付いた半乾きのモノを指で掬い、ぺろりと舐めてみせた。
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