王城のマリナイア

若島まつ

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六十五、ノスケ・テ・イプスム - Nosce te ipsum -

 アルテミシアがレミの船でルメオ共和国北東部に位置するトーレ港へ着いたのは、サゲンの屋敷を出奔してから十日ほど後のことだ。
 夏でも冷涼なトーレ地方の十二月は、骨まで冷えるほど寒い。が、幸いこの日は快晴だったから、太陽が空気を温め、港で立ち働く人々にもささやかな恩恵をもたらしていた。世界屈指の大貿易港であるトーレ港には何隻もの貿易船が停泊し、様々な国からやって来た多くの船乗りたちの喧噪の中にいくつもの異国語が飛び交っている。
「ここでお別れか」
 毛皮を肩から羽織ったレミが船の上から呼び掛けた。既にアルテミシアはシャツの上に丈の短い羊毛の上着を羽織り、トランク一つを手に、様々な服装の人々が行き交う港へと降り立っている。
「そうだね。色々とありがとう」
 そう言ってアルテミシアが背を向けようとした時だった。
「待て、ミーシャ」
 と、レミが引き止めた。
 レミはドカドカと船を降り、アルテミシアの目の前に立った。口をへの字にして、腕を組んでいる。いつもの説教の前に見せる顔と似ているが、今回はどこか違っていた。レミはいつもより低い声で言った。
「お前よお、いい加減やめろよ。’考えるのやめた’ってやつ。それがお前の逃げなんだよ。だから眠ってる間に溜まり溜まったもんが頭ん中に流れて来んだよ」
 アルテミシアはぎくりとした。顔が強張るのを隠して笑おうとしたが、やめた。この兄貴分の前では無駄なことだ。毎晩悪夢にうなされてほとんど眠れていないことさえも知られてしまっているのだ。
「…ばれてた?」
「六年も一緒にいりゃあな」
 ヘッ、とレミが揶揄うように笑った。
「いいか。戦うにはまず敵を知ることだ」
「レミがわたしに軍学の講釈をするわけ?」
 今度はアルテミシアが揶揄うように笑ったが、レミは珍しく糞真面目な顔で人差し指を立てた。
「いいから聞けよ。お前の場合、敵はお前だ。小さくて卑屈で臆病なネズミのミーシャが、せっかくいい女になってきた大人のミーシャに噛み付いてんだよ。ネズミはすばしっこいから、振り払おうとしてもちょこまか逃げ回ってまた別の場所に噛み付くんだ。それを繰り返してるうちに、お前はどうしたらいいか分からなくなって考えるのをやめちまう。そしたらいつの間にか痛みに慣れて、気付いた時には傷だらけだ。しかも深いやつがあちこちにできてる。それも、お前は考えないことにしちまう。それで、お前が考えるのをやめた問題はどこだ?消えるか?違えだろ。消えねえんだ。痛みも問題も、消えねえんだよ。でもお前は知らんぷりだ。いいか、ミーシャ。それを、やめろってんだ。敵を知れ。‘ノスケ・テ・イプスム汝自身を知れ’だ。わかったか」
 アルテミシアは目をぱちくりさせて、珍しく長い弁舌を振るったレミのヒゲ面をじっと見た後、
「わかった」
 と言うなり、レミに抱きついた。
 レミは面食らった様子でちょっと固まっていたが、ぐしゃぐしゃと一つに縛ったアルテミシアの髪が乱れるほど頭を乱暴に撫で回すと、最後にバシッと背を叩いた。
「しっかりやれよ。どうにもならなかったら、俺がもらってやるからよ」
「それだけは絶対にごめんだね」
 アルテミシアはケタケタと声を出して笑った。ずいぶん久しぶりに笑ったような気がした。
「ありがと、レミ」
「おう、じゃあな」
 レミは港の人混みに消えていくアルテミシアの背中を見送り、船へ戻って行った。
 大貿易港を有するトーレ地方は、港から歩いてすぐの場所に多くの商店が立ち並ぶアキオ通りという大通りがある。これが街の中心である大きな広場に繋がり、更に広場からは多くの道が放射線状に伸びて、あちこちに流れる運河と共にトーレの街を形成している。
 中でもアキオ通りはトーレ最大のメインストリートであり、地元民だけではなく、商売にやって来た貿易商や船乗りたちも多く往来するから、露天商を含め、このアキオ通りにある店は宝石商や書店など、どれを取っても古今東西の様々な物が売買され、店の種類も取り扱う商品も雑多だ。稀に古くてボロボロの冊子が家と同じ値段で取り引きされることもある。
 アルテミシアは普段ならこういう希少本は手に取らずにいられないタチだが、ちらりと横目で擦り切れた表紙を見るに留めた。その代わりに、通りのはずれで馬を売っていたひょろりと背の高いエル・ミエルドの商人から、馬を一頭買った。やや小柄ながら栗毛の美しい馬で、たてがみも馬体と同じ色をし、額に小さな白星があり、それが流星のように鼻の頭まで細く伸びている。馬商には隣の黒鹿毛の牝馬の方がもっと大きくてよく走ると勧められたが、迷わず栗毛の牡馬を選んだ。ティグラ港に置いて来たデメトラに少し似ていたから、というだけの理由だ。アルテミシアはこの馬をアレイオンと呼ぶことにした。
 市街地を流れる運河を眺めながら広場から伸びる路地を抜け、中心地から遠ざかって行く。人家や運河を通る小船の数がまばらになった頃、目の前になだらかな丘陵を有する牧草地帯が現れた。目的地は近い。

 ドナ・ジリアーニはここのところ、ついひと月程前にトーレへ越してきた昔の女主人と毎日のように顔を合わせている。理由は、いくつかある。
 まずは、香辛料の事業で成功した息子の屋敷には気の利く使用人と働き者の嫁がいるために自分の仕事がないということだ。孫たちも大きくなって町の学校に毎日行っているため、世話を焼く者もいない。かと言って、貧しい家の出身だったドナには生粋の富裕階級のトーレの奥方たちと一緒に午後のお茶会を楽しむようなことも性に合わない。家族と過ごす時間はドナにとっては幸せそのものだが、ここでの生活は退屈なものでもあった。
 そこへ、かつて令嬢の教育係として仕えていたベルージ家の奥方が転がり込んできたのだ。木々の葉が赤く色付く頃のことだった。
 豪邸とまではいかないまでも瀟洒で美しい煉瓦造りのジリアーニ邸の門を叩いたかつての女主人は、ドナの顔を見るなり抱擁したりはせず、大きなトランクをひとつ足元に置いて礼儀正しくドナの手をそっと取り、
「お久しぶりね、ドナ。一応、最初に言っておきますが、‘奥様’とは呼ばないで頂戴ね。わたしはもう、誰とも結婚していませんから。ただのマルグレーテ・フェレールです」
 と言った。
 ドナはこの一言に度肝を抜かれたが、思わず
「それはおめでとうございます」
 などと口走った。礼節を重んじるドナはしまったと思ったが、これが失言などではないことは、マルグレーテの晴れやかな笑みを見ても分かる。
 顔を合わせるのが何年ぶりになるかドナは正確には思い出せなかったが、確か「ミーシャお嬢さま」が大学に入った時に陰険なベルージ家の当主に解雇されて以来会っていないから、十年ほどにはなるだろう。
 ところが、十年も経ったというのに、マルグレーテは当時よりも余程若々しく見えた。既に成人した子供がいるとは思えないほど肌艶がよく、茶色の瞳はきらきらと希望に満ちている。これほど元気そうな奥方を見たのは、初めてのことだ。
 驚いたことは、もう一つある。元の姓に戻ったというマルグレーテ・フェレールの後ろから、かつて同僚だったロベルタがフワフワの白い髪を上下にワサワサと揺らしながらやって来たことだ。ロベルタとはパタロアの本家で一緒に働いていた頃、よく陰でエンリコ・ベルージの悪口を言い合っていたものだった。
 再会をじっくり喜び合う間もなく、次のマルグレーテの一言がこの驚きに拍車をかけた。
「農場を買いたいの。できれば動物がいるところ。でもわたしは屠殺はできないから、羊がいいわ。毛刈りならできるもの。物件を探すのを手伝ってくれる?ドナ」
 ドナは思わず笑い出した。こうして難しい要求を簡単なことのように淡々と言い放つところは、昔とちっとも変わっていない。その上、話し振りが母娘揃ってそっくりだ。
 こうして、朝から晩までこの二人の居候のために農場探しをする日々が始まったのだ。
 ところがそれから数日して、物件が思わぬところで見つかった。息子の妻の父親が所有している丘の上の農場だった。跡継ぎもなく年を取ったため、農地を半分譲ろうと考えていたらしい。マルグレーテは話を聞いた翌日に現金をたんまり持って農場へ行き、敷地の全体とその一画に建っていた長らく使われていないらしい石造りの大きな家を簡単に見学すると、その日のうちに空き家を含む農場の半分と羊と馬を合わせて何十頭か買い取ってしまった。
 この農場が、ドナの暮らす郊外の屋敷から歩いて三十分ほどの場所だったから、農場の仕事にも家の修繕にも全く慣れていないマルグレーテとロベルタを手伝うために、ドナは近所の男手を集めて毎日この牧場へ通っている。
 これが、マルグレーテと毎日顔を合わせている二つ目の理由だ。
 ところが、ドナにとって最も驚くべきことが起こったのは、農場の家がようやく人が住むのに相応しい程度に綺麗になった頃のことだ。
 この日もドナは近所の男手を集めてマルグレーテの農場へ行き、男たちが腐ったり壊れたりした柵や扉の修繕に精を出しているのを尻目に羊や馬や牧羊犬の世話をしていた。これがマルグレーテが現れてからの新しい日常だ。
 ところが昼頃、いつもと違うことが起きた。十二月の寒空の下で船乗り風の服を着た人物が、栗毛の馬に乗って現れたのだ。男性のような格好をしているが、遠目からでも女性なのがわかった。
(どなたかしら)
 とドナが首を傾げていると、マルグレーテが突風のように石造りの家から飛び出し、馬を降りたその女性と抱き合った。この時、相手が誰か理解した。顔を見る前にドナは口を押さえてぼろぼろと涙をこぼしていた。もう二度と会えないと思っていた‘ミーシャお嬢様’を前に、ドナは「こんなに髪を短くして」などと叱ることもできなくなった。
「ドナ!」
 とすっかり大人になったアルテミシアが胸に飛び込んできたとき、ドナはこの娘を実の子と同じくらい愛していたことをまざまざと思い知った。

 こうして、アルテミシアとマルグレーテとロベルタと、毎日のように世話を焼きにやって来るドナの生活が始まった。
 元々は農場で雇っていた労働者たちが住み込む為に建てられた家だったから、二階建ての質素な造りではあるが、部屋数がとにかく多く、風呂も広い。
 アルテミシアがこの家に来て最初にしたことは、カーテンを選ぶことだ。大貿易都市のトーレには港の他にも市場が多くあり、農場から馬で二十分ほどの場所にもトーレで二番目に大きな町がある。そこへ、母親のマルグレーテを連れ立って買い物へ出掛けた。
 母親と二人で買い物など、人生で初めてのことだ。それどころか、母と同じ馬に乗ったのも初めての経験だった。最初はひどく場違いな気分だったが、マルグレーテがフンフンと機嫌良く鼻歌を歌って快適そうにしていたから、アルテミシアも楽しくなってきた。
 生地屋に着くと、マルグレーテは上機嫌にアルテミシアを見、
「お前のドレスの生地も買わなくてはね」
 と声を弾ませた。今着ているイノイル風の青いドレスは身体の線に沿う形だから、異国人が多く行き交う港の周辺であれば目立たないが、地元民しか住んでいない農場の周辺では少々目立つ。
 筒状に丸められた生地が所狭しと置かれた店内を一通り見回った後、マルグレーテが店の女将にあれこれと要望を出しキビキビと買い物を始めたので、アルテミシアもそれに倣うことにした。さすがは大貿易都市のトーレだけあって、とにかく取り扱いの幅が広い。生地は生産地ごとに色の濃い順に並べられ、織り方や素材も地域によって様々だ。それも国内外を問わず様々な地域で作られたものが集められているから、好みの色を選ぶだけでも全て見るのにはかなりの時間が掛かった。
 アルテミシアとマルグレーテは時折色や柄の趣味が合わなくて言い争ったが、何とか折衷案を見つけて折り合いを付け、結局カーテンよりもアルテミシアのドレスの生地を多く買うことになった。
「親子なのに、今まで互いの色の好みも知らなかったなんてね」
 夕陽を頬に受けながら、帰りの馬上で母が嬉しそうに笑った。
 突然現れた娘を質問攻めにせず、すんなりと受け入れてくれた母親や乳母たちの寛大さが、アルテミシアにとっては何よりもありがたかった。
 トーレの町での生活は、アルテミシアに束の間の心の平安をもたらした。やることが山積みだったからという理由もある。そのうちのひとつが、オオカミ狩りだ。山が近いこのアレブロという地域では、家畜がオオカミにやられてしまう被害が多く出ていて、オオカミの群れを追い払うために地元で結成された猟師団に、アルテミシアも参加した。
「ドレスのお嬢さんには無理だろ」
 と、ヴィンチェンゾという猟師の青年が揶揄するように言ってきたので、腹を立てたアルテミシアは馬上からナイフを投げてヴィンチェンゾの栗色の長い結い髪を根元から切り落としてやった。結局、リーダーのオスを始め数頭のオオカミを仕留めて群れを追い払うことに成功したが、その後はアルテミシアがヴィンチェンゾに言い寄られることになった。曰く、「その暴れ馬っぷりにシビれた」らしい。
 それから二週間、ヴィンチェンゾは毎日のように農場へやって来ては羊や馬の世話を手伝ってアルテミシアに無駄話をしていく。アルテミシアには最初に振られているのに、少しでも距離を詰めようとしているらしい。アルテミシアはちょっとうんざりしながらも、世間話には付き合ってやっている。やや自意識過剰なところはあるが、話し相手としては面白い男だ。

「ヴィンスの坊ちゃんはなんでダメなんです?」
 とロベルタが尋ねてきたのは、いつものように四人で円卓を囲みながら五日後に控えた新年の祝いのための月桂樹や松の枝のリースを作っている時だった。
「サゲンじゃないから」
 と喉まで出かかったが、直前でやめた。
「…いい奴だけど、そういうんじゃない」
 アルテミシアは枝を編み込みながら、顔も上げずに言った。
「ああ、そう言えば奥さ――グレタ・・・
 ドナは未だに元の女主人のことを愛称で呼ぶのに慣れないらしい。ドナはちょっと改まるように作りかけのリースをテーブルに置いた。
「ミーシャおじょ――」
 と、またしてもドナは昔の癖を出したが、アルテミシアのぎょろりとした目を見て咳払いをし、言い直した。
ミーシャ・・・・にもう一人、求婚者がいますよ」
「あらあ」
 ロベルタはニコニコと笑って席を立った。紅茶を入れるためだ。アルテミシアはまるで他人の話を聞くように話に興味を示さず、黙々とリースを編んだ。
「農場の権利関係の手続きのために何回か役所へ行ったとき、毎回対応してくれた男性を覚えてます?」
「覚えてないし、その人とも会わないよ」
 アルテミシアのにべない返事に、ドナは頷いた。
「そう仰ると思って、‘自分から声を掛けない方はうちのミーシャに紹介できません’と言っておきました」
「まっ、手厳しい。さすがはドナね」
 マルグレーテはおかしそうに笑い声を上げた。
「ずいぶんお綺麗になられましたもの。男性が放っておかないのは当然です」
 そう言いながら、ロベルタが紅茶のポットとカップを四つ盆に載せてやってきた。
 アルテミシアはもう一人、アレイオンの蹄鉄を打ってくれた鍛冶屋のパオロにも出会った次の日に結婚を申し込まれたことを黙っておくことにした。
「…お前には、バルカ将軍だけなのでしょう?」
 マルグレーテが急に核心を突いた。アルテミシアは沈黙した。
「まあ、話したくなったら話しなさい。ここにはお前のことを誰よりもよく知っている人がいるんだから」
 アルテミシアはリースから顔を上げ、ドナの顔を見た。ドナの穏やかな笑みを見た途端、急激に泣きたくなった。
「サゲンに会いたい…」
 口に出した時には指とリースの葉が涙で濡れていた。
(ああ、ネズミのミーシャだ)
 アルテミシアはレミの言葉を初めて本当に理解した気がした。ネズミの噛み痕が深い傷となって血を流している。

 この夜、マルグレーテとロベルタがそれぞれの寝室へと下がった後、アルテミシアは泊まることになったドナと暖炉の前で紅茶を飲んでいた。
 とても二人には話せない。従妹のマリエラがヒディンゲルに何をされたか知れば、ひどく傷付くことになるだろう。彼女たちには、マリエラのことでこれ以上心を痛めないで欲しかった。
 ドナにも聞かせたくないことは多い。しかし、このまま仕舞い込んでおくこともできない気がする。かと言って、何から話すべきなのかも分からない。
 アルテミシアが黙ったままでいると、ドナが突然笑い出した。
「お嬢さま…いえミーシャ。昔から変わりませんね」
「何が?」
「話したいことがあると、かえって歯を食いしばって黙りこくる癖です。わたくしがその癖に気付いたのはあなたが四つの時でしたけれど――」
 ドナは幼いアルテミシアがどんな子供だったか思い出話を始めた。
 アルテミシアが驚いたのは、ドナがいちいちアルテミシアの当時の年齢や言った言葉を記憶していたことだった。ドナの言葉がそのままアルテミシアの成長記録のようだった。
「あの利かん気の強いミーシャが、女王陛下の通詞になって、海賊と戦ったなんて、グレタから聞いたときは心配で心配で倒れそうになりましたけれど、立派にお勤めになって…ドナは鼻が高いですわ」
 すっかり涙もろくなったドナが袖で涙を拭いた。
「違う。そんなんじゃない…」
 今度はアルテミシアが涙を流した。ドナの顔を見ることができず、紅茶のカップの取っ手に触れたままの自分の指を見ていた。ぱたぱたと指に生温い涙が落ちる。
「ドナが誇れることなんてひとつもない。きっと本当のことを知ったら、そんなふうに思えない」
「そう思います?」
 ドナは薄い目蓋を優しく細め、背筋をピンと伸ばして居住まいを正した。
「じゃあ、試してみたら如何ですか?知らないことを探求するのが、あなたでございましょ」
 アルテミシアは顔を上げてドナの顔を見た。これまで見た中でいちばん優しい顔をしていた。
「お酒…」
「お酒に逃げるのは、臆病者のすることです」
 ドナはぴしゃりと言った。
 ぐっ、とアルテミシアは言葉を飲み込み、やがて観念したように口を開いた。
「わ、わたし、じぶんが嫌いになりそう。どうしたらいい?」
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