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4章
218 ミレア VS フレグランス
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試合が開始され、両者同時に動き出した。
「『フレイムアップ』『エアリアルアップ』『アクアアップ』
『ストーンアップ』『ライトニングアップ』『スノウアップ』
『ダークネスアップ』『シャイニングアップ』『スカーレット・フォース』!」
「<武装変形>【大地の暴風短弓】っ!
『クイックアロー』『アブソリュート・ワン』
『インパクトアロー』『クリティカルスナイプ』っ!」
ミレアは定番の強化魔法詰め合わせ・・・かと思いきや少し違う。
火炎魔法と水流魔法も使用しているのはいいとしても、もう一つ。
この、『スカーレット・フォース』という呪文アーツが謎だ。
・・・と思っていたんだが、なんか見覚えがあるぞ?
あの緋色のオーラエフェクトは他でもない、あの魔法!
トライクリムゾンキメラが纏っていたやつじゃないか!
ミレアのスキル・・・ああうん、もう誤魔化すのはやめよう。
ミレアのアナザースキルの正体が一部だけ分かった気がする。
詳細は不明だが、目視して理解した呪文アーツの再現なのだろう。
何と言ったか・・・そう、<魔導書>みたいな感じだ。
あのキメラの話を聞いて戦いに行きやがったか!?
あいつ、わざわざ口にはしないまでも、もう隠すつもりが無いんだな?
僕が同種のスキルを持っていることも気づいているのかもしれない。
フレグランスの方は、必中の衝撃矢を早打ちで放った。
試合開始から五秒も経たずに、矢が強化されたミレアに到達し、命中した。
ミレアは避ける素振りも見せず、吹き飛ばされた。
回避行動をとるだけ無駄という判断だろう。
普通は体が反応してしまうものなんだが、ミレアに常識は通用しない。
回避行動をとらせるつもりだったフレグランスは、驚愕をその瞳に浮かべた。
とはいえそれはほんの一瞬のことで、直ぐに次の行動へ移る。
「<武装変形>【大地の暴風長弓】!
『エアリアルアップ』『マインドセット』
『リモートアロー』『アローレイン』っ!」
沈黙状態にならなかったミレアに歯噛みしながら、できるだけ少ない手数でミレアに矢を当てて魔法の使用を封じようとしている。
本当なら例の大技を使いたいのだろうが、それはミレアが許しそうにない。
「甘い甘いっ!『グランマグマ・フロー』『ブリザードフィールド』っ!」
ミレアは百を超えるフレグランスの矢を溶岩流で呑み込み、それを冷やして固めることで無効化してしまった。
範囲的に百本くらいで限界だと思うが、こんな防ぎ方があったとは。
リモートアローだけであれば、物理的破壊に弱い点を上手く突いている。
グランマグマ・フローは相変わらず謎だが、もう片方は分かった。
氷獄魔法Lv1呪文アーツ『ブリザードフィールド』。
指定範囲を急速冷凍する魔法だ。
セレナから仕入れた情報だが、氷雪魔法の上位とのことだ。
「まだまだあっ!『マグネコントロール』『アクアストリーム』
『エアリアルバースト』『エアリアルバースト』『エアリアルバースト』っ!」
「っ!?」
ミレアの反撃。
水流レーザーで破壊した固まった溶岩石を、磁力か何かで操りつつ、気流の力を借りて高速射出した。
あの一瞬で、よく魔法を選択できるものだな・・・。
フレグランスは必至に回避しようとして・・・
「させないよっ!
『イヴィルアイ』『イヴィルアイ』『イヴィルアイ』
『ダークバインド』『ライトバインド』『シャドウバインド』
『エレキスタン』『エレキスタン』『アイススタン』『アイススタン』っ!」
「なっ、攻撃の<多重魔法>と同時に拘束魔法だと!?
一体どんな思考速度と思考領域をしているのだっ!!」
フレグランスは防御も回避も封じられ、岩の弾丸が次々に着弾。
動きそのもそを封じているのは『イヴィルアイ』という魔法だろうか。
名前からして暗闇魔法の上位っぽいが・・・。
「ぐっ、だが・・・時間と距離は作った!
『マインドセット』『マインドセット』
『クイックアロー』『リモートアロー』
『アブソリュート・ワン』『アローレイン』
『レイン・ボウ』『ブラインドアロー』
『ホライズン・ハーフムーン』『クリティカルスナイプ』っ!!」
フレグランスがHPをレッドゾーンまで追い込まれながらも耐え抜き、距離と時間をつくることに成功。
十連続アーツはキツイのか、頭を押さえて膝をつきながらの発動だ。
回避不能防御不能。
HPを削り切って余りある矢の嵐。
それに対してミレアは・・・
「・・・それを待ってたよっ!
『ファントムクリエイト』『ファントムリバース』
『フレイムエクスプロージョン』『アクアエクスプロージョン』
『エアリアルエクスプロージョン』『ストーンエクスプロージョン』
『ライトニングエクスプロージョン』『スノウエクスプロージョン』
『ダークネスエクスプロージョン』『シャイニングエクスプロージョン』」
十の魔法を同時起動し、矢を回避しつつ更に詠唱を続ける。
「八つ重なりし極天の力!
神に別たれし対のモノたち!
今ひとたび混ざり合い、その真なる存在を示せ!
失われし九番目の属性・・・空間の力をここに!
・・・<固有魔法>『ディストーション』っ!!」
手元で発動せずに維持していた八つの爆発が融合。
そしてミレアから放たれたナニカは矢の嵐を呑み込み、一本残らず消滅させた。
何が起きたのか完全には分からないが、それは間違いない。
「・・・・・・。」
フレグランスは言葉が出ないようで、膝をついたまま呆然としている。
「うん、とっても楽しかったよっ!
『エアリアルバースト』『エアリアルバースト』っ!!」
「っ、しまっ・・・くあああっ!!」
ミレアが止めを刺し、フレグランスはポリゴンの欠片となって爆散した。
「『フレイムアップ』『エアリアルアップ』『アクアアップ』
『ストーンアップ』『ライトニングアップ』『スノウアップ』
『ダークネスアップ』『シャイニングアップ』『スカーレット・フォース』!」
「<武装変形>【大地の暴風短弓】っ!
『クイックアロー』『アブソリュート・ワン』
『インパクトアロー』『クリティカルスナイプ』っ!」
ミレアは定番の強化魔法詰め合わせ・・・かと思いきや少し違う。
火炎魔法と水流魔法も使用しているのはいいとしても、もう一つ。
この、『スカーレット・フォース』という呪文アーツが謎だ。
・・・と思っていたんだが、なんか見覚えがあるぞ?
あの緋色のオーラエフェクトは他でもない、あの魔法!
トライクリムゾンキメラが纏っていたやつじゃないか!
ミレアのスキル・・・ああうん、もう誤魔化すのはやめよう。
ミレアのアナザースキルの正体が一部だけ分かった気がする。
詳細は不明だが、目視して理解した呪文アーツの再現なのだろう。
何と言ったか・・・そう、<魔導書>みたいな感じだ。
あのキメラの話を聞いて戦いに行きやがったか!?
あいつ、わざわざ口にはしないまでも、もう隠すつもりが無いんだな?
僕が同種のスキルを持っていることも気づいているのかもしれない。
フレグランスの方は、必中の衝撃矢を早打ちで放った。
試合開始から五秒も経たずに、矢が強化されたミレアに到達し、命中した。
ミレアは避ける素振りも見せず、吹き飛ばされた。
回避行動をとるだけ無駄という判断だろう。
普通は体が反応してしまうものなんだが、ミレアに常識は通用しない。
回避行動をとらせるつもりだったフレグランスは、驚愕をその瞳に浮かべた。
とはいえそれはほんの一瞬のことで、直ぐに次の行動へ移る。
「<武装変形>【大地の暴風長弓】!
『エアリアルアップ』『マインドセット』
『リモートアロー』『アローレイン』っ!」
沈黙状態にならなかったミレアに歯噛みしながら、できるだけ少ない手数でミレアに矢を当てて魔法の使用を封じようとしている。
本当なら例の大技を使いたいのだろうが、それはミレアが許しそうにない。
「甘い甘いっ!『グランマグマ・フロー』『ブリザードフィールド』っ!」
ミレアは百を超えるフレグランスの矢を溶岩流で呑み込み、それを冷やして固めることで無効化してしまった。
範囲的に百本くらいで限界だと思うが、こんな防ぎ方があったとは。
リモートアローだけであれば、物理的破壊に弱い点を上手く突いている。
グランマグマ・フローは相変わらず謎だが、もう片方は分かった。
氷獄魔法Lv1呪文アーツ『ブリザードフィールド』。
指定範囲を急速冷凍する魔法だ。
セレナから仕入れた情報だが、氷雪魔法の上位とのことだ。
「まだまだあっ!『マグネコントロール』『アクアストリーム』
『エアリアルバースト』『エアリアルバースト』『エアリアルバースト』っ!」
「っ!?」
ミレアの反撃。
水流レーザーで破壊した固まった溶岩石を、磁力か何かで操りつつ、気流の力を借りて高速射出した。
あの一瞬で、よく魔法を選択できるものだな・・・。
フレグランスは必至に回避しようとして・・・
「させないよっ!
『イヴィルアイ』『イヴィルアイ』『イヴィルアイ』
『ダークバインド』『ライトバインド』『シャドウバインド』
『エレキスタン』『エレキスタン』『アイススタン』『アイススタン』っ!」
「なっ、攻撃の<多重魔法>と同時に拘束魔法だと!?
一体どんな思考速度と思考領域をしているのだっ!!」
フレグランスは防御も回避も封じられ、岩の弾丸が次々に着弾。
動きそのもそを封じているのは『イヴィルアイ』という魔法だろうか。
名前からして暗闇魔法の上位っぽいが・・・。
「ぐっ、だが・・・時間と距離は作った!
『マインドセット』『マインドセット』
『クイックアロー』『リモートアロー』
『アブソリュート・ワン』『アローレイン』
『レイン・ボウ』『ブラインドアロー』
『ホライズン・ハーフムーン』『クリティカルスナイプ』っ!!」
フレグランスがHPをレッドゾーンまで追い込まれながらも耐え抜き、距離と時間をつくることに成功。
十連続アーツはキツイのか、頭を押さえて膝をつきながらの発動だ。
回避不能防御不能。
HPを削り切って余りある矢の嵐。
それに対してミレアは・・・
「・・・それを待ってたよっ!
『ファントムクリエイト』『ファントムリバース』
『フレイムエクスプロージョン』『アクアエクスプロージョン』
『エアリアルエクスプロージョン』『ストーンエクスプロージョン』
『ライトニングエクスプロージョン』『スノウエクスプロージョン』
『ダークネスエクスプロージョン』『シャイニングエクスプロージョン』」
十の魔法を同時起動し、矢を回避しつつ更に詠唱を続ける。
「八つ重なりし極天の力!
神に別たれし対のモノたち!
今ひとたび混ざり合い、その真なる存在を示せ!
失われし九番目の属性・・・空間の力をここに!
・・・<固有魔法>『ディストーション』っ!!」
手元で発動せずに維持していた八つの爆発が融合。
そしてミレアから放たれたナニカは矢の嵐を呑み込み、一本残らず消滅させた。
何が起きたのか完全には分からないが、それは間違いない。
「・・・・・・。」
フレグランスは言葉が出ないようで、膝をついたまま呆然としている。
「うん、とっても楽しかったよっ!
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「っ、しまっ・・・くあああっ!!」
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