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3章
45 ウラード開放
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僕は相変わらず、ゴブリンナイトと一人で戦っていた。
「トリプルスラッシュ!」
クリティカルコンボ21HIT!
「ギャッ!」
ゴブリンナイトはダブルスラッシュのモーションだから、予見を意識しつつ、イエローステップで回避、からの・・・!
「トリプルスラッシュ!」
「ギャギャーッ!?」
これでフレイムエクスプロージョンを使えたら、もう少し戦いの幅が広がるんだが、味方が近くにいると危なっかしくて使えない。
やたらと範囲が広い火炎魔法だからな。
と、次はパワースラッシュのモーションか。
それなら、加速を発動してシャドウムーブで敵の背後に。
シャドウバインドで拘束した後で重い一撃。
加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を発動。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「ゲギャーッ!?」
酷い悲鳴だな。
絶叫マシンの宣伝に流用できるレベル。
いや、そんなことを考えている場合ではない。
ゴブリンナイトのHPがイエローゾーンに突入。
つまり、残り五割を切った。
ミレアの予想では、ここでゴブリンジェネラルとゴブリンソーサラーの追加もあり得るとかなんとか。
現れたのは、ジェネラルとソーサラーが一体ずつ。
ミレアの予想が大当たりになってしまった。
この予想は当たってほしいような外れてほしいような、微妙な思いだった。
フランは丁度一体目のジェネラルを倒したところだったので、二体目のジェネラルへと向かって行く。
「アスト兄!HP半減させるのが早いよっ!」
「すまんっ!調整する余裕が無かった!」
余裕そうに見えて、実は結構ギリギリなのだ。
一撃でも喰らったら一気に形勢をひっくり返されそうなので。
ミレアもそこまでは求めていなかったはずだから、単なる愚痴だろう。
こちらをちらっと見て、ソーサラー二体を相手に、暴風魔法を使用。
タイミングを合わせて、シャドウムーブでミレアの傍へ移動し、火炎魔法を使用。
「エアリアルエクスプロージョン!」
「フレイムエクスプロージョン!」
《熟練度が一定に達し【火炎魔法】スキルがLv14になりました》
火炎と暴風が混ざり合い、相乗効果を発揮。
途轍もなく大きな爆音が鳴り響くのを、少し離れた場所で聴いた。
僕とミレアはシャドウムーブで距離をとっていたので巻き込まれてはいない。
シャドウムーブでミレアを連れていけることが分かったため、この作戦だ。
ミレアよ、君はどんな頭の出来をしているのかな?
出来れば僕にも少し分けてください。
効率のいい作戦を実際に目の当たりにして、そう思わずには居られない。
ついでに、フランの方も打ち合わせ通りに、タイミングを合わせてフランが弾き飛ばされたゴブリンジェネラルが大爆発に巻き込まれた。
爆炎が晴れると、三体とも瀕死の重傷になっていた。
うわぁ・・・火傷が痛そうだな・・・。
同じ目には遭いたくないものだ。
ソーサラーの魔法を喰らった?
あれは大したことのない威力だったんだね、うん。
と、感傷に浸っている暇はない。
瀕死の敵をしとめなくてはならないのだ。
僕の担当は後から湧いてきたゴブリンソーサラーだったな。
「アスト、よろしく頼む!」
「了解、ちゃんと掴まってろよ?シャドウムーブ!」
僕とフランはゴブリンソーサラーの背後にできた影へ移動。
「パワースラッシュ!」
「パワースラスト!」
「「グゲッ!?」」
二人同時にゴブリンソーサラーに止めを刺した。
その頃ミレアはというと・・・。
「「ウォーターカッター!」」
二つ同時にアクアカッターを放っていた。
・・・おい。
それどうやってるんだ!?
二つ同時に魔法なんて使えないはずだぞ!?
非常に気になるが、例え兄妹であってもスキルの詮索はマナー違反だ。
自主的に話してくれたりは・・・しないよな、多分。
とにもかくにも、ミレアは片方のウォーターカッターでゴブリンナイトの牽制をしつつ、瀕死のゴブリンジェネラルをしとめた。
器用なことするもんだなぁ・・・。
残るはゴブリンナイトのみとなったので、僕たちは予定通りに一か所に集まり、再び強化魔法をかけ合う。
「フレイムアップ!」
「アクアアップ!エアリアルアップ!」
僕はフランと自分自身にフレイムアップ。
ミレアは全員にエアリアルアップを使用し、僕とフランにはアクアアップも。
暴風魔法Lv1呪文アーツ『エアリアルアップ』は、平均速力を底上げする効果があるので、全員に必要。
水流魔法Lv1呪文アーツ『アクアアップ』は、物理攻撃力を底上げする効果があるので、僕とフランに必要という訳だ。
ミレアの物理攻撃力を底上げしても仕方ないのだ。
「アスト兄、フラン、もうひと頑張り、よろしくね!」
「はいよ」
「了解した」
もうミレアがパーティーリーダーで良いんじゃないかな、これは。
それはさておき、ゴブリンナイトとの戦いだ。
役割は、僕が前衛でフランが中衛、ミレアが後衛兼司令塔。
ここまできたら、奇をてらうこともない普通の布陣だ。
ミレアはこのまま普通に戦えば勝てると踏んでいるのだろうし、僕も同意見だ。
ゴブリンナイトに接近して、切り結んでいると、アーツのモーションが見えた。
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv14になりました》
僕を狙ったトリプルスラッシュなので、対応は慣れたものだ。
イエローステップ、回避、ブルーステップ、受け流し、そしてカウンター攻撃。
「トリプルスラッシュ!」
「トリプルスラスト!」
チェインクリティカルコンボ28HIT!
・・・うん?
目の前を踊っている文字が微妙に違う気がする。
まあ、大体わかるので問題は無いが。
というかフラン、幾ら隙だらけだったとはいえ、三発ともクリティカルかよ。
やっぱり人外認定は間違っていなかったな。
・・・うおおおっ!?
唐突に寒気を感じたぞ!?
フランがこちらを睨んでいるのだが、まさかバレたのか・・・?
「「エアリアルエクスプロージョン!」」
まずっ!?ミレアの声が聴こえたので直ちにフランを連れてシャドウムーブ。
移動先で見たのは、暴風がゴブリンナイトのHPバーを削っている様子。
暴風が止むころに再び接近して戦う。
この繰り返しで、敵のHPバーはぐんぐん減っていき・・・。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「パワースラスト!」
「グッ、ギャ!?」
チェインクリティカルコンボ40HIT!の文字とともに、ゴブリンナイトのHPバーは二割五分を切った。
つまり・・・
「二人とも、新しいパターンが増えるよ!要注意!」
「「了解!」」
さて、上級剣術のアーツはどんなものかな?
それらしきモーションが見えた瞬間に加速を発動。
「っ!?」
それは、これまで習得してきた剣術アーツの集大成のようなアーツだった。
様々な軌道から迫り、必要な間合いも一つ一つ異なる五連撃。
僕は二発目までを迎撃し、三発目からは喰らった。
加速を発動していても、初見で対応することは不可能だ。
HPバーが一気に減って、あっという間にレッドゾーン間近になったぞ・・・。
一度距離をとって回復しないと・・・!
「ダブルスラスト!」
「ウォーターカッター!」
二人が注意を引いてくれている間にシャドウムーブで後退して、HP回復ポーションを連続使用。
何だかんだで、これを使うのは珍しいな。
相変わらず微妙な味をしている。
「アスト兄、大丈夫!?」
「何とかな。にしても、中級と上級の差って大きいんだな・・・」
「そうだね。剣の動きが欠片も見えないし、アスト兄がまともに喰らうなんて初めて見たよ・・・」
いや、結構攻撃は喰らってるぞ?
ミレアが知らないだけで。
しかし、加速中でも見切れない速さと軌道、どうしたもんかな・・・。
一応、連続では使えないらしく、僕の代わりとして前衛に入ったフランに使うそぶりは無い。
今のうちに、スキルを取得しておく。
軽業、反応、瞬発、起動予測。
さっき使われたアーツの軌道を思い出していく。
僕だって、無意味に喰らったわけでは無いのだ。
ちゃんとどんな軌道を描くのかを頭に刻み付けておいた。
・・・よし、次はいける!
「フラン、交代!」
「っ、助かるっ!」
フランもそろそろ厳しかったらしく、一度後退した。
そして、図ったかのようなタイミングで、例のモーションが見えた。
僕に何か恨みでもあるのか?
直ちに加速を発動し、攻撃に備える。
「グギャッギャギャッ!!」
例のアーツは五連撃。
一発目はブルーステップからの受け流し。
二発目と三発目はイエローステップからのダブルスラッシュで迎撃。
この際、一発一発に『アクセルドライブ』を使用する。
四発目はドライブスラッシュで迎撃。
五発目は、ブルーステップからの受け流し。
そして、カウンターで大ダメージを狙う!
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「グギャ・・・?」
ゴブリンナイトは、理解できない、といった表情をしている。
今の攻防、傍から見れば、剣がぶつかる音が三回聴こえただけだろうな。
ゴブリンナイトのHPバーががくんと減って、残り一割ほどになった。
《熟練度が一定に達し【中級剣術】スキルがLv16になりました》
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【軌道予測】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【軽業】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【瞬発】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【反応】スキルがLv5になりました》
「「エアリアルエクスプロージョン!」」
「っ、シャドウムーブっ!」
ミレアの奴、容赦無いなっ!?
フランも僕と入れ替わるようにゴブリンナイトに接近し、攻撃。
「パワースラスト!トリプルスラスト!」
では、美味しい所をいただくとしようか。
「シャドウバインド!シャドウムーブ!」
ゴブリンナイトを拘束し、その背後に移動。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
赤いオーラが発生した直後のゴブリンナイトに一撃が入り、そのHPバーをゼロにした。
《アストのレベルが20になりました》
《能力値ポイントを4獲得しました》
《スキルポイントを2獲得しました》
《第一職業が中級剣士Lv11になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv10になりました》
《熟練度が一定に達し【加速】スキルがLv6になりました》
《熟練度が一定に達し【中級剣術】スキルがLv17になりました》
《熟練度が一定に達し【火炎魔法】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【立体機動】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【軽業】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【瞬発】スキルがLv7になりました》
《第三エリアボス『ゴブリンナイト』が初討伐されました》
《討伐者は初回討伐報酬と単独討伐報酬を獲得しました》
《境界ボス初討伐ボーナスとしてスキルポイントを3獲得しました》
《称号『開放者Ⅱ』を獲得しました》
《ウラードの町が開放されました》
能力値ポイントは全て魔法防御力へ振っておく。
にしても、単独討伐報酬?
まあ、考察は後回しで良い。
はぁ・・・。
思ったよりも激戦になったが、いい経験になった。
僕は、笑顔でこちらに近づいてくるミレアとフランを見ながら、そう思った。
名前 アスト
種族 人間 Lv20
第一職業 中級剣士 Lv11
第二職業 火炎魔法士 Lv10
スキルポイント18
アナザースキル
加速Lv6
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv17 火炎魔法Lv15 解体Lv13
中級錬金Lv6 気配察知Lv11 大発見Lv9
分析Lv10 予見Lv15 立体機動Lv11
火魔法耐性Lv3 火傷耐性Lv3 見切りLv13
舞踏Lv13 受け流しLv13 軌道予測Lv5
軽業Lv7 瞬発Lv7 反応Lv5
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17 (+13)
物理防御力 16 (+17)
魔法攻撃力 17 (+ 8)
魔法防御力 22(↑4)(+ 8)
平均速力 16 (+20)
「トリプルスラッシュ!」
クリティカルコンボ21HIT!
「ギャッ!」
ゴブリンナイトはダブルスラッシュのモーションだから、予見を意識しつつ、イエローステップで回避、からの・・・!
「トリプルスラッシュ!」
「ギャギャーッ!?」
これでフレイムエクスプロージョンを使えたら、もう少し戦いの幅が広がるんだが、味方が近くにいると危なっかしくて使えない。
やたらと範囲が広い火炎魔法だからな。
と、次はパワースラッシュのモーションか。
それなら、加速を発動してシャドウムーブで敵の背後に。
シャドウバインドで拘束した後で重い一撃。
加速Lv5アーツ『アクセルドライブ』を発動。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「ゲギャーッ!?」
酷い悲鳴だな。
絶叫マシンの宣伝に流用できるレベル。
いや、そんなことを考えている場合ではない。
ゴブリンナイトのHPがイエローゾーンに突入。
つまり、残り五割を切った。
ミレアの予想では、ここでゴブリンジェネラルとゴブリンソーサラーの追加もあり得るとかなんとか。
現れたのは、ジェネラルとソーサラーが一体ずつ。
ミレアの予想が大当たりになってしまった。
この予想は当たってほしいような外れてほしいような、微妙な思いだった。
フランは丁度一体目のジェネラルを倒したところだったので、二体目のジェネラルへと向かって行く。
「アスト兄!HP半減させるのが早いよっ!」
「すまんっ!調整する余裕が無かった!」
余裕そうに見えて、実は結構ギリギリなのだ。
一撃でも喰らったら一気に形勢をひっくり返されそうなので。
ミレアもそこまでは求めていなかったはずだから、単なる愚痴だろう。
こちらをちらっと見て、ソーサラー二体を相手に、暴風魔法を使用。
タイミングを合わせて、シャドウムーブでミレアの傍へ移動し、火炎魔法を使用。
「エアリアルエクスプロージョン!」
「フレイムエクスプロージョン!」
《熟練度が一定に達し【火炎魔法】スキルがLv14になりました》
火炎と暴風が混ざり合い、相乗効果を発揮。
途轍もなく大きな爆音が鳴り響くのを、少し離れた場所で聴いた。
僕とミレアはシャドウムーブで距離をとっていたので巻き込まれてはいない。
シャドウムーブでミレアを連れていけることが分かったため、この作戦だ。
ミレアよ、君はどんな頭の出来をしているのかな?
出来れば僕にも少し分けてください。
効率のいい作戦を実際に目の当たりにして、そう思わずには居られない。
ついでに、フランの方も打ち合わせ通りに、タイミングを合わせてフランが弾き飛ばされたゴブリンジェネラルが大爆発に巻き込まれた。
爆炎が晴れると、三体とも瀕死の重傷になっていた。
うわぁ・・・火傷が痛そうだな・・・。
同じ目には遭いたくないものだ。
ソーサラーの魔法を喰らった?
あれは大したことのない威力だったんだね、うん。
と、感傷に浸っている暇はない。
瀕死の敵をしとめなくてはならないのだ。
僕の担当は後から湧いてきたゴブリンソーサラーだったな。
「アスト、よろしく頼む!」
「了解、ちゃんと掴まってろよ?シャドウムーブ!」
僕とフランはゴブリンソーサラーの背後にできた影へ移動。
「パワースラッシュ!」
「パワースラスト!」
「「グゲッ!?」」
二人同時にゴブリンソーサラーに止めを刺した。
その頃ミレアはというと・・・。
「「ウォーターカッター!」」
二つ同時にアクアカッターを放っていた。
・・・おい。
それどうやってるんだ!?
二つ同時に魔法なんて使えないはずだぞ!?
非常に気になるが、例え兄妹であってもスキルの詮索はマナー違反だ。
自主的に話してくれたりは・・・しないよな、多分。
とにもかくにも、ミレアは片方のウォーターカッターでゴブリンナイトの牽制をしつつ、瀕死のゴブリンジェネラルをしとめた。
器用なことするもんだなぁ・・・。
残るはゴブリンナイトのみとなったので、僕たちは予定通りに一か所に集まり、再び強化魔法をかけ合う。
「フレイムアップ!」
「アクアアップ!エアリアルアップ!」
僕はフランと自分自身にフレイムアップ。
ミレアは全員にエアリアルアップを使用し、僕とフランにはアクアアップも。
暴風魔法Lv1呪文アーツ『エアリアルアップ』は、平均速力を底上げする効果があるので、全員に必要。
水流魔法Lv1呪文アーツ『アクアアップ』は、物理攻撃力を底上げする効果があるので、僕とフランに必要という訳だ。
ミレアの物理攻撃力を底上げしても仕方ないのだ。
「アスト兄、フラン、もうひと頑張り、よろしくね!」
「はいよ」
「了解した」
もうミレアがパーティーリーダーで良いんじゃないかな、これは。
それはさておき、ゴブリンナイトとの戦いだ。
役割は、僕が前衛でフランが中衛、ミレアが後衛兼司令塔。
ここまできたら、奇をてらうこともない普通の布陣だ。
ミレアはこのまま普通に戦えば勝てると踏んでいるのだろうし、僕も同意見だ。
ゴブリンナイトに接近して、切り結んでいると、アーツのモーションが見えた。
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv14になりました》
僕を狙ったトリプルスラッシュなので、対応は慣れたものだ。
イエローステップ、回避、ブルーステップ、受け流し、そしてカウンター攻撃。
「トリプルスラッシュ!」
「トリプルスラスト!」
チェインクリティカルコンボ28HIT!
・・・うん?
目の前を踊っている文字が微妙に違う気がする。
まあ、大体わかるので問題は無いが。
というかフラン、幾ら隙だらけだったとはいえ、三発ともクリティカルかよ。
やっぱり人外認定は間違っていなかったな。
・・・うおおおっ!?
唐突に寒気を感じたぞ!?
フランがこちらを睨んでいるのだが、まさかバレたのか・・・?
「「エアリアルエクスプロージョン!」」
まずっ!?ミレアの声が聴こえたので直ちにフランを連れてシャドウムーブ。
移動先で見たのは、暴風がゴブリンナイトのHPバーを削っている様子。
暴風が止むころに再び接近して戦う。
この繰り返しで、敵のHPバーはぐんぐん減っていき・・・。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「パワースラスト!」
「グッ、ギャ!?」
チェインクリティカルコンボ40HIT!の文字とともに、ゴブリンナイトのHPバーは二割五分を切った。
つまり・・・
「二人とも、新しいパターンが増えるよ!要注意!」
「「了解!」」
さて、上級剣術のアーツはどんなものかな?
それらしきモーションが見えた瞬間に加速を発動。
「っ!?」
それは、これまで習得してきた剣術アーツの集大成のようなアーツだった。
様々な軌道から迫り、必要な間合いも一つ一つ異なる五連撃。
僕は二発目までを迎撃し、三発目からは喰らった。
加速を発動していても、初見で対応することは不可能だ。
HPバーが一気に減って、あっという間にレッドゾーン間近になったぞ・・・。
一度距離をとって回復しないと・・・!
「ダブルスラスト!」
「ウォーターカッター!」
二人が注意を引いてくれている間にシャドウムーブで後退して、HP回復ポーションを連続使用。
何だかんだで、これを使うのは珍しいな。
相変わらず微妙な味をしている。
「アスト兄、大丈夫!?」
「何とかな。にしても、中級と上級の差って大きいんだな・・・」
「そうだね。剣の動きが欠片も見えないし、アスト兄がまともに喰らうなんて初めて見たよ・・・」
いや、結構攻撃は喰らってるぞ?
ミレアが知らないだけで。
しかし、加速中でも見切れない速さと軌道、どうしたもんかな・・・。
一応、連続では使えないらしく、僕の代わりとして前衛に入ったフランに使うそぶりは無い。
今のうちに、スキルを取得しておく。
軽業、反応、瞬発、起動予測。
さっき使われたアーツの軌道を思い出していく。
僕だって、無意味に喰らったわけでは無いのだ。
ちゃんとどんな軌道を描くのかを頭に刻み付けておいた。
・・・よし、次はいける!
「フラン、交代!」
「っ、助かるっ!」
フランもそろそろ厳しかったらしく、一度後退した。
そして、図ったかのようなタイミングで、例のモーションが見えた。
僕に何か恨みでもあるのか?
直ちに加速を発動し、攻撃に備える。
「グギャッギャギャッ!!」
例のアーツは五連撃。
一発目はブルーステップからの受け流し。
二発目と三発目はイエローステップからのダブルスラッシュで迎撃。
この際、一発一発に『アクセルドライブ』を使用する。
四発目はドライブスラッシュで迎撃。
五発目は、ブルーステップからの受け流し。
そして、カウンターで大ダメージを狙う!
「パワースラッシュ・ドライブ!」
「グギャ・・・?」
ゴブリンナイトは、理解できない、といった表情をしている。
今の攻防、傍から見れば、剣がぶつかる音が三回聴こえただけだろうな。
ゴブリンナイトのHPバーががくんと減って、残り一割ほどになった。
《熟練度が一定に達し【中級剣術】スキルがLv16になりました》
《熟練度が一定に達し【見切り】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【舞踏】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【受け流し】スキルがLv13になりました》
《熟練度が一定に達し【軌道予測】スキルがLv5になりました》
《熟練度が一定に達し【軽業】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【瞬発】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【反応】スキルがLv5になりました》
「「エアリアルエクスプロージョン!」」
「っ、シャドウムーブっ!」
ミレアの奴、容赦無いなっ!?
フランも僕と入れ替わるようにゴブリンナイトに接近し、攻撃。
「パワースラスト!トリプルスラスト!」
では、美味しい所をいただくとしようか。
「シャドウバインド!シャドウムーブ!」
ゴブリンナイトを拘束し、その背後に移動。
「パワースラッシュ・ドライブ!」
赤いオーラが発生した直後のゴブリンナイトに一撃が入り、そのHPバーをゼロにした。
《アストのレベルが20になりました》
《能力値ポイントを4獲得しました》
《スキルポイントを2獲得しました》
《第一職業が中級剣士Lv11になりました》
《第二職業が火炎魔法士Lv10になりました》
《熟練度が一定に達し【加速】スキルがLv6になりました》
《熟練度が一定に達し【中級剣術】スキルがLv17になりました》
《熟練度が一定に達し【火炎魔法】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【予見】スキルがLv15になりました》
《熟練度が一定に達し【立体機動】スキルがLv11になりました》
《熟練度が一定に達し【軽業】スキルがLv7になりました》
《熟練度が一定に達し【瞬発】スキルがLv7になりました》
《第三エリアボス『ゴブリンナイト』が初討伐されました》
《討伐者は初回討伐報酬と単独討伐報酬を獲得しました》
《境界ボス初討伐ボーナスとしてスキルポイントを3獲得しました》
《称号『開放者Ⅱ』を獲得しました》
《ウラードの町が開放されました》
能力値ポイントは全て魔法防御力へ振っておく。
にしても、単独討伐報酬?
まあ、考察は後回しで良い。
はぁ・・・。
思ったよりも激戦になったが、いい経験になった。
僕は、笑顔でこちらに近づいてくるミレアとフランを見ながら、そう思った。
名前 アスト
種族 人間 Lv20
第一職業 中級剣士 Lv11
第二職業 火炎魔法士 Lv10
スキルポイント18
アナザースキル
加速Lv6
マスタースキルⅠ
剣術Lv10〔Master〕火魔法Lv10〔Master〕
索敵Lv10〔Master〕発見Lv10〔Master〕
解析Lv10〔Master〕錬金Lv10〔Master〕
マスタースキルⅡ
回避Lv10〔Master〕直感Lv10〔Master〕
照準Lv10〔Master〕疾走Lv10〔Master〕
闇魔法耐性Lv10〔Master〕
盲目耐性Lv10〔Master〕
視覚強化Lv10〔Master〕
暗視Lv10〔Master〕予測Lv10〔Master〕
迎撃Lv10〔Master〕ステップLv10〔Master〕
マスタースキルⅢ
影魔法Lv10〔Master〕魔剣術Lv10〔Master〕
スキル
中級剣術Lv17 火炎魔法Lv15 解体Lv13
中級錬金Lv6 気配察知Lv11 大発見Lv9
分析Lv10 予見Lv15 立体機動Lv11
火魔法耐性Lv3 火傷耐性Lv3 見切りLv13
舞踏Lv13 受け流しLv13 軌道予測Lv5
軽業Lv7 瞬発Lv7 反応Lv5
称号
開拓者 冒険者 使徒 越境者Ⅱ 開放者Ⅱ
ジャイアントキリング
基礎能力値
物理攻撃力 17 (+13)
物理防御力 16 (+17)
魔法攻撃力 17 (+ 8)
魔法防御力 22(↑4)(+ 8)
平均速力 16 (+20)
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皆様の応援のお陰です!
本当にありがとうございます!
HOTランキングに入った作品は幾つか有りましたが、いつも2桁で1桁は今回初です。
しかも…1位になれるなんて…夢じゃ無いかな?…と信じられない気持ちでいっぱいです。
親がうるさいのでVRMMOでソロ成長します
miigumi
ファンタジー
VRが当たり前になった時代。大学生の瑞希は、親の干渉に息苦しさを感じながらも、特にやりたいことも見つからずにいた。
そんなある日、友人に誘われた話題のVRMMO《ルーンスフィア・オンライン》で目にしたのは――「あなたが求める自由を」という言葉。
軽い気持ちでログインしたはずが、気づけば彼女は“ソロ”で世界を駆けることになる。
誰にも縛られない場所で、瑞希は自分の力で強くなることを選んだ。これは、自由を求める彼女のソロ成長物語。
毎日22時投稿します。
チート魔力を持ったせいで世界を束ねる管理者に目を付けられたが、巻き込まれたくないので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
金さえあれば人生はどうにでもなる――そう信じている二十八歳の守銭奴、鏡谷知里。
交通事故で意識が朦朧とする中、目を覚ますと見知らぬ異世界で、目の前には見たことがないドラゴン。
そして、なぜか“チート魔力持ち”になっていた。
その莫大な魔力は、もともと自分が持っていた付与魔力に、封印されていた冒険者の魔力が重なってしまった結果らしい。
だが、それが不幸の始まりだった。
世界を恐怖で支配する集団――「世界を束ねる管理者」。
彼らに目をつけられてしまった知里は、巻き込まれたくないのに狙われる羽目になってしまう。
さらに、人を疑うことを知らない純粋すぎる二人と行動を共にすることになり、望んでもいないのに“冒険者”として動くことになってしまった。
金を稼ごうとすれば邪魔が入り、巻き込まれたくないのに事件に引きずられる。
面倒ごとから逃げたい守銭奴と、世界の頂点に立つ管理者。
本来交わらないはずの二つが、過去の冒険者の残した魔力によってぶつかり合う、異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
前世で薬漬けだったおっさん、エルフに転生して自由を得る
がい
ファンタジー
ある日突然世界的に流行した病気。
その治療薬『メシア』の副作用により薬漬けになってしまった森野宏人(35)は、療養として母方の祖父の家で暮らしいた。
爺ちゃんと山に狩りの手伝いに行く事が楽しみになった宏人だったが、田舎のコミュニティは狭く、宏人の良くない噂が広まってしまった。
爺ちゃんとの狩りに行けなくなった宏人は、勢いでピルケースに入っているメシアを全て口に放り込み、そのまま意識を失ってしまう。
『私の名前は女神メシア。貴方には二つ選択肢がございます。』
人として輪廻の輪に戻るか、別の世界に行くか悩む宏人だったが、女神様にエルフになれると言われ、新たな人生、いや、エルフ生を楽しむ事を決める宏人。
『せっかくエルフになれたんだ!自由に冒険や旅を楽しむぞ!』
諸事情により不定期更新になります。
完結まで頑張る!
転生先は上位貴族で土属性のスキルを手に入れ雑魚扱いだったものの職業は最強だった英雄異世界転生譚
熊虎屋
ファンタジー
現世で一度死んでしまったバスケットボール最強中学生の主人公「神崎 凪」は異世界転生をして上位貴族となったが魔法が土属性というハズレ属性に。
しかし職業は最強!?
自分なりの生活を楽しもうとするがいつの間にか世界の英雄に!?
ハズレ属性と最強の職業で英雄となった異世界転生譚。
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