異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!

リュース

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3章

171 創世教会とシスター?

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「アスト様!ご無事ですか!?」

「ああ、僕は問題ない。ソフィアの方こそ、流れ弾とかに当たってないか?」

「私の方も大丈夫です。ですが、突然悪魔が、それに町中で現れるなど・・・!」


 ソフィアの様子からかなり不味いということは分かるが・・・どうしてだ?


「悪いんだが、何がどう不味いのか教えてくれないか?」

「あ、使徒様は御存じありませんでしたね。
 まず、アライアの町には結界があり、魔物類は中へ入ることが出来ません」


 ああ・・・よくよく考えればおかしいよな。
 何で町の中に入り込んでいるんだか・・・。
 今回みたいに人が襲われるとなれば、あまりにも危険過ぎる。


「そしてなにより、あの悪魔という存在は・・・かつてこの世界を滅ぼしかけた敵の先兵なのです・・・!創世神様に殲滅されたはずでしたのに、どうしてまた・・・!」


 うん。それは不味いわ。
 現地住民からすれば恐怖の象徴じゃないか。
 そんなものが町中を闊歩しているなんて駄目だろう。
 ソフィアがあれほど怯えていたのにも納得がいった。

 というか、町の外で悪魔を見掛けたという情報は伝わってなかったのか?
 情報統制されたか・・・いや、情報を正確に認識出来ていなかったのかも。

 ソフィアが先程まで町の異常さに気づかなかったのと同じように。


「とりあえず、ここに居続けるのは危険だ。教会はもう見えているんだし、そこへ一度逃げ込もう」

「っ、はい、分かりました、・・・あ、アスト様」

「ん?どうした?」

「大事なことを、言い忘れていました。守って頂き、ありがとうございました!」


 ソフィアは涙目だったが、助けられたことへの感謝を僕に伝えてきた。
 その濡れた瞳には、強い親愛と信頼の色が映っていた。

 そういえば、クエスト報酬でソフィアの親愛度が15%も上がったんだっけ。
 前回のクエストと合わせて計25%になる。
 そりゃあ親愛の色くらい宿ってもおかしくはない、かも・・・?

 ただ、この親愛度というパラメーターはいまいち信用ならない気がしている。
 どれだけ上がっても、崩れる時は一瞬だろうからな。
 数値のことは気にせず、今まで通り接していればよかろう。

 ところで、ドロップしたアイテムは・・・?



【悪意の邪晶石】特殊アイテム レア度ー
 生物が持つ悪意を肥大化させる黒晶石。
 持つ者に力を与えるが思考能力は鈍る。

【劣悪魔の結晶】素材アイテム レア度3
 マイナーデーモンがドロップする結晶。
 特定条件下でしか手に入らない貴重品。
 だが、このままでは何の役にも立たない。

【漆黒曜石】素材アイテム レア度3
 闇を取り出したかのような色をした黒曜石。
 武具に使える程の強度は無いが道具には有用。



 特殊アイテムはどうでもいい・・・こともないか。
 討伐の証明に使えるだろう。
 警備団長のアルベルトさんに報告すればいいんだよな?

 残る二つのうち<漆黒曜石>は売却で良かろう。
 だが、<劣悪魔の結晶>は・・・喧嘩売ってんのか?
 何の役にも立たないというくらいなら、解決法くらい示してほしいぞ・・・!

 一先ず全て収納しておいて、後で考えよう。

 では、教会へ再出発だ。







《熟練度が一定に達し【金剛力】スキルがLv4になりました》
《熟練度が一定に達し【鉄壁】スキルがLv8になりました》


 教会に辿り着くと、そこだけ澱んだ空気が存在しておらず、安全地帯のように見受けられる場所であった。中から温かな光が漏れ出ている。これで一安心だな。

 ここに辿り着くまでに何度か小悪魔と遭遇した。
 町中で爆発系の魔法なんて使いたくないのでひたすら近接戦だけで仕留めていったのだが、ソフィアを守りながらでは大変だった。
 新スキルの【魔眼】で奇襲は防げるのだが、何発か攻撃を喰らってしまった。
 対多数の相手をしたとき、護衛って大変だよね。

 上がり辛い【鉄壁】のスキルが上がってくれたのは不幸中の幸いだ。
 主にソフィアの罪悪感的に。


「アスト様っ、申し訳ございません・・・!」

「気にするな。元々案内を頼んだのは僕なんだし、お互い様だ」

「しかし・・・!」

「スキルもレベルアップしているから、損ではないしな」


 そこまで言ってようやく納得してくれたようで、謝罪は止まった。
 言い訳に使えた鉄壁に感謝。

 さて、教会の建物自体はそんなに大きくないが敷地はそこそこ広い。
 建物部分のみ澱んだ空気が綺麗さっぱり消えているので、素早く中へ避難した。


「あっ、どうぞいらっしゃいませ!さあ、早く中に・・・ひゃっ!?」


 小走りで寄ってきたシスターさん(?)が躓いて、バタン、と音を立てて倒れた。
 いま、何もないところで転ばなかったか?


「ううっ、痛いですぅ・・・!」

「おいおい、派手に転んだけど大丈夫か?」

「はいっ・・・大丈夫です!」


 頭はぶつけてなかったし、大丈夫というなら大丈夫か。

 激しい転倒から立ち直って笑顔で出迎えてくれた彼女は、金色の長髪が綺麗な少し年下と思われる女性だ。白くて修道服っぽいものを身に着けている。
 自然な笑顔が似合っていて、それがとても眩しく見える。


「あっ・・・ようこそ創世教会へ。外は大変なことになっていますので、好きなだけご滞在ください。この建物内は悪しきものを寄せ付けましぇんあうっ!?」

「「・・・・・・」」

「あぅぅ・・・!また大事なところで噛みましたぁ・・・!」


 取ってつけたような挨拶だったが・・・・・・なるほど。

 ドジっ子シスターは・・・まあ、需要はあると思うぞ?多分。





 名前 アスト

 種族 人間 Lv31
 第一職業 上級剣士 Lv7
 第二職業 火焔魔法士 Lv6
 第三職業 舞闘家 Lv6
 スキルポイント3

 アナザースキル
 〖加速Lv9〗

 武器系スキル
 〖上級剣術Lv10〗〖上級槍術Lv10〗

 魔法系スキル
 〖火焔魔法Lv9〗〖幻影魔法Lv18〗

 生産系スキル
 〖中級錬金Lv16〗〖中級料理Lv14〗

 補助系スキル
 〖気配感知Lv9〗〖魔力感知Lv8〗〖魔眼Lv1〗

 戦闘スキル
 〖舞闘Lv10〗〖連携Lv9〗〖空中機動Lv7〗
 〖未来視Lv6〗〖疾風Lv3〗〖集撃Lv3〗
 〖先手Lv19〗〖鷲の目Lv17〗〖金剛力Lv4〗
 〖鉄壁Lv8〗

 称号スキル
 〖闘気Lv10〗〖魔気Lv7〗〖拡張Lv3〗

 スキルスロット29 残り6

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