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もう俺がいないと生きていけない※
しおりを挟む「ユイト、ユイト」
譫言の様に愛しき人の名を呼び、ひたすら腰を打ち付ける。腰をグラインドするとユイトの開きっぱなしの蕾が、カイの屹立した雄を締め付ける。胎内のしこりにカリが引っ掛かる。
「っやぁ、ぁああ、あっ、あっ・・・・・・ぅ、ぃ、ひい」
「ユイトの中にいる、ああ、気が狂う、この愛しい身を滅茶苦茶にしたい」
身体を激しく揺さぶられる。カイが腰を突き上げる度に、頑丈なベッドが軋む音を鳴らす。カイの全体重が胎内奥深くに突き刺さる。狂気に取り憑かれた男によって、数時間前までは排泄器官でしかなかった胎内に怒張した雄を咥え込んでいる。よだれと涙が漏れるほど、感じた。
「っかはぁ、ああああ、やっだぁあ、ゆる、し、て、あっ、あっ、こわ、れ、る」
「可愛い、可愛い、あああ、気持ちが良い、最高だよ・・・・・・っう、ああ、出すよ」
「ゃぁあああ、いやあああああ・・・・・・ぅ、ぁ」
腰の肉にカイの指が食い込んだ、深く。カイは射精が近くなると、性行為自体が初めてのユイトの胎内を抉るように突き上げる。訳も分からず、後ろだけで射精したユイトの悲鳴さえも耳に毒なのか。カイは背筋を駆け巡る快楽に呻き、ユイトの胎内に熱い大量の精を放った。
「カイ、もう、だめ、っやぁ、嘘だ、っぁああ、ゃだあああ、あっぅ、うう、ああ」
初めて胎内に精液を受け入れた衝撃から、何時間が経っただろうか。一度射精したら終わりだと思っていた交わりも、強靱なカイの性欲は貪欲にも雄を硬くさせた。ユイトは己の腹が膨らむ恐怖に目を逸らしたとしても、何回目の熱い放出に涎を垂らして悦楽を覚えた。
「拒む子にはお仕置きだよ、紅茶に入った媚薬、まだ残ってる、ほら良い子だ飲もうね」
前後不覚になり絶えず腹を突き破る勢いで、男の雄が胎内で暴れている。正気を失ったカイが精液で汚れた口で、媚薬の入った苦い液体を流し込んでくる。拒絶する力も無いユイトは、喘いで痛んだ喉を潤してくれるならと、危険な液体をゴクリと嚥下する。
「ユイトは良い子だね、そうだよ愛してるよ、君を愛しすぎて頭が壊れそうだ」
「カイ・・・・・・」
初めて聞いたカイの愛の言葉に、一瞬だけ理性が目を覚ました。暴力的なまでの快楽に攫われそうな心が揺さぶられた。だが、無情にも体内に吸収された媚薬が効いてきた。
背を弓やりに仰け反り、甲高い声が止まらない。かすれた嬌声を上げると、その声に興奮したカイの雄が増大する。質量に息が出来ず、熱量に正常な思考が保てない。ユイトが感じて雄を締めつけ、口からは涎とカイの名を零すしかなかった。
「愛してるよ、ユイト、俺だけのユイト、愛してる、愛してる」
四つん這いの体勢でシーツに肩を預け、腰を高く掲げて根元まで奥深く雄を捻じ込まれた。死にそうだ、助けを呼んでもカイの嫉妬を煽るだけであった。
いつの間にか気を失っていた。ユイトが目を覚ましたと知ると、カイは鬼畜な腰の動きを速めた。絶望で悲鳴を上げるユイトの柔らかい性器を強く握る。「ひぃ」まだ続くのか、上下に搾り取られるように動かされた。強烈な快感にユイトは身悶え、あっけなく白い液体を汚れたシーツに吐き出した。
「ひいっ・・・・・・いやあっ、やだやだイッてる! イッてる」
射精しているというのに、カイは腰を無茶苦茶に突き上げる。
「嫌がってないよ、ほら・・・・・・っ、吸いついてくる」
耳元に屈み込んできたカイは挿入を深くした。泣いても許してくれない、感じたこともない快楽をぶつけられる。喉を震わせては、逃げようとユイトはなけなしの力で前へずり上がる。だが腫れた乳首を指先で転がしては、耳元で囁きながらカイは、抜き出た雄を突き上げた。
「っぁあああああ」
「悪い子、ユイトは本当に悪い子だね、俺から逃げれると思う? 俺をこんなにして」
気が触れたのか。奇声に近い笑い声を上げるカイは、右手を赤く腫れあがった可愛いユイトの乳首に。左手は指の跡が残った細い腰を掴んだ。卑猥な液体の水音が鳴るまで、腫れ上がる蕾がめくれ上がるまで抽出する。そして奥へ奥へと突き上げる。
髪を振り乱して暴れていたユイトは、うなされているような喘ぎ声を上げている。男の雄を美味しそうに呑み込んでは、腰を震わしていた。ユイトは何度目か分からない射精をする。
「っ、ぁっ、いい、いい、ああ、カイ」
汗と精液が混ざりあう。独特な臭いが立ちこめる部屋で、強すぎる快感に我を忘れたユイトはひたすら耐えるしかない。無意識に内部に銜えこんだカイの雄を締め上げた。
「はぁ・・・・・・気持ちがいい、分かるかユイト」
自分の名を呼ぶカイの声だけで感じてしまう。萎んだ性器からこぼれ続ける精液が、痙攣したふとももを伝う。体液で汚れたユイトの身体を這うカイの手と舌、そして呼吸が止まる接吻。
「もう俺がいないと生きていけない、駄目な体になっちゃったね」
ユイトの両足を限界まで広げ、雄をぎりぎりまで引き抜く。快楽に溺れていたユイトが、恐怖で全身を震わせた。カイは至極嬉しそうに微笑む。そして互いの精液で濡れた陰毛が、蕾に奥深くめり込む勢いでガンっと一気に貫いた。
「あ、あああああああああああ・・・・・・っ!」
赤くなったユイトの瞳から、また一粒涙がこぼれた。力の入らない体を、汚れたシーツに押し付けられ、息が止まるほど深い口づけにユイトは気を失った。
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