22 / 97
22話 ※まだ下品
しおりを挟む
笑美はもう気力だけで身体を動かすと、ハーワドの背中を押した。
ワープをかけたのだ。
瞬時に消えるハーワド、彼の城に送り帰した。
もう場所を選んでやる力をは残って無かったので、もう何処に出るか解らない。
下半身丸出しで帰って行ったが、とんでもない変態王だと馬鹿にされろと、思った。
あー、もう、本当に身体動かせない。
「笑美さん大丈夫ですか!? どうしたんですか!? あの変態野郎に何か酷い事をされたんですか!?」
慌て笑美に駆け寄り、抱き起こす翠。
翠の側には小鳥の魔物が飛び回っている。
この子が翠を連れてきてくれたのだろうか。
「笑美さん! 笑美さん!」
全然反応を返せない笑美に翠は涙を流す。
ああ、そんなに泣かないで欲しい。
自分の好物は幸福感なんだ。
でも、翠の涙は美味しそうで、頬をつたう涙を舐めとる。
「笑美さん?」
「えっと…… 一緒にお風呂に入りましょう」
「お風呂に入りたかったんですね!」
翠はもしかしてヒールが使えるのか?
と、言うくらい涙を一筋舐めただけで少し元気が出た。
一緒に、お風呂に入れば動けるぐらいにはなれそうである。
「それでズボンとパンツを脱いでたんですね」
そう、言いつつ笑美を抱き上げる翠。
そう言えばハワードに脱がされたんだと思い出す。
こんな下半身丸出しでずっと居たのかと思うと恥ずかしいし、翠はこれを見てお風呂に入ろうとして脱いだと思っているんだと考えると、本当に心配になる。
あと、割と力持ちだ。
「この小鳥は友達になったんですか?」
小鳥がずっと着いてくる。
この子は翠をご主人様に選んでしまった様子だ。
「コイツが急に俺の服の裾を引っ張り出したから着いて来てみたんです。そしたら変態野郎が笑美さんを押し倒していてビックリしました。喧嘩をしてるのかと思ったら二人ともで下半身丸出しで。何をしていたんですか? こっちの世界ではチンコがデカい方が勝ちだみたいな戦い方が主流なんですか?」
「……そんなことろですね」
本当は襲われそうになっていたのだが。
「俺の住んでいた所でも男はデカい方が自慢にはなりましたね。俺は平均的な長さかと思っていたのですが、こっちの世界では小さ過ぎて話にならない感じですかね?」
「うーん、私も自分のサイズしか見ないので…… まぁ、翠さんのは可愛いサイズかと」
なんで陰茎の話をこんなにしなければならないのか。
今、ハワードのせいで翠の頭の中ではこの世界の人は喧嘩をしたら下半身を晒して陰茎の大きさで対決するになってしまったみたいだ。
「えっと、服を脱がせますね? 笑美さん体に力が入らない感じです? あの変態野郎に変な魔法をかけられたんですか?」
脱衣場に着いて服を脱がせてくれる翠。
凄く心配そうだ。
ワープをかけたのだ。
瞬時に消えるハーワド、彼の城に送り帰した。
もう場所を選んでやる力をは残って無かったので、もう何処に出るか解らない。
下半身丸出しで帰って行ったが、とんでもない変態王だと馬鹿にされろと、思った。
あー、もう、本当に身体動かせない。
「笑美さん大丈夫ですか!? どうしたんですか!? あの変態野郎に何か酷い事をされたんですか!?」
慌て笑美に駆け寄り、抱き起こす翠。
翠の側には小鳥の魔物が飛び回っている。
この子が翠を連れてきてくれたのだろうか。
「笑美さん! 笑美さん!」
全然反応を返せない笑美に翠は涙を流す。
ああ、そんなに泣かないで欲しい。
自分の好物は幸福感なんだ。
でも、翠の涙は美味しそうで、頬をつたう涙を舐めとる。
「笑美さん?」
「えっと…… 一緒にお風呂に入りましょう」
「お風呂に入りたかったんですね!」
翠はもしかしてヒールが使えるのか?
と、言うくらい涙を一筋舐めただけで少し元気が出た。
一緒に、お風呂に入れば動けるぐらいにはなれそうである。
「それでズボンとパンツを脱いでたんですね」
そう、言いつつ笑美を抱き上げる翠。
そう言えばハワードに脱がされたんだと思い出す。
こんな下半身丸出しでずっと居たのかと思うと恥ずかしいし、翠はこれを見てお風呂に入ろうとして脱いだと思っているんだと考えると、本当に心配になる。
あと、割と力持ちだ。
「この小鳥は友達になったんですか?」
小鳥がずっと着いてくる。
この子は翠をご主人様に選んでしまった様子だ。
「コイツが急に俺の服の裾を引っ張り出したから着いて来てみたんです。そしたら変態野郎が笑美さんを押し倒していてビックリしました。喧嘩をしてるのかと思ったら二人ともで下半身丸出しで。何をしていたんですか? こっちの世界ではチンコがデカい方が勝ちだみたいな戦い方が主流なんですか?」
「……そんなことろですね」
本当は襲われそうになっていたのだが。
「俺の住んでいた所でも男はデカい方が自慢にはなりましたね。俺は平均的な長さかと思っていたのですが、こっちの世界では小さ過ぎて話にならない感じですかね?」
「うーん、私も自分のサイズしか見ないので…… まぁ、翠さんのは可愛いサイズかと」
なんで陰茎の話をこんなにしなければならないのか。
今、ハワードのせいで翠の頭の中ではこの世界の人は喧嘩をしたら下半身を晒して陰茎の大きさで対決するになってしまったみたいだ。
「えっと、服を脱がせますね? 笑美さん体に力が入らない感じです? あの変態野郎に変な魔法をかけられたんですか?」
脱衣場に着いて服を脱がせてくれる翠。
凄く心配そうだ。
1
あなたにおすすめの小説
【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる
ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。
・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。
・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。
・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。
【本編完結】異世界で政略結婚したオレ?!
カヨワイさつき
BL
美少女の中身は32歳の元オトコ。
魔法と剣、そして魔物がいる世界で
年の差12歳の政略結婚?!
ある日突然目を覚ましたら前世の記憶が……。
冷酷非道と噂される王子との婚約、そして結婚。
人形のような美少女?になったオレの物語。
オレは何のために生まれたのだろうか?
もう一人のとある人物は……。
2022年3月9日の夕方、本編完結
番外編追加完結。
ぼくが風になるまえに――
まめ
BL
「フロル、君との婚約を解消したいっ! 俺が真に愛する人は、たったひとりなんだっ!」
学園祭の夜、愛する婚約者ダレンに、突然別れを告げられた少年フロル。
――ああ、来るべき時が来た。講堂での婚約解消宣言!異世界テンプレ来ちゃったよ。
精霊の血をひく一族に生まれ、やがては故郷の風と消える宿命を抱えたフロルの前世は、ラノベ好きのおとなしい青年だった。
「ダレンが急に変わったのは、魅了魔法ってやつのせいじゃないかな?」
異世界チートはできないけど、好きだった人の目を覚ますくらいはできたらいいな。
切なさと希望が交錯する、ただフロルがかわいそかわいいだけのお話。ハピエンです。
ダレン×フロル
どうぞよろしくお願いいたします。
竜の生贄になった僕だけど、甘やかされて幸せすぎっ!【完結】
ぬこまる
BL
竜の獣人はスパダリの超絶イケメン!主人公は女の子と間違うほどの美少年。この物語は勘違いから始まるBLです。2人の視点が交互に読めてハラハラドキドキ!面白いと思います。ぜひご覧くださいませ。感想お待ちしております。
天涯孤独な天才科学者、憧れの異世界ゲートを開発して騎士団長に溺愛される。
竜鳴躍
BL
年下イケメン騎士団長×自力で異世界に行く系天然不遇美人天才科学者のはわはわラブ。
天涯孤独な天才科学者・須藤嵐は子どもの頃から憧れた異世界に行くため、別次元を開くゲートを開発した。
チートなし、チート級の頭脳はあり!?実は美人らしい主人公は保護した騎士団長に溺愛される。
婚約破棄されて森に捨てられたら、フェンリルの長に一目惚れされたよ
ミクリ21 (新)
BL
婚約破棄されて森に捨てられてしまったバジル・ハラルド。
バジルはフェンリルの長ルディガー・シュヴァに一目惚れされて、フェンリルの村で暮らすことになった。
転生して王子になったボクは、王様になるまでノラリクラリと生きるはずだった
angel
BL
つまらないことで死んでしまったボクを不憫に思った神様が1つのゲームを持ちかけてきた。
『転生先で王様になれたら元の体に戻してあげる』と。
生まれ変わったボクは美貌の第一王子で兄弟もなく、将来王様になることが約束されていた。
「イージーゲームすぎね?」とは思ったが、この好条件をありがたく受け止め
現世に戻れるまでノラリクラリと王子様生活を楽しむはずだった…。
完結しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる