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第三章
嬉しい約束
先生との甘く深いキスに夢中になる。
もっと、もっと先生を感じたいと思っていたのに、先生の俺を包む腕が緩んで唇がそっと離れていく。
それでも俺はまだくっ付いていたくて、今度はギュッと先生に抱き着いた。
「南……」
困ったような掠れた声。
まだ仕事が残っていると言っていたから、もう俺の相手をしている暇は無いんだろうな。
だけど先生のその手は、俺の髪を優しく優しく何度も撫でている。その仕草が、先生も俺とまだ一緒に居たいと思ってくれているんだと思えて、心の中がほっこりと温かくなった。
「なあ、南。ゴールデンウイークに、渚らとコテージに泊まりに行くことになってるんだが、お前も行くか?」
「えっ!? 良いの?」
いい加減、先生を困らせるような真似をしてはいけないなと、抱き着いていた腕の力をゆっくりと緩めて、気持ちを切り替えて帰る準備を心の中でし始めていた俺は、突然の先生の嬉しいお誘いに一気に舞い上がる。
喜色満面で顔を上げたら、優しい瞳の先生とパチリと目が合った。
「ああ。無理やり強制参加をさせられる羽目になっちまったから、南が来てくれれば俺は嬉しいんだが」
「行く! 先生が居るんなら、俺どこにでも行くよ!」
「そうか。じゃあ、後で渚に連絡入れておこう」
「うんっ」
先生と……、先生とゴールデンウイークの約束しちゃった! しかも旅行だって!
嬉しくて、その嬉しさを先生にしっかり伝えたくて、俺は先生にもう一回しがみついてグリグリと額を先生の胸に擦り付けた。
「喜んでくれたようで良かったよ」
先生は、ギュッと俺のことをしっかり抱きしめて、それからゆっくりと俺を抱きしめる腕の力を緩めた。
「来月の終わりには中間考査が始まるから、後でジタバタしないようにしっかり勉強に励むんだぞ」
「う……、はい」
もうっ、せっかく甘く幸せな気分に浸っていたのに、どうしてまた教師の顔に戻るかな。
ぷくっと膨れて返事をしたら、先生はおかしそうに笑った。
「じゃあ、俺もう帰るね」
「ああ。気をつけてな」
「うん」
とってもとっても名残惜しいけど、俺はなるべく明るく手を振って、先生の準備室を後にした。
もっと、もっと先生を感じたいと思っていたのに、先生の俺を包む腕が緩んで唇がそっと離れていく。
それでも俺はまだくっ付いていたくて、今度はギュッと先生に抱き着いた。
「南……」
困ったような掠れた声。
まだ仕事が残っていると言っていたから、もう俺の相手をしている暇は無いんだろうな。
だけど先生のその手は、俺の髪を優しく優しく何度も撫でている。その仕草が、先生も俺とまだ一緒に居たいと思ってくれているんだと思えて、心の中がほっこりと温かくなった。
「なあ、南。ゴールデンウイークに、渚らとコテージに泊まりに行くことになってるんだが、お前も行くか?」
「えっ!? 良いの?」
いい加減、先生を困らせるような真似をしてはいけないなと、抱き着いていた腕の力をゆっくりと緩めて、気持ちを切り替えて帰る準備を心の中でし始めていた俺は、突然の先生の嬉しいお誘いに一気に舞い上がる。
喜色満面で顔を上げたら、優しい瞳の先生とパチリと目が合った。
「ああ。無理やり強制参加をさせられる羽目になっちまったから、南が来てくれれば俺は嬉しいんだが」
「行く! 先生が居るんなら、俺どこにでも行くよ!」
「そうか。じゃあ、後で渚に連絡入れておこう」
「うんっ」
先生と……、先生とゴールデンウイークの約束しちゃった! しかも旅行だって!
嬉しくて、その嬉しさを先生にしっかり伝えたくて、俺は先生にもう一回しがみついてグリグリと額を先生の胸に擦り付けた。
「喜んでくれたようで良かったよ」
先生は、ギュッと俺のことをしっかり抱きしめて、それからゆっくりと俺を抱きしめる腕の力を緩めた。
「来月の終わりには中間考査が始まるから、後でジタバタしないようにしっかり勉強に励むんだぞ」
「う……、はい」
もうっ、せっかく甘く幸せな気分に浸っていたのに、どうしてまた教師の顔に戻るかな。
ぷくっと膨れて返事をしたら、先生はおかしそうに笑った。
「じゃあ、俺もう帰るね」
「ああ。気をつけてな」
「うん」
とってもとっても名残惜しいけど、俺はなるべく明るく手を振って、先生の準備室を後にした。
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