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3章
146 幻影魔法
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闘気操作のスキルは取得を保留した。
なんでも、闘気のスキルが一定値を超えないと取得しても無意味なのだそうで。
なお、称号『一流戦士』は武器スキルの合計値が100で獲得できると思われる。
計算してみたら中級投擲術のレベルアップで丁度100だったのだ。
一つの武器、例えば剣だけを使い続けた場合、上級剣術が最高値の30になった段階で合計60となる。つまり、その次のスキルがレベル40相当でようやく合計100だ。そりゃあ一流戦士の称号をもらっても不思議ではないだろうな。
ついでに魔法スキルも計算してみたところ、火魔法(10)+火炎魔法(20)+火焔魔法(8)+影魔法(10)=48・・・という結果に。
魔気スキルの獲得まであと2つとなっていた。
むず痒い感覚に襲われるようになったので、計算しなければよかった。
いっそ土魔法と幻影魔法を取得して丁度50にしてやろうかと思った。
スキル枠を食いつぶしそうなので踏みとどまったが。
残りスキル枠は四つ。
投槍で一つ使うので、土魔法と幻影魔法、魔気で丁度埋まってしまう。
やっぱり却下だな。
そんな決断をひっくり返したのは、同行者たるレインのこの発言。
「幻影魔法でナイフを再現したら面白そうですね」
「・・・よし、取得してみよう」
「えっ?そんなに簡単に決めてしまっていいんですか・・・!?」
幻影魔法でナイフを投擲して、そこに本物のナイフを投擲術で混ぜる。
・・・うん、凄く良さそうだ。
別にレインの提案だからどうこうという話じゃないぞ。本当だぞ?
スキルポイントを2消費して幻影魔法を取得。
幻影魔法Lv1呪文アーツ『ファントムクリエイト』の説明を読む。
説明を読む限り、どうやら幻影で物体を再現できる呪文アーツのようだ。
見たことのあるものは再現できるが、幻影に意志を持たせることは不可能で、幻影を動かすだけなら可能。
ただし幻影なので、幻影武器で斬りつけたところでダメージは無いとのこと。
同時に出せる幻影はレベル1で一つ。レベル5で二つ。レベル20で五つだ。
明らかに使い手を選びそうなスキルである。
「ファントムクリエイト!」
「あっ、銀のナイフですね。見た目は・・・本物と見分けがつきません・・・!」
レインの言う通り、僕が所持している銀のナイフと瓜二つだ。
続いてレインの杖を再現してみたところ・・・
「その・・・微妙に違いますね?」
「そうだな・・・。見比べてみると違いがよく分かる。これは、僕による認識の深さが関係していると見て間違いないな。早い話、ナイフより身近ではないから上手く再現できていないということだろう」
幻影魔法の欠点を把握したところで、次は自分自身の幻影を生み出す。
するとレインが微妙な表情をした。
「アストさんは・・・自己評価が低いと思います」
「そうか?こんなものだと思うんだが・・・」
見た感じ僕にそっくりだと思うんだが、レインは全然似ていないと言う。
どこをどう見ても同じに見えるんだが・・・。
「レインは僕のことを美化し過ぎなんじゃないか?」
「そっ、そんなことはありませんっ・・・!!アストさんはもっと格好良いです!」
「お、おう・・・それは、どうもありがとう?」
反応に困るし恥ずかしいので、突っ立ったままの僕の幻影は消す。
次に出すのはレインの幻影。
「おお、今度こそそっくりだな」
「ええっ!?私、こんなに綺麗で可愛くありませんっ・・・!!」
「いやいやいや・・・この上なくそっくりだと思うんだが?」
「先程格好良いと言ったのは謝りますから、もう消してくださいっ・・・!」
うむ。レインも僕と似たような恥ずかしさを味わったみたいなので、これで勘弁してあげよう。もう少し真っ赤になって恥ずかしがる様子を見ていたかったんだが、これ以上やると後が怖そうだからな。
「しかし、こんなに綺麗で可愛くない、と言ったということは・・・多少は綺麗で可愛い自覚があるということでいいのか?」
「それは言葉の綾ですっ!怒りますよ、アストさん!?」
「もう少し自信を持てばいいのに・・・」
どうやら、レインは自分の容姿を欠片も良い方だと思っていないようだ。
もう少し自己認識というものをしっかりした方がいいぞ。
「アストさん、ブーメランということを理解していますか・・・?」
「ん?何か言ったか?」
「いえ、何も言ってませんよ」
何か呟かれた気がしたのだが、気のせいだったようだ。
ま、大変珍しくて可愛らしいレインのふくれっ面を見ることができただけで、幻影魔法を取得した甲斐があったというものだな。
「ところでレイン。幻影魔法の検証をしている間に、敵のリザードマンたちに囲まれてしまったみたいなんだが・・・」
「えっ・・・!?」
気配感知で把握できるのは、上位種Ⅱを二体含む全部で十体の群れ。
ちょっと騒ぎ過ぎたらしい。
早速幻影魔法の出番だな。
「レイン、なるべく僕が引き付けるから、距離を取りながら魔法攻撃!」
「了解です・・・!」
さて、まずは僕の幻影をだして攪乱でもしようかね。
自分の戦闘と同時に動かすのは難しそうだが、数秒は時間を稼げるといいな。
なんでも、闘気のスキルが一定値を超えないと取得しても無意味なのだそうで。
なお、称号『一流戦士』は武器スキルの合計値が100で獲得できると思われる。
計算してみたら中級投擲術のレベルアップで丁度100だったのだ。
一つの武器、例えば剣だけを使い続けた場合、上級剣術が最高値の30になった段階で合計60となる。つまり、その次のスキルがレベル40相当でようやく合計100だ。そりゃあ一流戦士の称号をもらっても不思議ではないだろうな。
ついでに魔法スキルも計算してみたところ、火魔法(10)+火炎魔法(20)+火焔魔法(8)+影魔法(10)=48・・・という結果に。
魔気スキルの獲得まであと2つとなっていた。
むず痒い感覚に襲われるようになったので、計算しなければよかった。
いっそ土魔法と幻影魔法を取得して丁度50にしてやろうかと思った。
スキル枠を食いつぶしそうなので踏みとどまったが。
残りスキル枠は四つ。
投槍で一つ使うので、土魔法と幻影魔法、魔気で丁度埋まってしまう。
やっぱり却下だな。
そんな決断をひっくり返したのは、同行者たるレインのこの発言。
「幻影魔法でナイフを再現したら面白そうですね」
「・・・よし、取得してみよう」
「えっ?そんなに簡単に決めてしまっていいんですか・・・!?」
幻影魔法でナイフを投擲して、そこに本物のナイフを投擲術で混ぜる。
・・・うん、凄く良さそうだ。
別にレインの提案だからどうこうという話じゃないぞ。本当だぞ?
スキルポイントを2消費して幻影魔法を取得。
幻影魔法Lv1呪文アーツ『ファントムクリエイト』の説明を読む。
説明を読む限り、どうやら幻影で物体を再現できる呪文アーツのようだ。
見たことのあるものは再現できるが、幻影に意志を持たせることは不可能で、幻影を動かすだけなら可能。
ただし幻影なので、幻影武器で斬りつけたところでダメージは無いとのこと。
同時に出せる幻影はレベル1で一つ。レベル5で二つ。レベル20で五つだ。
明らかに使い手を選びそうなスキルである。
「ファントムクリエイト!」
「あっ、銀のナイフですね。見た目は・・・本物と見分けがつきません・・・!」
レインの言う通り、僕が所持している銀のナイフと瓜二つだ。
続いてレインの杖を再現してみたところ・・・
「その・・・微妙に違いますね?」
「そうだな・・・。見比べてみると違いがよく分かる。これは、僕による認識の深さが関係していると見て間違いないな。早い話、ナイフより身近ではないから上手く再現できていないということだろう」
幻影魔法の欠点を把握したところで、次は自分自身の幻影を生み出す。
するとレインが微妙な表情をした。
「アストさんは・・・自己評価が低いと思います」
「そうか?こんなものだと思うんだが・・・」
見た感じ僕にそっくりだと思うんだが、レインは全然似ていないと言う。
どこをどう見ても同じに見えるんだが・・・。
「レインは僕のことを美化し過ぎなんじゃないか?」
「そっ、そんなことはありませんっ・・・!!アストさんはもっと格好良いです!」
「お、おう・・・それは、どうもありがとう?」
反応に困るし恥ずかしいので、突っ立ったままの僕の幻影は消す。
次に出すのはレインの幻影。
「おお、今度こそそっくりだな」
「ええっ!?私、こんなに綺麗で可愛くありませんっ・・・!!」
「いやいやいや・・・この上なくそっくりだと思うんだが?」
「先程格好良いと言ったのは謝りますから、もう消してくださいっ・・・!」
うむ。レインも僕と似たような恥ずかしさを味わったみたいなので、これで勘弁してあげよう。もう少し真っ赤になって恥ずかしがる様子を見ていたかったんだが、これ以上やると後が怖そうだからな。
「しかし、こんなに綺麗で可愛くない、と言ったということは・・・多少は綺麗で可愛い自覚があるということでいいのか?」
「それは言葉の綾ですっ!怒りますよ、アストさん!?」
「もう少し自信を持てばいいのに・・・」
どうやら、レインは自分の容姿を欠片も良い方だと思っていないようだ。
もう少し自己認識というものをしっかりした方がいいぞ。
「アストさん、ブーメランということを理解していますか・・・?」
「ん?何か言ったか?」
「いえ、何も言ってませんよ」
何か呟かれた気がしたのだが、気のせいだったようだ。
ま、大変珍しくて可愛らしいレインのふくれっ面を見ることができただけで、幻影魔法を取得した甲斐があったというものだな。
「ところでレイン。幻影魔法の検証をしている間に、敵のリザードマンたちに囲まれてしまったみたいなんだが・・・」
「えっ・・・!?」
気配感知で把握できるのは、上位種Ⅱを二体含む全部で十体の群れ。
ちょっと騒ぎ過ぎたらしい。
早速幻影魔法の出番だな。
「レイン、なるべく僕が引き付けるから、距離を取りながら魔法攻撃!」
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