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モブ令嬢達の策略
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良くなかった。
あの後、ユリアンヌだけでなく他の令嬢方も堰を切ったように新しいお茶と美味しいお菓子をお供によりかましく花飾り用の小物を選びまくった。皆がそれぞれにお気に入りを決める迄にお茶は二回、お菓子も一回追加された。
ユリアンヌ達は素敵な小物を手に入れた満足感と同時に余計なモノも身に付けた予感に複雑な表情をしていた。アリスは皆の倍お菓子を食べていた為に顔色は芳しくない。
ヤバい、王子様ドレスが…。
笑顔でいるのはリカルドと熊の二人だけだった。サーシャが八つ当たり気味にリカルドの脇腹を小突いている。アリスも熊の背中をこっそり叩いていたが、ユリアンヌがノーラとエリアナ、アイシャと頷き合ってからソファから立ち上がったのを見て慌てて立ち上がった。
「私も行く~」
というアリスにユリアンヌは眉間にシワを寄せ、ノーラが一言。
「トイレではなくてよ」
「じゃあ何処に行くの?」
まだ寮の門限の時間迄には間がある。アリスの質問に四人は顔を見合わせ、アイシャが厳かに答えた。
「本当に行くデすか~?ドレスを美しく着こなス決意を新たにする為にドレス工房で最新モードを見学デす。つま先立ちでスクワットを共にやる覚悟は出来ていマすね」
アリスはストンとソファに座った。
「ここで待ってます」
それを見て顔を見合わせたユリアンヌ達はスッとソファで二人の世界に居るサーシャとリカルドを指差した。
「なら、サーシャとリカルドと一緒に行くと良いわ。この後サーシャとリカルドは兄の友人の宝石商の店へ行ってアクセサリーを見せて頂くのよ。店はここから歩いて10分程の所にあるの。アリスも気晴らしにお行きなさいな。熊をお供に」
ユリアンヌの提案にノーラ達は、
「まあ、グッドアイデアではなくて?」
「街中を歩けば気分も変わるわね」
「これハ楽しそうでス」
と褒めそやす。アリスはん~?と首を傾げた。
何故サーシャとリカルドに私を押し付けようとする?だがしかし、このまま店に居残っても意味がない。ドレス工房は興味が全く無い上にスクワット付き。宝石にも興味はないが近所の店迄のお散歩付き。
アリスの選択は一つだった。
「いい天気~♪」
空を見上げて呟いたアリスはニンマリ笑うと肩から下げたバッグの中のアレクチビぬいぐるみをポンポンと叩いた。
推し(チビぬいぐるみ)と念願のお散歩デートが叶ったアリスはご機嫌でどういうことのない道端を歩いていた。
アリスの頭の中はクリラブ2のアレク登場スチルが爆速で駆け巡っていた。王都にやってきてようやく念願の聖地巡礼。
アレク(チビぬい)様の御姿をオフィス街がより尊さを爆上げってる♪
本当ならアレクチビぬいをバッグから出して堂々と推しデートを満喫したかったが、前にはユリアンヌの兄のリチャードとサーシャ&リカルド、後ろには熊がいるのでアリスはバッグの口を少し開けてアレクチビぬいをチラ見する事でどうにか我慢していた。
とはいえアレクが歩いた(かもしれない)道を歩くだけで、遠くに魔法省の建物が見えるだけで、アリスはぶち上がっていた。
叶うなら魔法省に今すぐ駆けて行ってリアルアレク様を出待ちしたい。
ベシッ、ベシッ。
いきなりアリスは頭に左右から殴られたかのような衝撃を感じた、気がした。
…門限あるし、今ヘマをしてクラリア様の魔法省特別見学許可証取り消されでもしたら…。今は我慢だ。全力でアレク(チビぬい)様とのお散歩デートを楽しもう♪
なアリスは時折サーシャとリカルドが意味有りげにチラチラとアリスとその後ろの熊を見ている事に全く気付かなかった。目的の宝石店に着いてリチャードとサーシャとリカルドが足を止めた事も気付かなかった。アリスはトコトコとご機嫌で歩いている。
「アリスッ」
背後から声を掛けられたアリスは振り返り、店の前でリチャードとサーシャとリカルドに後ろに居たはずの熊も振り返ったアリスを見ていた。
「ごめん、ごめ~ん」
アリスはペシッと頭を叩くと慌てて皆の所まで戻る。
いかん、いかん。本来の目的はこっちだった。一応少しは付き合ってキラキラな物を見なきゃ。義理をはたしてからのお散歩デート再開よ♪
な考え丸出しでえへへ~と笑うアリス。そんなお散歩大好き犬アリスにサーシャは少し思案顔をした後にやれやれとオーバーに肩を竦めて見せた。
「全く、綺麗な宝石より街歩きなのね。アリスは」
図星なサーシャにアリスは、
「ソンナ事無イヨ、キラキラ好キ」
と答える。はぁとサーシャは大仰に溜め息をついた。
「もう良いわ。じっとしていられないなら却って邪魔。店の近くに公園があるからそちらで散策でもなさってて。クリスマスツリーが飾られていてとても綺麗だそうよ」
サーシャの言葉にリカルドも、
「ウン、トテモ良イネ。一人デハ不用心ダカラ熊ト一緒ニ行キナ、痛って」
妙に棒読みなリカルドの脇腹をサーシャが抓る。引き攣った表情のサーシャとリカルドと苦笑しているリチャード。しかしアリスは、
えっ?!義理飛ばして良いの?
言い訳を考える必要無しにお散歩デートが再開できる事ぞ♪が頭の中一杯になったアリス。
「うん♪そーする!」
熊が首まで真っ赤になった事にも気付かず元気に答えるアリスだった。
あの後、ユリアンヌだけでなく他の令嬢方も堰を切ったように新しいお茶と美味しいお菓子をお供によりかましく花飾り用の小物を選びまくった。皆がそれぞれにお気に入りを決める迄にお茶は二回、お菓子も一回追加された。
ユリアンヌ達は素敵な小物を手に入れた満足感と同時に余計なモノも身に付けた予感に複雑な表情をしていた。アリスは皆の倍お菓子を食べていた為に顔色は芳しくない。
ヤバい、王子様ドレスが…。
笑顔でいるのはリカルドと熊の二人だけだった。サーシャが八つ当たり気味にリカルドの脇腹を小突いている。アリスも熊の背中をこっそり叩いていたが、ユリアンヌがノーラとエリアナ、アイシャと頷き合ってからソファから立ち上がったのを見て慌てて立ち上がった。
「私も行く~」
というアリスにユリアンヌは眉間にシワを寄せ、ノーラが一言。
「トイレではなくてよ」
「じゃあ何処に行くの?」
まだ寮の門限の時間迄には間がある。アリスの質問に四人は顔を見合わせ、アイシャが厳かに答えた。
「本当に行くデすか~?ドレスを美しく着こなス決意を新たにする為にドレス工房で最新モードを見学デす。つま先立ちでスクワットを共にやる覚悟は出来ていマすね」
アリスはストンとソファに座った。
「ここで待ってます」
それを見て顔を見合わせたユリアンヌ達はスッとソファで二人の世界に居るサーシャとリカルドを指差した。
「なら、サーシャとリカルドと一緒に行くと良いわ。この後サーシャとリカルドは兄の友人の宝石商の店へ行ってアクセサリーを見せて頂くのよ。店はここから歩いて10分程の所にあるの。アリスも気晴らしにお行きなさいな。熊をお供に」
ユリアンヌの提案にノーラ達は、
「まあ、グッドアイデアではなくて?」
「街中を歩けば気分も変わるわね」
「これハ楽しそうでス」
と褒めそやす。アリスはん~?と首を傾げた。
何故サーシャとリカルドに私を押し付けようとする?だがしかし、このまま店に居残っても意味がない。ドレス工房は興味が全く無い上にスクワット付き。宝石にも興味はないが近所の店迄のお散歩付き。
アリスの選択は一つだった。
「いい天気~♪」
空を見上げて呟いたアリスはニンマリ笑うと肩から下げたバッグの中のアレクチビぬいぐるみをポンポンと叩いた。
推し(チビぬいぐるみ)と念願のお散歩デートが叶ったアリスはご機嫌でどういうことのない道端を歩いていた。
アリスの頭の中はクリラブ2のアレク登場スチルが爆速で駆け巡っていた。王都にやってきてようやく念願の聖地巡礼。
アレク(チビぬい)様の御姿をオフィス街がより尊さを爆上げってる♪
本当ならアレクチビぬいをバッグから出して堂々と推しデートを満喫したかったが、前にはユリアンヌの兄のリチャードとサーシャ&リカルド、後ろには熊がいるのでアリスはバッグの口を少し開けてアレクチビぬいをチラ見する事でどうにか我慢していた。
とはいえアレクが歩いた(かもしれない)道を歩くだけで、遠くに魔法省の建物が見えるだけで、アリスはぶち上がっていた。
叶うなら魔法省に今すぐ駆けて行ってリアルアレク様を出待ちしたい。
ベシッ、ベシッ。
いきなりアリスは頭に左右から殴られたかのような衝撃を感じた、気がした。
…門限あるし、今ヘマをしてクラリア様の魔法省特別見学許可証取り消されでもしたら…。今は我慢だ。全力でアレク(チビぬい)様とのお散歩デートを楽しもう♪
なアリスは時折サーシャとリカルドが意味有りげにチラチラとアリスとその後ろの熊を見ている事に全く気付かなかった。目的の宝石店に着いてリチャードとサーシャとリカルドが足を止めた事も気付かなかった。アリスはトコトコとご機嫌で歩いている。
「アリスッ」
背後から声を掛けられたアリスは振り返り、店の前でリチャードとサーシャとリカルドに後ろに居たはずの熊も振り返ったアリスを見ていた。
「ごめん、ごめ~ん」
アリスはペシッと頭を叩くと慌てて皆の所まで戻る。
いかん、いかん。本来の目的はこっちだった。一応少しは付き合ってキラキラな物を見なきゃ。義理をはたしてからのお散歩デート再開よ♪
な考え丸出しでえへへ~と笑うアリス。そんなお散歩大好き犬アリスにサーシャは少し思案顔をした後にやれやれとオーバーに肩を竦めて見せた。
「全く、綺麗な宝石より街歩きなのね。アリスは」
図星なサーシャにアリスは、
「ソンナ事無イヨ、キラキラ好キ」
と答える。はぁとサーシャは大仰に溜め息をついた。
「もう良いわ。じっとしていられないなら却って邪魔。店の近くに公園があるからそちらで散策でもなさってて。クリスマスツリーが飾られていてとても綺麗だそうよ」
サーシャの言葉にリカルドも、
「ウン、トテモ良イネ。一人デハ不用心ダカラ熊ト一緒ニ行キナ、痛って」
妙に棒読みなリカルドの脇腹をサーシャが抓る。引き攣った表情のサーシャとリカルドと苦笑しているリチャード。しかしアリスは、
えっ?!義理飛ばして良いの?
言い訳を考える必要無しにお散歩デートが再開できる事ぞ♪が頭の中一杯になったアリス。
「うん♪そーする!」
熊が首まで真っ赤になった事にも気付かず元気に答えるアリスだった。
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