【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

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第3章 時は巡って、思いを知る

Part2 当日の朝

次の日の朝。

繁晴「ふわぁ…」

見知らぬ場所に一瞬戸惑いつつ、落ち着いて周りを見回した後、繁晴は自分がこの得体のわからない研究施設に取り残されていることを思い出した。

凜人「すーすー…」

横では、凜人が寝息を立てて寝ている

繁晴「…」

何を思ったか、繁晴は人差し指で凜人の頬をつついてみた。

凜人「んん…」

繁晴「朝…なのかな?」

窓がない部屋には、デジタル時計が8:52と表示されていることだけが1日のサイクルを指し示している。
高級ホテル並みの部屋内には、アメニティなど全てが完備されている。繁晴は少し驚きつつも、慣れない手つきで朝の支度を整えていく。

繁晴「強制、精通...」

歯を磨きながら、まだベッドですやすやと寝ている凜人を横目で見る。
昨日駿太たちから聞いた話が頭をよぎると、繁晴は少しだけ顔を赤らめ、下半身をふと見て、

繁晴「朝だから…あたり前…だよね…?」

と呟きながら、顔を冷水で濡らした。
凜人も数十分後に起床すると、朝食が届いた。

シェフ「本日の朝食でございます。」

繁晴「はあ…。」

朝食を渡されるのはこれが2回目。
今日はスクランブルエッグ、ベーコン、そして食パンのトーストに野菜がつけ添えられている。
とろとろだが表面はキラキラと輝くスクランブルエッグは、生クリームが使用されており、ベーコンもジューシーさをわずかに残して表面はカリカリに焼き上げられている。
食パンのトーストには、中央にバターが溶けた痕跡が残されており、香ばしい匂いを漂わせている。

凜人「おいしそう」

繁晴「そうだね」

もぐもぐと朝食を食べながら、今日の配置について書かれたカードをじーっと見てみる。
2枚のカードには、二人の名前と、同じ「B-1」という文字が書かれていた。

凜人「今日も、同じところ」

繁晴「凜人…何するかわかってるの…?」

繁晴は恥ずかしそうにそう聞くと、凜人は意外にも済ました顔で

凜人「僕も、はると同じやつ、出るようになる、でしょ?」

と答えた。

繁晴「…」

繁晴は何も言わずに、トーストを一口齧り付いた。


少しして、研究開始のアナウンスが告げられた後、二人は昨日と同じように全裸で廊下に出た。

繁晴「うう…やっぱり裸は恥ずかしい…」

凜人「いつか、慣れる」

繁晴「そんなこと言わないでよぉっ…」

同じ道順を辿りながら、「B-1」と書かれた研究室へと到着すると、繁晴が大きな引き戸を開けた。

繁晴「ど、どうも…」

研究員X「お、ちゃんと来たね~。じゃあ、二人ともこちらへ。」

研究員Xにつれられるがまま、二人はカーテンで仕切られた部屋の中へと入ると、そのまま二つの丸椅子に腰掛けるように言われる。
両方とも緊張で体がカクカクになっているようだ。

研究員X「さて…。いつもはここでもう強制精通をしちゃうんだけど、昨日上からの指示でね、凜人くんの精通前特別実験をいくつか執り行うことになったよ。」

繁晴「特別…」

凜人「じっけん…?」

研究員X「”実験”って言うとアレだけど…。二人とも心配はしなくて大丈夫だよ!それじゃあ今日の予定をざっくり説明するね。」

研究員Xは、パソコンの画面を開き、「午前」と書いてある表を二人に見せた。

研究員X「午前中は、凜人くんの体を使って、いくつかの調査をします。この時繁晴くんは別室で待機してもらうよ。」

繁晴「待ってください、僕も一緒に行けないんですか?」

研究員X「室内は関係者と当該研究対象だけが立ち入りを許可されてるんだ…。ごめんね…。実験の内容については、この後凜人くんに説明をします。」

そして今度はパソコンの画面を「午後」に切り替える。

研究員X「午後は昼食を取ってもらった後、凜人くんの強制精通を行います。ここは繁晴くんにも協力してもらいます。こっちに関してはまた後で詳しく説明するから、心配しなくて大丈夫です。以上、何か質問は?」

二人は質問がないのか、はたまた話についていけなかったのか、何も言葉を発さなかった。

研究員X「よしっ。じゃあ二人とも。今から言う部屋番号に行ってください。繁晴くんはD-1研究室、凜人くんはC-3研究室まで、お願いします。」

研究員Xがいい終わると、助手達によってまたドアが開かれ、二人はひとまず外に出て行った。

凜人「そのまま、やるんじゃないの?」

繁晴「なんだろう…。けど凜人、気をつけてね…?」

凜人「大丈夫。なんとかなる。」

繁晴「どこでそんな言葉習ったんだか…。」

そう言って、二人は研究室の前で別れ、繁晴はD-1研究室、凜人はC-3研究室へと向かった。

続く


=天の声=
のりたまです。
Xや近況ノートを見られていない読者の方々にお知らせです...!
第3章の内容を少しだけ改変しました。(こちらの話から新しい展開を1話分ぐらい入れてます。)後半のストーリーはもう読まれている方もいるかもしれませんが、数日に分けて投稿する予定ですのでお楽しみに...。
ではでは
感想 9

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