NTR興国紀

たかした

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第四章 雌伏

第28話 護送車の檻

     ソラは、護送車の中でその責め具を解除された。
     護送車の内部は広く、十人を超える医官が乗り組んでいた。その壁や床は上等なクッションに覆われて柔らかく、まるで全体が移動ベッドの様だ。
     護送車の前後を二台の馬車が先導追従し、護衛と共に医官の交代要員を運んでいた。
     それは、もしも彼らがソラを輪姦すなら、その種が尽きる事は無いことを意味した。

     まず手枷が外される。指先が自由になっても、ソラは抵抗の素振りを見せなかった。今抵抗する位なら、あの時に自分の喉を突いて死んでいる。レオが迎えに来るまで、何があっても生き延びる。それがレオの願いであり、レオとの約束だった。

     続いて、尻穴からホゾが引き抜かれた。本体である尻穴のホゾが抜けると、そこから延びていた膣と尿道のホゾも抜け落ちた。
     逃避行の道中、あれ程ソラを悩ませ狂わせ続けたホゾは、クダ使いの手によって、呆気なく除去された。
     それは、ホゾを抜き自由になる為に、苦悶と絶望の中レオに支えられて西都に向かった日々を、まるで嘲笑うかのようだった。

     抜去が済むと、数人がかりでソラの体に薬油を塗り込んでその身を清めた。短時間の、事務的な作業ではあったが、ソラの泣き所を隅々まで知り尽くした指の感触に、ソラの身体は忽ち熱く燃え上がった。

     一人の医官が、服を脱いで護送車の床に仰向けに寝そべった。

     交尾広場に繋がれて数知れない男に犯されたソラだが、異性の裸体を見るのは、これが生まれて初めての事だった。ソラを拷問した医官達はきちんと白衣を身に着けていたし、給餌ボランティアや、交尾広場の男達も、必要な部分だけをはだけてソラの上下の口を犯した。
     ソラだけが、着衣を許されず、全裸の全てを晒して彼等の前で悶え狂ったのだ。

     だから、医官がソラの前で白衣を脱ぐのはこれが初めての事だ。ソラはその裸体に釘付けになる。胸筋が薄く盛り上がり、腹筋が多層に割れている。腕や足の筋肉には筋が浮く。太くは無いが逞しい体型だった。
     ソラの下腹が期待に波打った。ホゾの責めを受け続けた子宮は怖い程に、渦巻く性欲を溜め込んでいた。

     ソラは命令に従い医官に跨った。ペニスは固く勃っていた。医官達に支えられ、促されるまま、腰を落として陰唇をペニスに触れさせる。既に濡れそぼり、蜜をたっぷりと湛えた入口が、医官の亀頭を咥えた。
『おちんちん。おちんちん欲しいの。挿れて。おちんちん挿れて』
ソラの心に、レオに懇願した言葉が蘇る。
     ソラは髪を振り乱して己を保とうとした。
『駄目!レオがいいの。誰のでも良い訳じゃない。』
だが、現実は残酷だった。レオと性交することだけを夢みて耐え続けた身体は、とうに限界を超えていた。
『ああ。でも、誰でもいいから早く挿れて欲しい!』

     初めて見る医官様のペニスが、目の前にある。一瞬の葛藤の後、ソラは自分から勢いよく腰を落とした。抗おうとしても、交尾への渇望は全てに勝った。
     だが、医官達に脇と腰をがっしりと支えられたその身は、僅かにもペニスを迎えに行くことが出来なかった。
「くっくっくっ」
嘲る様な笑い声が聞こえる。ソラは狼狽した。
「うそっ!どうして?うわあああっ!」
ふんっ!ふんっ!と、何度か腰を沈めようと踏ん張ったが、結果は同じだった。がっちりと掴まれた腰は動かず、ペニスは一ミリも入ってこない。

     ソラは縋る様に医官を見上げた。彼らは薄笑いを浮かべてソラを観察していた。
「どうした?何か欲しいのか?」
それを見たソラの目から涙が溢れた。ただ犯すだけではない。自分から凌辱を懇願させようと言うのだ。
『お願いします!おちんちんをください!』
心からの欲望が、口から漏れそうになる。だがソラは、その渇望に抗い、歯を食いしばって見栄を切った。
「私はレオ様の騎士だ!レオ以外の精子なんて欲しくない!」

     医官は平静を装いつつ、その精神力に驚嘆した。逃亡から七日。その間ホゾに責められ続けたのだ。正気を保っているだけでも奇跡だ。
     目の前のペニスを拒絶するなど、クダ使いの経験からは考えられなかった。

     それでも、ソラの身体がもう取り返しがつかないまでに淫欲に汚染されているのは明らかだった。このまま焦らしておけば、すぐに交尾をねだり始めるはずだ。
     しかし彼等はソラの脇を抑えた手を肩に置き変え、腰を支える手に力を込めた。
     そして敬意を持ってその腰を一気に押し下げた。
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